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あれ・・・「お」or「ご」?|気になる言葉vol.1

こんにちは。せれーのです。

さて、突然ですがみなさんは仕事をしていて「あれ?」と思う言葉はありませんか?

わたしは仕事をしていると、よくそういう言葉に出会います。
「コンプライアンス」「コンセンサス」などの新しいカタカナ語や「おっしゃられる」「ご連絡させていただきました」などの違和感のある二重敬語などなど・・・。
もちろん、知っている人は知っている、その言葉をよく使う業界では当たり前、ではありますが、経験や知識がないと知らなかったりしますよね。

しかし、スウィングマンは企画書を書いたり、目上の方と接することも多い仕事。正しい理解でボキャブラリーが豊富なことは強みにもなります。

わたしはふだんそういう言葉に出会ったときは調べているのですが、せっかくなので初めて知った言葉や改めて理解した言葉をnoteで少しずつ紹介していきたいと思います。


その出会いは突然に・・・

ある日、目にした1通のメール。
「○○のお手配をお願いいたします。」

・・・ん?お手配?ご手配じゃないのかな?
そもそも「お」と「ご」はどうやって使い分けるんだろう・・・?

ということで、初めての今回のテーマは「手配」は「お」or「ご」どちらが正しい?です。

「お」と「ご」

日常でも使われる接頭語の「お」や「ご」。
そもそも接頭語とは

構成要素の一。単独では用いられず、常に他の語の上について、その語とともに一語を形成するもの。語調を整えたり、意味を添加したりする。「お話」「こ犬」「御親切」などの「お」「こ」「御」の類。接頭辞。⇔接尾語。
(コトバンクより引用)

「お」と「ご」は他の語の上につくことで多くの場合、尊敬語や謙譲語、美化語などの敬語になります。

「お」と「ご」の違いは?
例外はありますが、「お」と「ご」の違いについては

和語(日本の言葉、訓読みする語)の頭には「
漢語(中国の言葉、音読みする語)の頭には「

が付くと言われているそうです。


手配は「お」or「ご」?

さて、最初の疑問に戻ってきました。
では、手配はどうなるのでしょうか?

結論は、「どちらでもよい」そうです。
そんなのあり?!と思うかもしれませんが、ここには理由があります。

それは、例外の存在。

先にも”例外はありますが、”と書いているように
「お」+和語
「ご」+漢語
という使い方以外にも

「お」+漢語になる場合
「ご」+和語になる場合
「お」と「ご」両方が使える場合

があります。

「手配」について、英語部ー「ご手配」と「お手配」の意味の違いと使い分けによると、「訓読み」+「音読み」(湯桶読み)であるため、基本的に「お」をつけても「ご」をつけても良いのだそうです。
しかし、「ご手配=尊敬語」「お手配=美化語」ということで持つ意味合いが異なるようですね。

最後に

今回「お」「ご」について調べているなかで論文なども読みましたが、例外については具体的な説明に踏み込めているものは少ないそうです。
日本語も奥深いということですね。


「手配」についてはどちらでもよいという結果になりましたが、意味合いの違いを知ることができ、自分のなかでの選択肢を増やすことができました。
わたしは学術的なことは書けませんが、調べること、それを自分の言葉で書き起こして理解することで今回みたいに解を得るだけでなく引き出しを増やすことにも繋がることが実感できました。

これからも、日常で出会った「あれ?」を紹介していきたいと思います。
みなさんもぜひ一緒にボキャブラリーを増やしていきませんか?

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