生まれ変わっても、貴方の歌を聴きたい。

ひきこもりでもライブがしたい!~すーぱーまふまふわーるど2019@メットライフドーム~から1年が経って

今日でもう1年が経つ。
今これを書いている日は2020年6月22日。
そう、まふまふさんが歌い手として初めてドームでライブを行った、あの伝説から。

2019年2月15日。
大事なお知らせがあるからツイキャスをすると話があった。
私は小さな携帯の画面の前で正座をしながら、その「大事なお知らせ」を待つ。
その大事なお知らせとは「メットライフドームでのライブ開催」
私は堪らず歓喜し、涙が溢れ、傍にいた親にはぎょっとした顔で見られた。
まふまふさんが歌い手初のドームライブを開催すると、友達にすぐさまLINEを飛ばした。
普段の私が私でいられなくなるほど、私にとって大きな出来事で、嬉しい事だった。



2019年6月22日。
待ちに待った「ひきこもりでもライブがしたい!~すーぱーまふまふわーるど2019@メットライフドーム~」の開催日。

天気は生憎の雨。

実はまふまふさんが今まで開催してきたライブは雨の確率が高めである。
守護神が「まふてる」というてるてる坊主でありながら、雨の日が多いこのことは、リスナーの間でもちょっとした話題だ。(と私は思っている。)

私はこのメットライフドームでのライブ参戦がまふまふさんのライブの初参戦だった。
電車に乗れば、周りにいる人達がみんな、ライブの装いをしていて、それだけで気分が上がった。

物販は雨の影響などで列が止まってしまうこともあり、長い時間並んでいたが、今そのことを一緒に並んでいた妹と話すと、それもまた楽しかった、と良い思い出になっている。



17時30分ちょっと過ぎ。

いよいよライブが始まった。
オープニング映像で強い世界観に引き込まれる。
と、始まったイントロは明日色ワールドエンドの最初を飾った「輪廻転生」

そこからアップテンポな曲が続き、MC後には矢継ぎ早に新旧の曲が披露された。

会場のボルテージがあがったと思ったライブ中盤。会場の雰囲気は一転した。
「朧月」から始まったバラードメドレーには、会場全体が聴き入っていた。

その後にはまふまふさんがホログラムで登場し、会場をまた湧かせていく。

その後センターステージに移動し終わった次の曲、まふまふさんが歌い始めたのは「彗星列車のベルが鳴る」

この曲で、私は忘れられない光景を目にすることになる。

まふまふさんがステージに移動したあと、私はこっそり後ろを見てみた。
会場はまふまふさんのイメージカラーの白だけでなく、相方であるそらるさんの青色も灯されていた。
青と白で包まれた会場は宛ら星空のようで、とても綺麗で、思わず見惚れてしまったと同時に涙が零れていた。
この光景は一生忘れることは無いだろう。

そのあとも曲は続き、アンコール。

リスナー全員がどこから登場するのかと胸を躍らせて待っていたその時。
気球に乗ったまふまふさんが上空に現れた。
会場内のボルテージは一気に上がり、再び会場内は一体となった。

MCではまふまふさんが過去を回想され、最後に「もう一度生まれ変わるときが来たら、僕に生まれたいです。ありがとう」という、リスナーにとって最高の言葉を残してくれた。

最後は「すーぱーぬこになりたい」
にぼしコールが会場全体に響き渡り、会場が一体となってライブは終わった。



あれから1年経った今でも、あの日のことを鮮明に思い出せる。
これから先、一生、あの日のことを覚えていると思う。



私はメットライフドームでのライブで、改めて思ったことがある。
それは、まふまふさんの歌は魔法のよう、ということだ。

アップテンポなロックサウンドからピアノが映えるバラード、ダークロックにポップチューン。
様々な音を紡ぐまふまふさんの歌を聴いていると、魔法を見たことは実際にはないけれど、手品を魔法と思って目を輝かせた、あの頃の気持ちになれる。
どのまふまふさんの歌を聴いても最後には胸が踊って仕方がない。
だから私はまふまふさんの歌は魔法みたいだと思うのだ。



本当は2020年3月25日に東京ドームでライブを開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった。

だが、今の辛い時期を乗り越え、次の夢を見たとき、それは何物にも代え難い景色になると思う。
そんな日を夢に見て、次に会える日を待ち続けていきたいと思う。

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