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辻褄

辻褄を合わせるだけで精一杯の、面白みのない毎日を繰り返す。

とりあえず今日も生き抜いた、という実績。
内容が伴ってなければ実績として認められないとしたら、随分昔から死んでたってことになる。

生きながらに死んでいるって意味では大差ないか。
今更死のうなんて思わないけどさ。


最近はお気に入りのスニーカーを履いて、できる限り化粧もして、ちょっとお洒落にも気を遣いながら過ごす日が増えたのは良い兆しだと思ってる。

ファッションのトレンド?とか気にして生きてこなかったけど、トラックジャケットが流行るらしいとか、今季はポロシャツがかなり人気になりそうとか。真相は知らないけど。
欲しかった服を買ったから着て出掛けたいけど、既に暑い日が続いていて、とてもじゃないけど着れそうにない。
かと思ったら、急に肌寒かったりする。

心配しなくても予定なんてないけど、人と会う時くらいは服を着たり化粧をするところまで含めて楽しみになるのが理想だと思う。

約束が無さすぎるのは寂しいけど、約束したらしたでちょっと億劫になる時もある。
それでも約束が出来る相手が居るってことは幸せなことかも知れない。

そして、ちょっとオシャレな服にはちょっとオシャレなアクセサリーも合わせたくなるのが人間の欲なのか。

ハンバーグステーキに付け合わせの人参のグラッセやクレソンみたいな?
なくてもハンバーグには一切影響ないけど添えられてるだけで何かいい雰囲気になるやつだ。

前置きが長くなった。書きたいのはオシャレに興味が出てきた話ではなくて、辻褄の話だ。

「最近あった面白い話して」
「面白いことなんてそんなに無いですよ〜」
「無くても面白い話を作れば良いんだよ」
「それって作り話…つまり嘘、ですよね?」
「面白ければ良いんだよ」

嘘をつくと巡り巡って辻褄が合わなくなる。
嘘をついた本人は過去の話など忘れるんだろう。
それだから辻褄の合わなさに、疲弊する。