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提言:Clinical PharmacologistはClinical Strategyを担うべきではないか?
どうも、田中@臨床薬理屋です。ご無沙汰してます。
これまでの記事で、製薬メーカーの一開発担当者がリストラを経て臨床薬理屋として小さなコンサルティングファームで働くまでの過程や、製薬メーカー外部に医薬品開発の専門家が位置していることの意義をお話ししてきました。
驚くべきことに、同じような考えを持った投資家集団が、医薬品開発コンサルティングファームのグローバルネットワークを作るという事業に乗り出し
なぜ製薬会社キャリアから降りたのか:"独立系"臨床薬理コンサルタントキャリアを選んだ理由
テーマ設定で自分を縛りすぎてノート更新が滞ってしまうのもよくないと思い、あえて前回からの続き物を書くのをやめ、徒然なるままに思いついたテーマで書こう、でないと続かないと思いました。。
プロフィールには「臨床薬理コンサルタント」なる怪しげな職種で自己紹介を行ったのですが、今日はここに至った背景をお話できればと思っています。
振り返り:なぜこの業界にやってきたのか?僕が学生生活を送ったのは、まだ薬
BIA10-2474事件ーTGN1412事件との違いは何か?
どうも。田中@臨床薬理屋です。
少し間が空いてしまいましたが、前回までのTGN1412の特集はいかがだったでしょうか?
実は、この特集をやるにあたってTGN1412事件について改めて調べることになり、記事を書きながら考察を深めていくことで、初めて気づいたことがいくつかありました。ちゃんと調べるというのは大事なことですね。
TGN1412事件については原因がなんとなく見えてきたこともありここで
ヒト臨床試験を始めるための非臨床試験ー臨床試験のリスクを担保する毒性試験
どうも。田中@臨床薬理屋です。
前回記事で、
医薬品開発において重要なことは、この次のアクションのリスクの把握にあります。と書きました。TGN1412事件では、薬理作用は期待通りに発揮されたのにも関わらず、サイトカインストームという重篤な全身炎症状態を引き起こしてしまいました。
何故そのリスクを予測できなかったのか?これを考察していく必要があります。
しかしその考察にはかなり時間がかかりま
TGN1412事件ーヒト初回投与試験の抱えるリスク
どうも。田中真吾@臨床薬理屋です。
このnoteとtwitterのオフィシャルアカウントを開設して1週間がたっているのですが、フォローワーはなんと0人のままです!
このアカウントはオフィシャルアカウントとしてあくまでコンテンツで勝負し、フォローバックを期待するようなフォローは行わないと心に決めているので仕方ないのですが、何のレスポンスもないというのは寂しいものです。
ただ、まだコンテンツがほ