【ポケモンSV】Showdown!で最近回していた構築

はじめに

私はシングル6350で普段回しているので、悪しからず。いくつか構築を回していて、面白そうな構築だったり、可能性を感じるものを紹介する。


【イルカマン入り受けループ】

イルカマンの「マイティチェンジ」を活かした受けループ。

理想はイルカマン→ラッキーorドオー引き→ステロあくび等でサイクルを回しながらイルカマン着地で全抜き。

性質上、後続に負担が掛かりやすい構築なのだが、クッション枠を採用することで少し楽に動ける。このコンセプト自体は間違っていなかった。

だが、問題点がいくつかあった。

まず、受けループである必要性がそこまで無いこと。周りでどれだけ受けようとも、最終的にイルカマン自身が「ウェーブタックル」でゴリゴリ削れるので、ループができるほどではない。なので、あくび+ねがいごとで相手を流せるブラッキー等の採用をするなどが好ましいだろう。

次に、あり得ないほど「サーフゴー」に隙を見せること。特にラッキーがちきゅうなげ1Wかつ変化技に対しては完全に無力なので、明確な特殊仮想敵が現れるまで、この枠はハピナスで良い可能性がある。

結果として、イルカマンを採用するならば、相手サイクルにもっと負荷を与える必要性がある。クッションが必要という思考自体は間違っていないのだが、少し構築の考え方として過剰だった。


【カイリューミミガッサ】

chi-yu→イーユイ

カバ+抜きエース+対面構築。シンプルな対面構築。

パワーが高い駒でそろえているので、総評としては悪くはないのだが、ステロ枠がそもそも微妙。カイリューのノーマル神速の崩し性能も正直あまり魅力的ではない。

ミミガッサというアーキタイプが今作にも通用するか自体が正直怪しい。サーフゴー等に対して、シンプルにキノガッサの通りと役割集中が通りやすい環境では無いのも起因している。

ギャラドスは対面構築には合っている。ミミッキュも確定でいい。それ以外をもっとカスタマイズすれば強くなると思う。このゲーム、「きあいのタスキ」が欲しい枠が多いので、それをキノガッサに任せるのはあまり得策ではない。

仮に添削するとして、カイリュー→トドロクツキはアリ。水・氷の一貫はヤバいので、あとはなんか適当にそこらへんをぶっ倒せる枠を採用すれば、そこそこ強いかな。タスキガッサは絶対いらん。


【毒菱マスカーニャ+加速クエスパトラ】


どくびし使いで最速の「マスカーニャ」を軸に採用。相手を毒にしながら有利なアドバンテージを稼ぐことを目標とした構築。

次に「クエスパトラ」の採用。夢特性かそくで守る+身代わりが自然に採用できるのと、無効になるどくタイプに対して圧力を与えることが期待できる。

それ以外はどくびしが無効になる「はがね・どく」に対して睨みが効かせられるポケモンたちを採用。身代わりを採用することでスリップダメージを嫌った交代が期待できる。

総評から言うと、イマイチもったいない。剣盾では有力などくびし使いである「ペンドラー」の存在だったり、かそく持ちでも「バシャーモ」・「サメハダー」などがいたので、成立していたが、クエスパトラではアタッカーとしてはイマイチ。

逆に言えば、どくびし+みがわりのコンセプトは実戦でもしっかり決まりそうなレベルで、そちらに関しては問題ないと感じた。

それで言うと、どくびしは「相手どくタイプが踏むと消える」という効果があり、選出段階でドヒドイデ・ブロロローム・ドオーなどがいると厳しく、マスカーニャの範囲では抜群が取れないので非常に噛み合いが悪い。

ペンドラーの強みは「じしん」を覚えることで、どくタイプに牽制できていたのも強みの1つだったが、マスカーニャでは少し厳しい。少なくとも構築の軸にできるほどのパワーは無い。

まあ、大体この辺りだろうか。面白い構築ができたらまた更新する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?