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【ポケモンSV_単体考察】アイヘ電磁波ドドゲザン

今回は「ドドゲザン」の単体考察をしていきます。あくまで草案ですし、考察の範疇という事を理解して読んでいただけると幸いです。構築記事等ではございません。

【型紹介】

ドドゲザン@くろいメガネ
特性:まけんき想定
テラスタル:あく or フェアリー or ひこう
実数値:191(124)-198(196+)-141(4)-*-115(76)-84(108)
技:不意打ち/アイアンヘッド/でんじは/@1(好きなの)

【配分意図】

H:16n-1
A:くろいメガネ不意打ちで162-115サーフゴーが縛れる(101.3%~.)
D:あまり
S:でんじは後に最速100族抜き(ウルガモス・ボーマンダなど)

残りの技候補は、ドゲザン・みがわり・ギロチン・つるぎのまいなど


詳細なダメージ計算

攻撃面

・162-115サーフゴーがA198黒いメガネ不意打ちで確定(101.3%~)

・167-110サザンドラがA198アイアンヘッドで高乱数2発(49.2%~58.1%)

・163-95ドラパルトがA198黒い眼鏡不意打ちで確定(122.7%~)  備考:アイテム無しでも確定

物理防御面
・A182ガブリアスのじしんを確定耐え(76.5%~91.1%)

・A204カイリューのA+1じしんを14/16耐え(85.9%~101.6%)

特殊防御面

・C185サーフゴーのきあいだまで確定(152.9%~.)

・C177サザンドラの眼鏡だいもんじで確定(100.6%~.)


そもそも、なぜ「でんじは」を採用するのか?

簡潔に言えば、行動回数を増やすためです。ポケモン徹底攻略様の投稿データでは上位の技構成として「ふいうち/アイアンヘッド/ドゲザン@1」という構成が多く見受けられます。

ここから、つるぎのまい・かわらわり・ハサミギロチンなどを選択することが多く、上位の持ち物である「とつげきチョッキ」では後者2つのどちらかがメジャーです。

ドドゲザンは分類すると、中速・高耐久アタッカーで相手の攻撃を耐える前提で動くというデザインになっていて、格闘タイプ以外には「一致技+ふいうち」で退場、もしくは「つるぎのまい+ふいうち」などの一致先制技である「ふいうち」で相手を縛るのが強みです。

理由1.「ふいうち」が隙を見せる場面がある

しかし、環境には優先度+2のしんそく持ちカイリューの台頭、タイプ的に不利なガブリアスなどの万能アタッカーによって、最大の強みである「ふいうち」があまり有効的ではない場面も見受けられます。

その中間択として有効なのが「でんじは」であり、元々すばやさが遅めのポケモンであり、範囲の広めなタイプ一致技をガンガン打つため、アンコール・トリック等の影響をやや受けづらく、テラスタルを切らずとも役割を遂行できる可能性が広がります。

一方でデメリットとして、「とつげきチョッキ型」と比べると特殊耐久ラインがやや脆く、サーフゴーの「きあいだま」であったり、眼鏡サザンドラの「だいもんじ」で簡単に落ちてしまうというデメリットもあるので注意。

理由2.「まひるみ」が期待できる

これに関してはシンプルで、命中安定の一致技&ひるみ30%+まひ確率25%という確率引っ掛けと上振れが強力だからです。(約48%の確率で行動不能)

その一方で、ガブリアスのような「じめんタイプ」・「でんきタイプ」に対しては「でんじは」が無効化されてしまうのだが、幸いメインウェポンである「ドゲザン・アイアンヘッド」には、やや後出しされにくい。

問題はアイアンヘッドが「接触技」であること。特にほのおのからだウルガモス・ゴツメカイリューなどに対して、ジリ貧になりがちだと思われるので、どうしても気になる場合は「パンチグローブ」・「ハサミギロチン」などの採用をオススメする。

基本的な仮想敵としては、「サーフゴー」・「ドラパルト」・「ゲンガー」・「ミミッキュ」など。

上記のポケモン相手にも、サブウェポンのかくとう技とテラスタルなどを排除した動きにはなるが、範囲を広げれば「キョジオーン・セグレイブ・サザンドラ」などに対しても多少強く出れる。


総括

着目した理由として、シンプルに現状「でんじは」+「アイアンヘッド」を扱えるポケモンの中で、もっとも攻撃の種族値が高く、テラスタルを使用せずとも、自然に組む込めること。

「でんじは」を持たせることで特別に有利相性が生まれるわけではないが、特に不意打ちじゃんけんが多いポケモンなので、相手視点で見えにくい中間択が発生するのは非常に強力。

想定する動きとしては、ドラパルト・カイリューからドドゲザンへの引きなどで、火力から相手のこだわりor持ち物などを判別して安全に着地した瞬間に、でんじはorドゲザン・アイアンヘッドなどで確実に負担を与える動きがもっとも強力だと考えている。

対面でも無振りガブリアスのじしん程度であればギリギリ耐えるので、最悪「アイアンヘッド+ふいうち」の従来の動きそのままが再現できるのも素晴らしい。

持ち物・テラスタル・余った技スペースについては議論の余地があるのだが、構築のカスタマイズ性として、あえて埋める必要性は無いと考えた。

私としては、この構成ならば「あくテラスタル+ふいうち」で押し込む動きよりも、フェアリーテラスタルなどで確実に動きを通す行動が強いと思うが、そこはプレイヤーの自由だと思われる。

長々とお付き合いありがとう。また今度どこかで会いましょう。


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