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【ポケモンSV_構築記事】S17 凛花バッドスタッフ

今回はポケモンSVの構築記事です。レギュレーションFのまとめですかね、裏でちょこちょこ潜っていて限界を感じたシリーズでもありました。過去からのガチ勢にとっては苦しい環境でもあり、S15〜S17は新境地が見えたシーズンでもあったのかなと思います。

簡易的に構築記事と要点だけを話した後に、ロジックなどをお話したいと思います。

・ゲンガー 臆病CS@タスキ
(ガチグマ対策でエナジーボール)


・アシレーヌ 控えめhbcs@食べ残し
(毒テラスとドレインキッスが強い)


・暁ガチグマhbd@オボン
(C187カミの眼鏡ムンフォ耐え 流用)


・アーマーガア 腕白hbd@ゴツメ
(水テラスA200水流連打耐え、遂行速度を早める格闘テラスタル)


・カイリュー 意地hAs@イカサマダイス
(技範囲と火力が広い、地面テラスと炎テラスで選択 無難に強い)

・レジエレキ hbdcs@磁石
(普通に強い、かなり圧がある Sは最速スカーフガブリアス+2)


・いわゆる「軸」が見当たらないと感じた。シンプルに自分が使いたいポケモンから考えても上手くいかない。6匹のシナジーを考えた時に瓦解しやすい、テンプレートをなぞっても厳しい。

・簡潔に言えば「チャレンジ」のシーズンだったと思います。誰かはやっているけれど、同じことは出来ない。新規性の高い動きが求められ続けていた気がします、そうなると必然的に完成度も必要になります。

・最終的には対面構築、サイクル構築、積み構築などの、過去世代のベースを少しずつ取り入れる形になりました。最初は「SM・USUM」に近いパーティを考案していましたが、タイプ補完というよりも単体のパワーが高ければ成立している感じがあります。これはアーキタイプとしては「XY・ORAS」に近くなったのかなと思いますね。

・順位などは気にせずに楽しめたかなと思います。強い構築というより、使いたい構築が使えたと思うのでコンセプトと概要を適当に話します。

コンセプト

現環境でそもそも勝ちやすいポケモンが不明瞭だった。シンプルに相手を倒しやすいポケモンを採用するべきだと感じたが、1v1交換ではなく「一貫性」でも無い気がした。

全体的に状態異常・デバフの強さが顕著であり、なるべく「交代」のボタンを押さずに戦えるポケモンを選択した。例えばノーマルテラスの神速カイリューなどのエースポケモンを最大限に動かせるゲームではなく、定数ダメージ・状態異常・デバフなどのシンプルなポケモン対戦環境への変化が大きかった。

最初はゲンガーとアシレーヌから考え始めた。相手構築への負担が大きいポケモンであったり、汎用性というよりも「対応幅の広さ」を重視した。要するに単体で動けないサポート型のポケモンを構築の軸にはしなかった。どちらも追加効果などの期待値も高いのがシンプルに強い。

次は暁ガチグマとアーマーガア。基本的にテラスタルも含めると面倒な2体であり、最低限でも相手のHPを削れることが期待できる。特に暁ガチグマは瞑想などを苦手としているので、扱いが難しい。裏のポケモンの「こだわりスカーフ・ブーストエナジー」などと合わせるのも強いのだが、相手の自己再生・羽休めなど明確な対策も多い。こちらは単体のパワーはそこそこだが、選出誘導がしやすい。

最後にカイリューとレジエレキ。共通点としては「素早さでの打点」を目指している、どちらも神速などの優先度の高い技を覚えるのだが今回は不採用としている。環境としても回復技・再生力などのHPを残す動きが多く見られる。そこに対して強いのが身代わり・瞑想などで、環境上位を見ても依然として「優先度の高い攻撃技」の採用率は高い。その代わりに技範囲とテラスタルが判別しやすく、最終的に選出率が低迷しがちではある。単純に上から行動されると簡単にゲームセットになりがち。

今回の目標としては「ゲームセットの盤面を回避すること」。要するに詰みの一手が多いというか、どうしても崩せない場合もある。選出段階では見えづらいテラスタルを最大限に活かす場合は「採用率」というよりも、メインはタイプ一致技で戦うのが正解だと考えた。

大体こんな感じになります、簡易的でしたがレギュレーションFの構築解説を終わります。楽しかったです、レギュレーションGも頑張ります。

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