いつも二段ベットの下の段で寝ていた。潰されて死ぬと思ってた。通り魔に合うかもしれないと思ってた。工事現場から鉄柱が落ちてくると思ってた。でもいつも、逃げ腰だった。どこか怖がった。それが死ぬのが怖くて生きるしかないと決めてしまった者の、恐怖とのにらめっこだと思った

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?