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旅して糸日誌16
昨日、東吉野に入りました。
桜を染めたくて、蕾の時期に訪れたいという願いが今年叶いました。
朝一番のバスで最寄駅へ向かって東京へ、で、ちょうど良い新幹線を予約しておき、京都から大和八木へ向かってちょうどよい時間に大和八木で待ち合わせというスケジュールだったので、朝一のバスに乗ることがこの日唯一のミッション。なのに、調べていた時間は最寄りのひとつ隣のバス停の時間だったことに気づいたのがギリギリになってからで、準備しながら靴を磨きたくなったりして、バス停まで荷物を引いて猛ダッシュ、の幕開け。
新幹線に無事乗れたけれど、座ってくつろいでいたら新横浜で座った席が間違っていたことを乗り込んできた親子連れで知り、やれやれ。
しかし、京都で人混みをかき分け、乗りたかった電車にのり、大和八木を目指す。
大和八木駅まで弘子さんに迎えに来ていただき、
途中、宇陀市内のうたのごはんへ。
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発酵玄米の定食がおいしくて、おかわりまでしてしまった。
そして、東吉野村へ。お世話になっている空木さんで珈琲とケーキをいただく。お取り扱いいただいて諸々お世話になっているのです。企画展やらの打ち合わせなど、楽しみなお話しをもりもりと。
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懐かしの工房へ到着。荷物を置いて、葛布の品々を見ていただいて、打ち合わせ。
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そして温泉へ。外はキリッと冷えて星と三日月がきれいで、お湯はやさしく、芯まであたたまる。
帰ってからおうどんでお夕飯と打ち合わせというか妄想膨らませ時間。
明日は染める日なので、布の下準備を済ませてから、お布団へ。行きの道中高田宏著「木に会う」を読んできたこともあり、島崎藤村「夜明け前」を聞きながら就寝。
森を考えたり、森で考えたり、と思っていましたが、それは烏滸がましいかもしれないと思いました。森は感じることくらいしかできません。
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