どしゃぶりの日にはオレンジ混ぜて

一昨日はゲリラ豪雨というやつだった。
私の頭が雨の気配を察知してからものの数分でどしゃ降りになった。

どしゃ降りの外を眺めるのが好き。
雨の日の薄暗さと世界の音がかき消されるような感じが大好き。
私のペースで紅茶を淹れる。

おそらく自分のいる箱とその箱の外で、違う世界が展開されているような状態が好きなんだろう。
いつも自分の内の感覚と外の世界が切り離されているように感じるのも多分それ。

最近は曲を作ることにチャレンジをしている。
なかなかしっくりこなかったから、雨の曲を作ることにした。
雨しか聞こえない室内で雨の薄暗さに包まれながらその雨の音を鳴らした。しっくりきた。
紺・深緑・紫の縦塗りで描かれる世界にやわらかいオレンジを落としたような音だった。

その1和音含む４小節分から先思いつかなかったけど、ちょっと満足。