SCHOOL OF LOCK! と自分

ラジオの中の未来の鍵を握る学校「SCHOOL OF LOCK!」の2代目校長、遠山校長が10年という就任期間を経て昨日退任した。

僕がこの学校に登校し始めたのは2014年、中学生のときだった。テスト期間、勉強に飽き何気なく付けたラジオから流れてきたのがこの番組だった。それぞれ個性のあるたくさんのアーティストの曲を知るきっかけとなった学校であるし、何よりも自分をとにかく夢中にさせてくれた、憧れの存在である[Alexandros]に出会わせてくれた思い出深い第2の学校である。この学校の生徒となれたことが、自分の人生の大きな転機となったし、現在の自分に繋がっている。

ただ曲を流す番組ではない。校長と教頭がいたからこそこの「学校」は成り立っている。彼らがアーティストの良さをより引き出し、学校としてのこのラジオを創り上げていた。校長・教頭という存在があるからこそアーティストが引き立っていた。そして一人一人の生徒に対して、優しく、面白く、時には厳しく生徒と交流をし、全力で向き合っていた。

遠山校長は誰よりも生徒に対して全力で、たくさんの勇気を与えてくれた。自分もたくさん勇気、元気をもらった。受験期を乗り越えられたのもこの学校に校長がいたからかもしれない。煮詰まったときにこの学校に登校すると、必ず校長教頭がそこにはいた。そこで応援の声を聴くことができ、安心感を得て気持ちを切り替えることができた。遠山校長の一生徒として、昨日までの約6年間、未来の鍵を見つけるためにラジオの中の学校に通うことができてすごくよかったし、感謝の気持ちでいっぱいである。

今日から、新しい校長と教頭が着任し、変わらずいつも通り授業を行っている。ラジオをつけると、そこには必ず校長教頭がいる。これから聞き始める生徒も、同じように鍵を見つけるための時間を過ごしていく。彼らが代わっても、目的は変わることなくずっと「学校」としてかわらずそこにあってほしい。

君も、自分のど真ん中を、歩み続けるのだ!!!

遠山校長の最後の言葉、これを胸に刻んでこれからも自分自身の鍵を探していこうと思う。周りが変わっていっても、自分のど真ん中を見失わずに生きていきたい。


遠山校長、10年間お疲れさまでした。自分の人生を明るくしてくれたSCHOOL OF LOCK! の校長となってくれて、そして10年間ずっとラジオをつけるとそこにいる、という安心感を与えてくれて、いつも楽しい授業で何度も元気づけられました。感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。

拙い文章だけど、いつか校長に届きますように。

みうら

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