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40代でインスタを始めてみた(1)~著作権問題と音楽利権とツインピークスとアカウント凍結

今回は仲間たちとアート創作(デビットリンチとウォンカーウァイと短歌とサルサ)と初めてのインスタがメインのお話です。

映像を作ってインスタに載せよう

今の時代はインスタ、と例によってビジネス系YOUTUBERに感化された私はサクラノモリのインスタアカウントを作ってみました。
メールアドレスを入れると、すでに誰かが取っている。
どうやら過去の私です。
今からおよそ10年前にアカウントを作っていたようです。
この先個人でインスタをやる事もないのでこのアカウントをサクラノモリにしました。
1日中チンプンカンプンで同じ画像や動画を何回もアップしなおして、どこにいったのだろうとやり直し。ものすごいストレス。

ウインドウズ95が出た時は飛びついていろいろいじって楽しかったですが、あれから数十年、正直もうお腹いっぱい。
そしてやっと作ったのに今メインになっているブログや短歌について頻繁にあげられるアプリじゃないという事に、ようやく気付きました。
映像や動画がないとこのアカウントは無駄だな。
動画を取ってこよう、といつも踊っているマッキーとサルサに行ってきました。

映像は撮れたのですが、今度はあまりにもドギツイ映像が短歌やアートの雰囲気に全く合わない。
メンバーの映像のテイストを訊いてみました。
モリカワはタルコフスキー、マッキーはウォンカーウァイが好きという事でした。

私は映像的にはデビットリンチが好きというか特別です。
子供の頃、デビットリンチの映像をテレビでちらりと見るたびに、気持ち悪くて仕方がありませんでした。
なんだろう、あのジェットコースターを降りる時のような、ふわりとした気持ち悪さ。
二度と見たくないと見るたびに思ったのですが、20歳を過ぎる頃にあのレトロな映像を見ると、気持ち悪さを通り越してクセになる暖かさと安心を感じ始めました。
理由はわからないのですが、グロテスクな表現に前世の記憶に包まれたようなやすらぎを覚えます。あるいは胎内でミジンコだった時の記憶なのかもしれません。虫が潰されるイメージはまあまあありますが、体内で周りの悪い微生物が母の白血球に殺されていくのを感じていた時のやすらぎなのかもしれません。

とりあえず、カーウァイとリンチならこのドギツイ映像を加工すればいけそう。
エモキモイ動画を作りたい、と盛り上がってモリカワと共作したエモいキャプションポエムを載せました。曲はリンチオタクが作った伝説のバカゲーdeadly premonitionから、美しく不吉でたまらないジャズバラードです。
アナログ録音して編集しました。



20歳の私
さいしょに踊った日
最初にうでを取られた人

エモキモイ動画を目指してモリカワとポエム共作。曲はリンチオタクが作った伝説のバカゲーdeadly premonitionから 

#サルサ #デビットリンチ #deadly premonition #salsa

すごくいい!! 吐き気がするようなノスタルジー。映像と音楽共にツボなのですが、大好きなdeadly premonitionの曲が著作権に引っかかるのかがよくわかりません。

著作権の問題

調べると、YOUTUBEなら登録曲はOKとか、Xはだめとか、インスタはインスタのリールでならOKの曲があるとか、アナログはOKとか全部だめという人もいれば個人が楽しむ範囲ならとか、あまりにも意見がバラバラです。
でもアプリによって違うのは確かなようです。
noteも人のを使うのは一切全部だめとあります。
これでは様々なところで同じ情報を出していきましょうというビジネス系YOUTUBERさんのお手本通りにはできません。
各プラットフォームごとに違う音楽をつけるのはあまりにも面倒だし、無理でしょう。
かといって今の時代、何かのPFに依存するのも危険すぎです。ビジネスでもアートでもPFのルールが変わったら一気に築き上げたものが消えます。

自分で歌ってもいいと正直思ったのですが、自分で歌うのも、アレンジするのも許可なしはだめとか。かつてボサノバをライブでアレンジしまくり歌いまくりだった私の感覚からするとあまりにも不自由でびっくり。二次創作で遊んでいたオタク時代の私もびっくり。じゃあ似た感じのオリジナルフリー素材を探して、いずれは差し替えていろいろアップしようかなと思いました。

でも、そもそも作者の不利益になる事を止めるためのルールなのに。
丸ごとコピーして使うのを禁止はわかるけど、商用ではない数十秒のアレンジ動画にも使わせないのはどうなんでしょうね。
こんなに規制をしたらどんどん使われなくなっていくでしょう。引用されなくなれば、素敵な作品がどんどん埋もれていく気がします。音楽利権について、有名な団体の批判がそうとうあったのを思い出しました。音楽教室なども規制されるとありましたがあの問題はどうなっているのか。

とりあえず鍵をかけて、facebookで友達のみに公開する事にしました。
facebookは意外と自由で、あきらかにコピー目的の物でない限りは自由なようです。かろうじてfacebookをやっていた私は「確かに、いつもたくさんの友達が音楽をかけて踊っていて、それが当たり前」という感じ。まさか同じSNSでインスタがこんなに規制が厳しいとは思いませんでした。さすが自由主義の終わり、デジタル中央集権化、新社会主義の幕開けに流行るアプリです。
そもそもアートで集客するわけではないので、今後はfacebookで公開してもいいかもしれません。

ツインピークスとカミーユさんの短歌

贄ごっこ死ぬため生きる稽古中
舞踏は夜中煙の如く

暗黒舞踏の「燔犠」にインスパイアされたカミーユさんの短歌

ツインピークスに憑りつかれた私の選曲とウォンカーウァイ好きのマッキーの色彩。

#salsa #暗黒舞踏 #ツインピークス #ウォンカーウァイ

動画に載せる短歌を募ったところ、カミーユさんが「たまたま作っていた」という、このために作ったとしか思えない短歌。
ツインピークスの怪しげなjazzと煙のイメージがリンクしています。

生贄をあぶるという意味の「はんぎ」らしいのですが、ツインピークスの少女も悪魔に殺されて、その死体は美しく包まれて発見されます。fire,walk with meという詩が何度も繰り返されるのも、この短歌とシンクロしています。
動画と、音楽と合わせて観るとハマりすぎていて最高です。

アカウント凍結と復活

他にもいくつか作品を作ったところで、突然アカウント凍結のメッセージが。
全て消されたくなかったら、異議申し立てをせよ、アドレスを入力せよ、携帯を入力せよ。
詐欺だったのかなんなのかわかりませんが、メールアドレスを二つ、さらに携帯番号を入れろと来て、送られてきたコード番号を入力したら1秒後に「審査したところこのアカウントはルールを遵守しています。なんの問題もありませんでした。ご迷惑をおかけしました」というメッセージと共にアカウント復活しました。
普通審査には最短で数時間かかるという意見も知恵袋にあって、よくわかりません。
でもメールもインスタの会社から確かに送信されていたし、AIの審査では問題ないとお墨付き?をもらったという事でしょうか。
そもそもアプリがよくわからないので、何回も上げたり消したりしていて、それが不審に思われてメールや携帯の番号を確認するために連絡がきたということかもしれません。
いずれにしても面倒くさいので、今後はインスタは写真と短歌をメインにしていこうと思います。
インスタは音楽入りの創作動画を上げるのには全く適さないアプリと分かり、一つ勉強になりました。

次回、マッキーとモリカワ、私の短歌も合わせて書いていきます。こちらはインスタのスタンプ音楽とフリー素材の音楽なので(これは?)動画を公開するかもしれません。

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