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たなばたにかける橋を…

最近、土砂降りの日が続き、「もう雨はいらんって!!」って思う昨今、冷凍庫には飲料が凍って夏の訪れを待っている。

某S社から販売されている飲料には「凍らせてもおいしくいただけます」とキャップに書かれてあり、冷凍庫に忍ばせて凍らせて外出する。朝に出たら、お昼になればちょうどいい具合に溶けており、夕方になってもキンキンに冷えた状態で飲むことができるのだ。

実際この春にも暑いときは既に稼働はしているのだが、あれはシャーベットにするとおいしいという意味で、がちがちに凍らせると成分が分離しておいしくはなくなってしまう。一番無難なのが麦茶で味はほとんど変わらない上に650mlと大容量。だけど特売しているのは600mlのスポーツドリンクだったりするのでついついそっちを買ってしまう。

もう1つ問題があるのが、「汗をかく」問題。そのまま突っ込んだらカバンの中がぐちゃぐちゃになっていたという事故が起こったので、百均屋でボトルカバーを買ってきた。

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昔、祖母がスーパーでジュースやスポーツドリンク買ってきた際、
「汗かいてるやろ!?」
と言ってくれた。実際には空気中の水分がペットボトルの中の飲料によって冷やされて表面に出てくることだが、これを「汗をかく」という言い方をしたおばあちゃんはなかなかの言葉のセンスがあると思う。

カバンがぐちゃぐちゃになった時、ふと思い出した。確かに「汗をかく」だと。ペットボトルの飲料だって働いているのだ。
その日はジメっとはしてなかったけど、なかなかの暑さだったのでかえってすぐにシャワーを浴びた。

夏になると織姫と言える飲料。太陽が出るまでの間、汗をかく準備をしながら出番を待ちつつ今日も冷凍庫で眠っている。

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