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卒業おめでとう。「12歳の君へ」

[さとゆみビジネスライティングゼミ] 3期生のシマです。ゼミで学んだことを、即アウトプットする80000字チャレンジ(1日1000字×80日)noteを毎日更新中 80000字チャレンジ72日目/のこり8000字 

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卒業おめでとう。「12歳の君へ」
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3月17日、今日は小学6年生息子の卒業式だった。

我が家の教育理念?的なモノがあるとするなら

「生きていたらそれでいい」だ。

「期待はしないが、信頼する」
「あなたはどうしたい?」を大切にしてきた。

今日、卒業式の受付で息子からの手紙を受けとった。その便箋1枚に目を通した時「ああ、ちゃんと伝わっていたんだ」と心が震えた。

「〜自由にさせてくれてありがとう。行きたいと言ったら、連れていってくれてありがとう。習いたいと言ったら、習わせてくれてありがとう。やりたいと言ったら、やらせてくれてありがとう。遅い時間まで、お仕事してくれて、ありがとう〜」そんな言葉が綴られてあった。

今日のnoteは、そんな手紙の返信になります。

「君」が将来の進路に迷った時に、このnoteを読んでくれてら嬉しいです。

▼________________________________2023年3月

「12歳の君へ」

幼少期から「1人の人間」として「あなたはどうしたいの?」と君の「考え」を問い続けてきました。時代はどんどん変わっていく。10年後、今の「当たり前」は「非常識」へと変わります。「自分で考えて、動く力」が大切だと思い、君へ「質問」を投げ続けてきました。何よりも「生きていればいい」と本当に思っています。

その考えが、より強くなった出来事があります。

6歳の頃。入学式を控えた3月のことでした。あなたは、九死に一生を得ました。あと数センチずれていたら…体重がもうすこし重かったら…今、思い返すしても「生かされた」とした言いようがない体験をしました。携帯に電話がかかってきた時「覚悟しないと」と思ったことを、今も忘れられません。

あれから6年がたちました。

今日、君が卒業証書を受け取り、体育館をあとにする時。その誇らしい「横顔」と、明るい未来を感じる「後ろ姿」に一つの「区切り」を感じました。

そして今朝、あなたの卒業文集を読みました。
そこには「将来の夢」でもなく、楽しかった「修学旅行」の思い出でもなく、「友達への感謝」の言葉が綴られていました。

「僕の気持ちを伝えたい相手は、友達です。いつも一緒に遊んでくれたり、しゃべってくれたり、LINEしてくれて、ありがとう」そんなあなたの文章の書き出しに驚きました。そして「〜疲れている時、友達がいてくれると元気がでます。いつも恥ずかしくて言えないけど、言葉にできないほど感謝しています」と書かれてありました。

君が書いた文章を見て、嬉しくなりました。

君の「伝えたい」が、そこにあったからです。
その感情を言葉にすると「愛」なのかもしれません。
でも、言葉にできないものが「愛」なのかもしれません。

今、お父さんは「さとゆみビジネスライティングゼミ」という、「書く」勉強をしています。覚えてるかな?

「もう、無理かもしれへん…つらすぎる…なんか真っ暗トンネルやねん。こんなこと20年ぶりやねんけど…」と、はじめて君へ、お父さんの「弱さ」をみせた出来事がありましたね。いや、嘘。100回目ぐらいかな…。

実は、お父さんは、そこで学び、気づいたことがあります。

あなたの文章に「赤字」は不要です。もちろん、「変な日本語」は、お父さんと同じだから「赤字」が入ると思います。

でも、あなたが感じている「伝えたい」は、「書く」うえで最も大切なことだから、お父さんはあなたの「想い」に「赤字」をいれることはできません。

つい数日前に「書く」ことで、気づいた大切な3つがあります。

一つ目は、「伝えたいなら、上手くなれ」
二つ目は、「それ、表面言葉じゃね?」
三つ目は、「エッピソード!エッピソード!エッピソード・ファースト!」

お父さんが、悪戦苦闘しながら気づいた「真理」のようなものを、あなたはすでに「知っている」のかもしれないな。

君がこのnoteを読むかもしれない6年後は、18歳。お父さんはその年齢で「美容師」の道を選びました。そして、悪戦苦闘しながら、「キレイにしたいなら、上手くなれ」「嘘はつかない」「経験を多く積むこと」を24年の美容師道から学びました。

そうです。「書く」ことも「美容師」も、そして「絵を描く」ことも、その中心にある「モノ」は同じだったことに気づいたのです。

君は、今どんな進路を歩もうとしていますか?
何に悩んでいますか?もし、2つの道で悩んでいるなら「笑顔の多い方」を選んでください。まず君が笑顔になれること。そして、周りが笑顔になれる道を選んでください。

お父さんは、ゼミ最終課題(通称ラスボス)に連日連夜向き合ってます。自分が笑顔になれて、周りも笑顔になれるゴールを目指しています。

あっ、そうそう。もちろん美容師として「キレイな髪で豊かな人生をつくる」ために、髪のお悩みを解決するために、「髪」に向き合う日々を過ごしています。あっ、絵も描いてます。「あれもこれもしたい」と日々、全力で生きてます。

あなたも、自分で「考え」、「納得解」を見出し、「全力」で目の前の「コト」に向き合ってください。不器用で、なかなか上手くいかないのは、お父さんのDNAです。もう、これはどうしようもありません。しかし、「続ける」ことを続けてみてください。3年後、5年後、10年後に「誰か」が応援してくれると思います。ちなみにお父さんは、何事も小さな花が咲き始めるまで「8年」かかっていますので、あしからず。

まあ最後は「生きてくれているだけでいい」ので。
「期待はしていませんが、信頼はしています」ので。

1つだけ君に希望を伝えるなら「挑戦」してほしいなと思います。

では、18歳の君の素敵な未来を願っています。がんばれよ。

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この文章を打ちながら、彼は隣でYouTubeを寝転びながら見ている。「明日から、小学生でもないし、中学生でもない、あなたは何なの?」と質問すると、「無職」という答えがかえってきた。

それなら、うちの美容室でバイトしたら?伝えると「オンラインでハローワークで仕事探すから、美容師はしない」と言われた。なんでも「時給¥50000」の仕事を探すらしい(笑)

君よ、時給¥50000なら、1日6時間働いたら¥30万だな。週休3日として、年間194日働けばいい。それで年収5800万だ。休日も171日あるぞ。いいじゃないか、いいじゃないか。そんな誰かを笑顔にできる夢がある「年収5800万」の仕事にぜひ「挑戦」してみてほしい。しかし、ハローワークにはのってないからな。「自分」でつくりだせよ。そんな価値ある仕事を。大いに期待します(笑)

卒業おめでとう。 生きててくれてありがとう。


書いた字数 2600字
書いた時間 2時間30分

MEMO

卒業式、泣けへんと思ったら、泣いたな…
卒業生が全員退場した後に、6年生の担任先生が、深く一礼した姿に「愛」を感じた。どうりで「学校行きたいねん。休みたくないないねん」と話していた理由がわかったよ。素敵な先生と素敵な友達に出会えてよかったねー。明日から20日ほど、あなたの大好きな「ゴロゴロする生活」がはじまります。私は全力で働きます。どうぞ、そこのところ、よろ!






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