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「生きる感度」

[さとゆみビジネスライティングゼミ] 3期生のシマです。ゼミで学んだことを、即アウトプットする80000字チャレンジ(1日1000字×80日)noteを毎日更新中 80000字チャレンジ78日目/のこり2000字 

「生きる感度」

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人生の潮目が変わる1年になる予感がする2023年。
ゼミの初日にnoteに書いた文章だ。
実際は潮目どころではなかった。

「鳴門海峡大橋から見る、大きな渦潮の中なのか?」

ぐらい、脳も思考も心までも、ぐるぐる巻かれ、揉まれた日々だった。

そんな濃密時間のことを書こうとパソコンを開いたが、困ったことに、筆が進まないのだ…最終課題の原稿を提出し終えた時も同じで。「よーーし!終わったぞ!万歳!」みたいな感情にならなかった。

「あれ…想像してた感がじがそこにはなかったな」が正直な感覚だった。文字にすると「あ、終わった」がそこにあったのだ。

記事を書く前提で、毎日を過ごしてきたからなのか、自分の感情を味わうことや、体の反応、周りの情景などを感じる感度は、自然とあがっている。だから、その反応は間違えではなさそうだ。

エネルギーとしては、出し切った。今やれることはやった。その日はエネルギーが足りないから、筆が進まないと思っていた。しかし、最終課題原稿の送信ボタンを押して、48時間が経過しても気持ちは変わらないのだ。

このnoteに書ける記事ものこり3つ。予定では、今日の記事で「ゼミの渦潮体験について」書こうと思ってたのに、書けないんだよな…頭の中では、あんなことも、こんなことも、エピソードはたくさんでてくるのに…

あっ。

わかった。

この感じを、どこかで体験したことがあるとずっと考えていて。ようやく、今わかった。高校サッカーで汗水、鼻水、ゲロゲロ流した時代。大阪地区大会BEST8をかけた試合終了のホイッスルが鳴った時の感じと似ているんだ。昨日までみんなでボールを蹴っていたグランドに、明日からもう行かないんだ…行けないんだ。みんなともうボールを蹴れないんだ。その時の感情だ。

やっぱり、終わりたくなかったんだね。そして、文字にできない理由もそこにあったんだ。「振り返り、言葉にすると、本当に終わってしまう」からだ。

そして、もう一つ面白いことに気づいた。

「さとゆみビジネスライティングゼミ」が始まってからというもの。時の流れが速いのか、遅いのか不思議な感覚になっていた。今までは、1日、1週間、1ヶ月、1年が瞬く間に過ぎていたのに。しかし今は、1日が長く感じる。より、密度が濃いのだ。カルピスの原液ぐらい濃厚な日々だ。学生時代の時の、それと同じだ。

子供の頃の2学期って、とてつもなく長かった記憶がある。小学校の6年間なんてなおさら。「あの時、どうして時間を長く感じていたのか?」についてゲストと会話のテーマにあがることがある。大人になったら、転げ落ちるように1日、1週間、1ヶ月があっていう間だよねって。子供の頃と大人になってからの、時間の感じ方の違いを、明確に言葉にすることができなかった。だけど、今日理解できた。

それは「生きる感度」すなわち「生の純度」が高いからだと思う。


友達と遊んだ日も、喧嘩した日も、いい日も、ダメな日も。すごく嬉しい気持ちになった日も、すごく悔しい気持ちになった日も。生きることへの純度が高かったんだ。毎日毎日、クタクタになるまでいろんな「感じ」を感じていたからなんだろうな。

「書く」ことに真剣にむきあった80日は、わたしの「生きる感度」があがった80日となりそうです。

あと、2つの記事を書いて、このnoteは終わります。
昨日までボールを蹴っていたグランドにいけない寂しさを感じた高校生の時のように。後輩がグランドでボールを蹴っているのを横目に、16時には校門をでていた頃のような感覚になるんだろうな。

ゼミは、泣いても笑っても、26日(日)に終わります。残念だけどこの先、もうゼミのみんなと同じ時間、同じ場所、同じ課題にむきあうことはできなくなる。でも「生きる感度」の高い日々をみんなと過ごすことができた。これから何かあった時の「力」を手にいれることができたと言える。

書くスキルがどれだけ上がったのか?は正直わかんない。だけど「生きる力」は格段に上がっていたんだね。さあ、終わりに向かおう。そして、はじまりへ向かおう。


あなたは、どうしたいの?


私は、書く仕事がしたいです。


書いた文字 1700字
書いた時間 2時間30分

MEMO

今日の記事は2つも書きながら気づけた。
めっちゃ、面白かった!

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