子供のiPhoneをどう管理していいか悩むあなたへ
痛ましい事件が起きて、あらためて子供とスマートフォンの関係を見直し、使い方について管理するときが来ているかもしれません。しかし実際にはどうやっていいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、子供に持たせているiPhoneの管理方法で悩んでいる方の参考になればと思い、我が家で実践していることをnoteしてみました。
設定するのは「スクリーンタイム」機能
iOS12以降がインストールされているiPhoneには、「スクリーンタイム」というメニューがあります。iPhoneの「設定」メニューの中にあり、自分もしくは家族のiPhoneの使い方を管理することができる機能です。
スクリーンタイムは「iPhoneをどれだけ手に持っていたか」や「どのカテゴリのアプリをどれだけ使っていたか」などを知ることができる機能ですが、それとともに機能制限も設定できます(そのための方法は後述のリンク先で詳しく説明されています)。
このスクリーンタイム機能を活用して我が家が行っている子供のiPhoneの管理内容は、以下の通りです。
・iPhoneの休止時間
許可したアプリと電話以外は使えない時間を設定できます。我が家では部活の朝練と塾の時間を考慮して、6:00から22:30に設定しています。
・アプリまたはカテゴリごとの1日あたりに使える時間
アプリのカテゴリごと、あるいはアプリ個別に1日あたりに使える時間を設定できます。我が家ではSNSを3時間、ゲームを1時間に設定しています。ただしこの時間は定期テストの結果によって増減させます。
・常に使用を許可するアプリを設定
とはいえ、いまは子供にとってもスマートフォンはなくてはならない存在になっています。家族間で連絡したいのにSNSが時間制限で使えない…なんてことを防ぐことができます。我が家では家族間の連絡用にSIGNALをインストールして、常に使用を許可しています。また、子供からの要望でSpotifyも同様に常に使用を許しています。ちなみにSpotifyはファミリープランに加入しています。
・「友達を探す」を設定
子供の成長に応じて「社会」の大きさは広がっていきます。中学生ともなると塾で帰りが22時近くになるなど、親にとっては心配なシーンも増えます。また、親の目が届く範囲を大きく越えるインターネットの世界と繋がるスマートフォンを持つ以上、子供の位置情報を把握するのは親として当然のことだと思っています。
そこで我が家では「中学生までは位置情報を親が把握する」ことを、スマートフォン所持を許すための基本ルールにしています。ただし、子供とはいえプライバシーは大切です。きちんと子供と話して合意し許可を得ることが大事です。また高校生以上はいろいろとあるでしょうから、この設定を外すことも告げています。
なお、こうした使い方や設定方法については既にまとめているサイトがありますので共有します。共有する記事の公開日によっては、お手持ちのiPhoneの画面と異なることがありますが、だいたいわかると思います。
一番大事なのは子供と話すこと
ご紹介したiPhoneの「スクリーンタイム」ですが、僕は親が一方的に機能制限をかけるのではなく、なぜ制限するのかを子供と一緒になって確認しながら合意することが大事だと思います。この点については参考になる記事がありますのでシェアします。数年前にTwitterで話題になった「スマートフォン貸与契約書」についてまとめたものです。
全員が全員、この契約書を交わすことができるとは思いませんが、少なくとも元Yahoo!JAPAN執行役員の村上さんがどうやって子供と話したのかを読むことは、とても参考になると思います。
取り急ぎざっとまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。みなさんの参考になれば幸いです。
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