白背景のページの方がまとまりがあって良い

学生になってから、いくつかのWebページをトレースしたり、実習の中で新しくデザインから作ったりしてきましたが、背景が白以外のデザインを考えるのがとても難しく感じます。

現代のトレンドのひとつに、「ダークテーマ」というものがある。

そこまでWebに詳しいわけじゃないので、細かく書くことは出来ないんだけど、多分始めにトレンドを作ったのはAppleでしょう。(余談ですが、フラットなデザインとか言い出したのもAppleだったよね)

多分これを読んでる人はダークテーマが何なのか分かってるとは思うんだけど、一応説明しておきます。

ダークテーマとは、今見てるnoteとは真反対のデザインカラーのことを指します。自分はnoteが嫌いな訳じゃないんだけど、白すぎる。まぶしいです。もっとちゃんと書くと、暗めの背景色を使って目に優しい感じの色合いを主としたデザインのことを指します。多分。

スマホがネットを見るメインの媒体になってきたのと同時に、画面を見る時間がドンドン伸びてくる中で、多分偉い人が「このままだと皆の目が悪くなる」って思って考えついたのが、目に優しい暗い背景色のページデザインなんだと思います。

一応ダークテーマの利点をしっかり書いておくと、まず、目が疲れにくいです。目は光を見続けると疲労してくるのですが、ダークテーマを採用することで疲労度を軽減する効果があります。
もう一つは、OLEDと呼ばれる仕組み(有機ELの方が聴きなじみがある)が存在するのですが、そいつはRGBが全て0のとき、発光しないという性質を持つため、ダークテーマを採用するとバッテリーが長持ちするようになります。(ちなみに完全な黒でなくともOLEDは暗めの背景色なら電池持ちは良くなるそうです。)

で、記事のタイトルに戻るわけですが、自分は「白背景のページの方がまとまりがあって良い」と思っています。ダークテーマを引き合いに出してしまったので、白固定なイメージになってしまったんですが、正確には明るい背景色です

なぜ明るい背景色の方が良いと思っているのか。

ダークテーマは、目に優しく文字を読んでいても疲れづらいデザインな訳ですが、デザインという観点だけを見るとどれもこれも似つかわしいんです。
別に似てても良いんですけど、個性を出したいときに「何者にも染まらない黒」が邪魔をしてくるんです。

明るい色だと、沢山のバラエティがあって色々個性を出してまとめやすいんですが、暗い色だと、大体の場合はRGBのそれぞれの値が同じ数字になります。要はカラーバランスがニュートラルで色の個性が出ないです。

これに当てはまらないTwitterのダークテーマの例を見てみます。
トップの背景色は #15202B という薄暗い青を使っています。このカラーバランスはメジャーらしく、Google Playのダークテーマ #1f2326 もものすごくニュートラルよりの青を使っています。

せっかくTwitterが自分の青を押し出してダークテーマを作ったのに、Googleはブランドカラーが青じゃないのにもかかわらず似たような色を選んでいます。これを見ていると、やっぱりダークテーマは個性が出づらいように感じます。

ここまで大手の話を出してきたので、別に個性がないかと聞かれれば、アクセントカラーがダークテーマに対して良い味を出しているのでそれらのデザインには何の問題もないわけですが…

しかし、デザインの素人がなにかそういうデザインを作ろうと思ったとき、世のトレンドに習ってダークテーマを採用したとしましょう。多分100%何かのパクりというかどこかで見たことのあるデザインだと思われると考えてます。それくらい黒は主張が激しいんです。多分。

明るい色には沢山の種類があり、先人が沢山のページを生み出してきました。それでもダークなテーマは初期からは存在していました。多分。(だってcmd.exeとか黒いし)
そんな中、何故今になって流行りだしたんでしょうか。それはAppleがテーマとして確立させたからでしょう。

ダークテーマはひとつのデザイン案にしか過ぎないと考えます。
沢山のデザインテーマがあるなかで、ひとつのテーマに過ぎないということです。

なので、デザイン系のページや、読みやすさよりもブランドイメージを伝えるサイトでは、それのテーマカラーが暗い色でない限りは、白めの背景を使った方が良いです。


多分。


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