ショートショートnote
ショートショートをnoteに書くゲームを実施したので、投稿します。
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◆最後のコンビニ
ピロピロピロンという音が鳴り響く店内。明るい店内には、数々の商品が並んでいる。弁当におにぎり、雑誌や文房具や生活用品などが購入できるここは、コンビニと呼ばれる店だ。便利なのでコンビニエンスストア、略してコンビニ。かつて日本にはコンビニは何万件と立ち並んでいたが、今はこの1店舗だけだ。現在の世界では、そもそも店舗というものが消えつつあり、ネットから購入することがほとんどだ。俺はここでバイトをしている。
基本的に人は来ない。時々来るのは近所に住んでいるうめというおばあさんだけだ。この店舗については、店長がうめさんの為に開けていたようなもので、いつ閉めてもいいような状況だった。今日はうめさんが楽しみにしていた餡パンも仕入れてあるが、うめさんが来ない。おかしいなと思いつつ、勤務時間が終わってしまった。
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◆バズる小学校
バズっている。とにかくバズっている、この小学校。何がバズっているかよくわからなくなっているレベルでバズっている。
最初は、ダンスが超絶上手い小学生だったはずだ。その後は、天才小学生がいるとか。今じゃこの名前を出すだけで、なぜかバズる。もはやバズり製造機だ。
でも、僕達は知っている。この小学校は本当はバズるような小学校ではない。誰だ、ダンスが超絶上手い小学生って。天才小学生ってそれ何年何組の誰よ。誰かが嘘の動画や写真を使って意図的にバズらせている。先生か、校長か、理事長か。はたまた、生徒なのか。よくわからないままだ。
僕達はそれを調べることにした。校長が怪しいと踏んでいるが、そもそも校長と話す機会すらない。僕達は相談した結果、担任の先生に相談することにした。担任はいつも生徒を信頼してくれるような優しい先生だ。先生は快く相談を受け入れてくれ、校長と話せる機会を作ってもらえた。
校長と話すと予想と違う結果だった。校長としてもこのバズりに困惑しているそうで、TVの取材などの教育とは関係のない部分の仕事が増えて困っているそうだ。僕達の調査に協力するとも言ってくれた。僕達はその日は調査を終え、また次の調査に取り掛かることにして帰宅した。
そして俺達は翌日、少年探偵団として、バズった。
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◆さしすせそアイドル
「ハイハイハイハイ!!!!」というコールが鳴り響くライブハウス。よく見ると観客は一人。ステージで踊るのは売れない地下アイドルだ。俺はそのアイドルのマネージャーをやっている。ステージから戻ってきた彼女たちはすでに顔が暗い。
さゆき「最低」
しおり「死にたい…」
すうこ「好きじゃない、この仕事」
せいら「正解は何なんだ」
そら「そんなこと考えてもしょうがないじゃん」
なんとか声をかけてもう一度ステージに戻すと、今までの雰囲気が嘘のようになる。これがアイドルだ。
さゆき「さあさあこれから!」
しおり「しぬほど声出してー!」
すうこ「すきすきみんなー!」
せいら「せーのでジャンプ!」
そら「それではみなさん、盛り上がっていこー!!」
全員「私たち〜〜〜さしすせそアイドルーー!!!!」
……さしすせそ、やめよう。
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変なタイトルばっかりで難しかった…!
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