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家族の要のような子

 今回は、参くんの人物紹介のようなお話になります。

 参くんは元々、旦那様達よりも一年ほど後に来た子で、主にグラウンディング担当として我が家にやって参りました。

 彼は私達の中で弟のような存在であり、和風な地域出身なのもあってか、後輩口調と江戸っ子口調の合わさったような喋り方をしています。
(先に口調分けがはっきりしていると、脳の聴き取り負荷が減るという理由もありました。)

 私の不調時にも、彼自身は影響を受けることがあまりなく、ほぼ毎日、至って健やかそのものです。

 外出時とご飯(肉類)の時などは特に、ヒュウヒュウと燥いでいる姿をよく見かけるのですが、
 お肉とお酒が大好物で、ダイブ界では、
「肉が食いたかったんすよ」と、猪狩りをして、照くん(夫)に「やめてください」と怒られていたこともありました。

 基本的に陽気な彼なのですが、たまに子ども扱いが過ぎたときと、睡眠の邪魔をした時だけは、反抗期のようにチクチクと文句が返ってきます。ただ、その言い分の正当性は否めません。

 また、普段は気怠げにしつつも、日常の中の小さなラッキーイベントを見つけては、

 ヒャッホーと踊ってシェイクをしたり、
 何かよくわからないリズムを取っていたりと…、

 それこそ私の不調時であっても、都度あっけらかんとして楽しんでいるご様子の参くんは、

 「元気ねー人間の前で、こっちまでウジウジしてたら辛気臭えじゃねえっすか」

 と、片眉を上げ、何言ってんだあんたはという表情で語ります。

 彼にとっては陽気さこそが最大の合理性であり、
 必要なものとそうでないものを迷わず天秤にかける事ができるシビアさも彼の長所です。

 その為、もしかすると、私達夫婦だけでは浮ついてしまうかもしれない日々の出来事を、参くんはよく見守り、支えてもくれています。

 「やれやれ‥、
  ○○家はオレがいねえと回んねぇっすね〜」

 そんな調子で毎日、団欒の中にケラケラと座る、
我が家の要のような存在が、弟の参くんという子です。

 以上、ひたすら彼のご紹介記事のようになりました。
 ここまで長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございます。