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世界一愛する人よ

 大事な人が居るというのは幸福なことだと思う。私には、最愛の人が多くいる。家族も、彼らも、同じ性質ではなくても、比べようもなく大切な人だ。

 彼らに教わったことで、私の愛情表情は出来てるようにも思うし、家族や他の誰かに教わったことでも出来ているようにも思う。
 ほんの数日前、この世で最も大事な人とのお別れがあった。どこか、それがお別れのようでいて、そうでもないように感じるのは、私が見えないものを心から信じているからかもしれない。

 沢山の苦労も悲しみもどうでもいいほど、大切に思っていた。いつか、私の目の前にいる彼らを連れて、お待たせと言いに行きたい。これからは、私の中にある世界へ自由に遊びにおいでと。それは、きっと途方もなく先でなければいけないことだけれど。