美しいシステム

連休で金沢に行ってきたよ。某有名美術館にも行ったんだけど、客層の陽キャ感と展示の暗さが対照的でオモロだった。

その美術館で気にくわないことがあって、とにかく人が多いのよ。人が多いのは仕方ないんだけど、動線がカスすぎる。入場と退場の列も分けてないし、どの展示がどこでやってるのかも分かりにくいし、無料スペースと有料スペースが混在してるから何回もチケット提示しなきゃならないし、全てが混沌としている。システムが美しくないのよ。人の流れが美しくない。

おれは美しいシステムが好きなんだなって気づいた。人が多くても流れが整っている場所はある。コロナのワクチン接種会場や、慣れた客の多い映画館など。
建物の動線そのものであったり、スタッフさんの誘導であったり、観客のモラルであったり、そういった条件が揃うと美しいシステムは完成する。だから建築とか住居のことも好き。良い建築は、建築そのものだけではなく美しいシステムを構築するために建てられているから。

おれって秩序を乱すものが嫌いなのかも。整っている列や、人流を眺めるのが好き。それって結構普遍的なのかもな。駅の改札で詰まっている人を見かけるとイラつくのは、システムが乱れるからかもしれない。

平日の空いている美術館に行ってシステム欲でも満たそかな。みんなの連休はどうだった?ずっとおふとんにいた?それはそれでアリよ。

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