世界の全てから守りたい

男性が女性に「守りたい」「おれが守る」てきなこと言うのってあるじゃん。フィクションだと特によくあるじゃん。

あれはたしかに「おれが君を守れる」という根拠のない自信と傲慢さがキショいんですが、正直わからんくはない。おれも好きな人間に対して、この人を安全な空間に閉じ込めたいと思うことはある。

世界ってほんとクソ。真面目に生きてても、てかむしろ真面目に生きてる人ほど傷つけられて、損をする。つらすぎる。やってられなさすぎる。

こんなクソ世界に好きな人間が存在していることが許せなくなってくる。できることなら、安全でこじんまりしたお家に好きな人を匿って、労働からも社会からも遠ざけておきたい。好きな人間が傷つくことほど、怒りに震えることはないから。

そういう気持ちのことを「守りたい」「守る」と表現しているなら分かる。ただ大抵の野郎どもにそんな覚悟はないだろうがね。

ちなみにおれは当時好きだった男に「ゾンビが発生したらどうする?」と尋ねたところ、「守るよ」とクソ見当違いな回答を賜ったことがある。金を払って記憶を消せるなら、真っ先にこのキッショい記憶を消します。

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