腐っている部分が同じ
恋人と長続きする条件、これたった一つの真理があります。マジ。正解は金銭感覚でも価値観の一致でも「顔に惚れている」でもなく、腐っている部分が一緒。これなんですね〜。
人間って全員もれなくカスなんだけど、カスにもいろいろあるじゃん。酒たばこギャンブル、衛生観念、店員さんへの対応、金銭感覚、言葉遣い、倫理観など、どんな善人でもみんなどこかしらにはカスの部分がある。その「カスの部分」が一致していると交際は長続きします。完全におれの独断によるn=1の持論。
おれと恋人は腐っている部分が一致していることが多いです。二人とも衛生観念が欠如していて、お風呂に入らなくても眠れるタイプ。他にもフィクション暴力が好きだったり、競馬が好きだったり、ネトフリでジェフリーダーマーのドキュメンタリーを見ていたり、カスな部分が似ている。
象徴的なエピソードは本屋さんでの出来事。付き合いたての頃、本屋さんを徘徊していたときに「20代で学んだこと」みたいなタイトルが目について、二人で「ほ〜ん」「20代で学んだこと、か〜」とジャブの打ち合いをしていた。
そこで我慢ならなくなったおれが思い切って「しゃらくせ〜」と述べたら、恋人は「思ってたことを言ってくれた」と笑っていた。
↑おれはこのエピソードが大好き。この部分が腐っていない人間だったら「そんなことないよ!この本にはきっと深淵なる洞察と作者でしか気づかない視点からの学びが豊富に含まれているはずだよ!」とかキレられたかも。一世一代の「しゃらくせ〜」でした。
※おれは「そういう本」のことをすぐ悪く言いますが、これは腐っているからです。こういう本を楽しめる人間が健全で、おれはただのカスです。
同時に、腐っていない部分も恋人とは似通っている。店員さんには二人とも必ず「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」を言うし、お互い好きでいられるように努力している。と思う。
おれは人間のことが好きでもあるしクソ嫌いでもあるんだけど、恋人のことはカスな部分も含めて愛しておりますし、これからも愛していく所存です。←神への決意表明
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