軽く

約10年間の、試行錯誤の結論が見えた気がした。

何もかもが空中分解しつつある中で書き上げたCODE NAME HARUが日の目を見ることはなく。
それらは生存競争とレガシィの名残。
最後の目標を失ったあと、枯渇したエネルギーが戻ることはなく。
永い間、殻のなかで動けずにいた。

新たな人生では、新たな道を模索するしかない。
過去の自分やほかの誰かが辿った道ではなく。
たったひとつの種では腐って終わると思ったから、できる限りたくさんの種をまいた。
たくさんの種をまいてよかったと思う。
それが、ずっと以前から自分のやり方だ。
ひとつかふたつは芽をだした。

大切なものを大切にして軽く、できるだけ軽くいこう。
流れに乗るためには、重いと沈んでしまうから。

※写真は長女と食べたふわふわで軽いパンケーキ