休日

先輩とパラサイト観劇してきた。あとセールで服を爆買いしてきた。

素晴らしかった。脚本も問題提起の仕方も見事だし、それを血肉の通った人間のドラマにする役者さんの凄まじさ。期待したものが120%で得られて嬉しい。特に私は江口のり子と伊藤沙莉が元々好きなんだけど、実際見ると改めて惹き込まれてよかった。2人の元々の人間性やキャラクターの上に役が乗っかっている感じがして、つまり彼らだから出る「味」をベースにしつつ、しかし舞台上ではその役の1人の人間として確立してる感じがした。元々彼ら2人の味が好きなのもあり、やっぱりとても好みだった。脱線だけど私は塩梅という日本語が好きだ。

先輩には甘えてめっちゃ今の悩みや愚痴を言ってしまったけど、元々うちにいた人という所を抜きにしても状況をすぐに理解して返事があって、この人やっぱり凄いなと思った。これまでは私が後輩で説明を受ける側だったからそういう観点で見てなかったけど、打てば響くというのはこういう感じか、成る程それは重宝されるわと。まぁ離れたから私も僻みや色々なものを抜きで見れるようになったのも大きいと思うけど。関係性が少し残ったり変わったりしながら続くのは(私としては)とても有難い。直接にしろ間接にしろ返していかないとなと思う。

ハロプロ見ててプレイヤーとしてのスキルとマネジメントのスキルは別なんだろうな〜と思ってたけど(というかそういうことを思ってしまうから娘から遠ざかっていたんだけど)、私自身もプレイヤースキルが足りてない状況でマネジメントの一部に手を出そうとしている状況と言えるのかなと思った。或いはプレイヤーとしては問題にならずに素通りしてしまった部分にめちゃくちゃ今回引っかかってる。こんな状況で私が今の立場にいるのは自分としても周囲としても健全ではないのかもしれない。ただ手を動かして模索してはじめて上がる経験値もあり、難しい。

研究は競争の世界であり、有限のリソースをどう使うかという話だと日々日々感じているけど、私が自分に対していちばん好きだったのは周りの人をできるだけ好きでいようとする姿勢だった。(色んな環境に恵まれるからそういうことを思えるんだとは思うけど)

少しずつ変質してるのかもしれない、或いはやはり現実として変わらざるを得ないのかもしれないけど、何かの適した形で同じようなところを自分の中に持ちたいな、あまり尊大になりすぎず、忙しさを言い訳にしすぎず、と思った。

気が強くないと(気を強くしないと)やっていけない、と思いつつ、でも私は本当はのんびり柔らかく過ごしたいんだよなぁ。そうするのにも力量がいる。

どう考えても私は狭い範囲の正論や強い言葉を自他に振りかざしすぎる傾向にあるので(これ自体が正論や強い言葉ではないかという自己矛盾を起こしつつ)、ちょっとでも落ち着いて……あまり理屈で全てを動こうとしすぎず、まずは目先の2週間を乗り切ろう。

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