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華丸・大吉のなんしようと?(2021/09/07放送※関西)

かれこれ七年くらい見続けている大好きな番組に、ついに見取り図がゲスト出演するということで、関西での放送をずっと待ち焦がれていた。福岡では8月6日に放送されたので、おあずけ期間はちょうど1か月。なぜ関西と北海道だけ放送してくれているのか未だに分からんがありがたい。

コロナの影響もあり、最近はずっとリモートロケ(スタジオにいる演者がリモート中継で市民の方々と触れ合うスタイルのロケ)だった当番組だが、なんと見取り図ゲスト回からロケが復活。理想の形で見取り図の出演が叶った。なんしようとファンとしてこんなに嬉しいことはない。だらだらと街ロケしながら華大と絡む見取り図を見るのが夢だった。本当に夢だった。ありがとうなんしようと。またゲストに見取り図呼んでねなんしようと。

という訳で、ロケ再開一発目に選ばれたのは飯塚市。なんしようとファンにはお馴染みの飯塚市を見取り図が巡ったのかと思うと感慨深い。

創建400年の曩祖八幡宮(のうそはちまんぐう)からロケがスタート。境内に茅輪が設置されているので、おもむろにくぐり始める華丸さん。後に続く大吉先生、リリーさん、盛山さん。くぐり方の順番があって、後続の見取り図に「こっちこっち、こっちよ!」と引率する大吉先生は正真正銘の先生だった。なんしようとらしい実にまったりした始まり方である。

続いて曩祖八幡宮の敷地内にある「飯塚山笠パネル展」へ。飯塚山笠の歴史を学ぶ。早速リリーさんが「ヤマガサって何ですか?」と尋ね、華大に「ヤマカサね!」と同時に注意されるというなんしようとの洗礼を受けていた。いいぞいいぞ。

盛山さんの「大体お一人おいくらぐらい?」「当時って皆さん大体年収どれくらいの時なんですか?」その当時皆さん大体どれくらいの稼ぎを?」というお金関係の質問を執拗にするくだりも凄く良かった。華大にもスタッフにもウケていて、早くも手ごたえを感じた。私が。

華大はどちらも人格者だしとても優しいお人柄だが、福岡にいる時の華大はなかなかの曲者である。福岡でしか見れない自然体の二人がこれまた凄く面白いのだが、特に華丸さんは福岡だと博多のお父さん感が凄い増す。実は華丸さんにハマるのってめちゃくちゃ狭き門だと思う。若手であまり交流のない芸人さんがゲストだと、なかなか心の距離が縮まらないというか。気ぃ遣い屋だからこその壁というか距離感があるようにいつも思う。

でも盛山さんのしれっと仕掛けたボケに目を細めて笑う華丸さんは、見取り図に対して心の扉を開きかけている気がした。

2トンはあったという昔の山笠の写真を見て「ワンピースになんか、おるよね、こんなん」と突然ワンピースで例えようとする大吉先生。すぐに華丸さんも「あーあいつね」と反応するが、ワンピースに詳しくない見取り図は、一生懸命キャラ名を出し合う華大を静かに見守ることしかできず。最後には見取り図のためにワンピースで歩み寄ったのに!と傷つく華大と、漫画の知識はドラゴンボールで止まってるという見取り図のワチャワチャが非常に微笑ましかった。

次のロケ地に徒歩で移動中、大吉先生から見取り図へ「なんかせないかんて感じが今びんびん感じるけど、なんもせんでいい」というこの番組における恒例のアドバイスが。華丸さんも「なんかしたとこから順番に切ってくから」と助言。その言葉を受けて、盛山さんが「ぼく、ほんまは聞きたくなかったのに値段ばっか聞いてました」と先ほどの神社でのボケを反省。すると大吉先生が「そうやろ。そんな子じゃないもん。お金にがめつい子じゃないから」と、盛山さんを”子”扱いした。たまりませんな。

続いて「昔会ったもんね。見取り図と」と切り出す大吉先生。「どこの馬の骨か分からん時に(飲みに連れて行って頂いて)」と盛山さんが言うと、華丸さんに「どこの馬の骨感あるもんね」と食いつき、ここから華大によるどこの馬の骨弄りが始まる。なお大吉先生の携帯には見取り図の連絡先が登録されているそうな。

次は銘菓の老舗、千鳥屋本家。飯塚に本店があるそうで。千鳥屋といえば千鳥饅頭とチロリアンだが、見取り図はどちらも食べたことがないので、チロリアンを食べさせてもらうことに。この辺りのやり取りも終始和やかだったし、盛山さんの切り返しに手を叩いて笑う華丸さんが見れたので、これは二回目ゲストも遠くないと確信する。ただコロナさえなければ、酒蔵や角打ちでべろんべろんになるまで飲む二人が見れただろうに。

工場ではマドレーヌの試食もさせてもらう見取り図。しかし最後まで千鳥饅頭は出てこず、店を後にして暫く歩いてからおずおずと「千鳥饅頭食べてみたかったです」と告白する盛山さん。リリーさんも「確かになw」と共感し、可笑しそうに笑う華大。ここ、実は凄く大事なポイントだったと思う。福岡の銘菓にちゃんと興味を示し、食べられなかったことを残念がる姿は、めっちゃ好感度上がったと思う。特に福岡をこよなく愛する華丸さんの中では。ずっとにこにこしてたもんな。

遠賀川(おんだがわ)沿いを歩いている時、遠賀川を紹介する華丸さんに「ホンダガワ?」と聞き返す見取り図。またしても「おんだがわ!」と厳しく訂正されてしまう。これもまたなんしようと名物である。

リリー・フランキーがこの辺りのご出身ということで、華丸さんが「でもさ、リリーってリリー・フランキーさんから付けたんやろ」と振って、リリーさんのの由来の話題に。「名前(本名)なんて言うと?」と尋ねる大吉先生に「ぼく清水将企って言うんですけど」と答えるリリーさん。久々にリリーさんの口からフルネームを聞いた気がする。やったぜ。

そしてNSC時代に付けられたというおもしろエピソードを語り、盛山さんに「どこがおもろいねんおい!」とツッコまれ、由来漫談をきっちりお披露目する見取り図。そんな二人にずっと笑ってる華大が印象的だった。

その流れで「でもじゃんけん強いよね」と大吉先生。「なんでそんなん知ってるんですか」と驚くリリーさん。大吉先生、霜降りバラエティで見たそうな。「最後負けたやん」と華丸さんも補足するように言ってたから、二人とも見てくれたようだ。嬉しいけど何故に。

盛山さんが「でもじゃんけんほんまに強いです」とリリーさんの強運エピソードをマネージャーのように売り込み、華大とじゃんけんすることに。見事二人に勝利したリリーさんはじゃんけんの強さを証明。結構本気で感心する華大であった。

次は焼き物専門店へ。突然リリーさんに向かって「こんなん好きやったらいいのに」の言い出す華丸さん。不意打ちを食らって驚くリリーさんに「なんとなくキャラ的に、らしいなって思うの」と説明した後、盛山さんを指さしながら「こんなどこの馬の骨…」と言い、盛山さんに「なんなんですかそれ、ねえ!」「もう同じでしょ事務所。分かってくださいよ」「僕なんか移動中に足踏みました?」とツッコまれ、嬉しそうに笑う華丸さん。リリーさんもさりげなく「どこの馬の骨かは分かるでしょw」とツッコんでた。こういう時、意外とリリーさんは盛山さん側に立つ。不毛な議論で山里さんが「相方だけは必ず味方でいてあげて」と言っていたけど、まさにそれ。

次のロケ先にまた徒歩で移動しながら今後のお話。仕事がある限りは東京で働くという大吉先生がが、見取り図に「貴方たち東京行くでしょ。多分」と聞いて、「行きます」と答える盛山さん。すると華丸さんが「いつでもアサイチ代わるよ」と言うが、今度は大吉先生が「いやーどうかな。こんなどこの馬の骨か…」と渋る。恐らくそれほど絡んだ経験がある訳ではない後輩を、ここまでキャッキャ楽しそうに弄る華大は珍しいような気がする。

ラストは回転ずし店まである物産館。今日は泊まりだという華大が仕事を忘れて酒のアテを爆買い。先輩の買い物を待っている間、「ちなみに店長さん、このお店に千鳥饅頭って置いてないですか?」と尋ねる盛山さん。凄くいい。ここで千鳥饅頭を持ち出すセンスもタイミングも凄くいい。愛嬌を感じさせるボケって才能だ。

回転寿司屋でテーブル席に座るなり、盛山さんに「一番好きなネタは何なん?」と尋ねる華大さん。華丸さんから食に関する質問が出ると、思わず「来た!」と身構えてしまう。なんせ華丸さん、食にはめちゃくちゃうるさいので。居酒屋で「とりあえず刺身盛り合わせで」なんて頼み方をする人は見限られるので。盛山さんの答えはカンパチ。「ほおー。いいやない」と華丸さん。無事合格出ました。

メニューが多すぎて決められないので、店長のオススメを運んできてもらうことに。まずは全員生ビール。久々の生ビールを心底美味そうに飲むリリーさん。頼んだ所は映ってないけど、リリーさんのとこにだけ空のジョッキがあったので、誰よりも先におかわりした模様。良かったねえ良かったねえ。

寿司だけでなくホルモン焼きや天ぷら、鰻のかば焼き丸ごと一本が次から次へとテーブルに並び、「この番組何なんですか?」と呆気に取られる盛山さん。「なんか竜宮城みたいな飯出てくる」と言った傍から日本酒、焼き鳥盛り合わせもやってくる。

福岡の焼き鳥といえば豚バラ。ということで案の定華丸さんから「食べてみい」と勧められる見取り図。沢山飲んで沢山食べるだけの時間に「だんだん不安なってきた。今この時間」とリリーさんに吐露する盛山さん。しかしこれがなんしようとなので全く問題なし。むしろ掛かりすぎることなく、番組の空気をちゃんと読み取って、華大と本当に丁度いいラインのロケをした見取り図にあっぱれである。初ゲストでこの溶け込み方は有能すぎる。華大も終始楽しそうだった。

最後に華丸さんが「久々におもてなしできて良かったわ。手応えこそないやろうけど」と言って締めていた。とても相性が良かったので、またゲストに呼んでくれると信じてます。

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