「夜明けのすべて」


 この間妹と一緒に映画「夜明けのすべて」を見に行きました!
 ネタバレしちゃうかもしれないので、もし嫌な人は見るのやめてくださいね👍

 パニック障害の人とPMSの人が同じ会社のプロジェクトを通してつながっていくというストーリーだったんですけど、私はとても面白かったです。

 心の揺らぎとか俳優さんの演技がーとかはぜんっぜんわからないんですけど、なんかこう

 「人と人が支え合っていく、お互いがたまに寄りかかりあってその人の隣で小休憩しながらこれからも生きていこうよみたいなビックリマークのつかない穏やかな関係性」がとても綺麗だと感じました。

 私には、まだない感覚だったし、大人同士の恋人でも友達でもない関係性みたいなものがこの映画のようなものだとしたらその関係性はとても素敵だとまっすぐに思えました。

 映画を見終わった時私結構、うわ!あそこがこの伏線やったんや!とか、大画面で見るにふさわしい迫力!みたいな作品ばかり見ていたし、そういうような作品が大好きなんですけど、こういう作品を映画館という閉鎖空間で見るのはまた違った意味で楽しかったし、心が落ち着く感じがしました。
 私も大人になってきたかな?って少し感じて嬉しかったし、こういう作品を見てもっともっと今までとは違う価値観や自分の中の感性を知っていきたいです。


 一方で一緒に見ていた妹は今年高校卒業で5つ年下なんですが、「面白くなかった」と言っていました。スリリングな作品や恋愛の作品が好きな妹なんですが、この作品はどちらの要素も入っていない映画だったので、あまり魅力を感じなかったみたいです。
 作品のことを否定したいわけでも誰かの価値観を否定したいわけでもなくて、ただこうなんていうか

 「ものを見て感じる感覚は人それぞれなんだ」と改めて感じました。

 妹と私の鑑賞後の感想はただの歳の差かもしれないし、好みの差かもしれないし、単純に体調とかが関係していたのかもしれません。それはもうわからないし、どっちでもいいけれど、

 人と映画を見てその感想を言い合うことってとてもいいなって思いました。

 私はいつも1人で映画を見にいくし、その感想を誰かに聞かせたり、誰かに聞いたりしないんです。だからいつも私の中だけで感想も完結します。

 だけど、そうじゃなくて自分以外の人の感想を聞いたり、その違いについて自分なりに考えたりするだけでこんなにも映画の解釈の違いを感じることができるのだと知りました。

 私結構、自分だけでいいって思ってしまうタイプですし、人と合わせるのとかあんまり得意ではないのですが、こういう「自分だけ知ってればいいとか、自分だけわかればいいとか思い込みすぎることだけは避けないといけない!」って思いました。


 なんか最近は特にどんどん頑固になっている気がするし、プライドも年々高くなっている気がします。ちょっぴり私も自分のことを客観的に眺める時間が必要かもしれません。
 慌ただしい毎日の中でも、ふと立ち止まれる時間が映画館であるなら私はこれからもずっとずっと行きたい場所です。

私へ
「1人でもできることを誰かとやることでもっと楽しめることもあるから。忘れないでね」

 また誰かと映画見にいこう🎬

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