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『雑談』を後ろの席から盗み聴き EP.6「私、土グループ」 を聴いて

 『土グループ』について、サクちゃんとスーさんが解りやすく話しをしているので、『土グループ』のことを理解するためにぜひ聴いて欲しい回ですね。




自分は違うって昔から思ってた?

その話って、昔から思ってた?その、自分は違うっての。
 by スーさん

EP.6 7分25秒くらいから

  サクちゃんは「逆特別扱いみたいな感じ。自分だけ特別運が悪い、とか自分だけ特別ハズレくじを引いたみたいな感じ。」って言っているが、ワタシはちょっと違っていた。(まあ、"症状"がちょっと違うから当たり前だろうけど。)
 学生時代くらいまでは、他人ひととの関係がうまく構築できないってことに薄々気がついていて、「自分はちょっとどこか変なのかもな」くらいに思ってた。そして社会人になってしばらくした頃から「自分は人として大事な何か(人間関係の構築に必要な何か)が欠けている、人が本来持っているべきものなのに欠損してるものがあるんじゃないか」と思うようになった。ただ、欠損している「それ」がいったい何なのかは全くわからなかった。


自分自身の照明係は自分だけ

自分自身の照明係は自分だから、自分の嫌なところにずーっとスポットライトを当ててたら、もうそれで行くしかないけど、誰も照明の当たる場所を変えてくれないし、まれにボーンと誰かが照明係にぶつかって来て、"ワー"ってズレた時に、あっ、こんな良いところもあったんだ"ってとこにたまたま当てることもできるけど、少しずつ少しずつ引っ張って、自分で照明動かしていいところに当てていかないといけないんだよね。難しいけど。
 by スーさん

EP.6 8分30秒あたりから

 これは「地獄のあみだくじ」とそれからの抜け出し方としてサクちゃんが言ってた「向きを5度ずつ変える」と同じことを言ってるんだけど、スーさんのこの照明係の例えも面白いなと思った。


スーさんの「泥棒に入られるのは鍵が開いてるから」の例えが秀逸

 11分くらいから、サクちゃんの ”自分が世界に合わせていかないと悪い事が起こる。だから「人の顔色を窺う」という生存戦略を採ったけれども、それ故に困難に遭遇するんだ" という説明を聞いたスーさんが、それを理解して「泥棒に入られるのは鍵が空いている(困難に遭遇するのは自分が呼び水をしている)からじゃないか」と例えたのはとてもわかりやすく秀逸な例えだと思う。そしてそれを受けてサクちゃんの「鍵は開けておくのが当たり前」「鍵は開けておかなければ怒られる」と思っていて「人の家の鍵が閉まっているなんて知らないから」との返しに『その通りだ!』と。


良い手か悪い手かで言ったら「悪い手」ということが世の中にはある

ス「何が切ないってさ、結局生きていくためにやってるわけじゃん、明日も今日も生きてくためにそれをやっていくわけだから、生きるためにやったことでホントはだから自分で適応したはずなんだけど、結果的にはそれが不適応を招くことになるってとこだよね。そこが結構きついね。
サ「だからさぁ、気づいたら、これは自然にやっちゃうし、善かれと思ってるんだけど「良い手ではない」っていうのがね。」
ス「サバイブするために、それは必要な道具だったんだけど、良い手か悪い手かで言ったら『悪い手』ということが世の中にはあるっていうね。」
サ「あと、もうやめていいんじゃないって時にやめられないんだよね、そのやり方を。〈中略〉やめていいって思ってないから、やめれると思ってない。」

EP.6 15分あたりから

 これですね。ワタシの場合も。というか「他人ひとを信頼しない」という生存戦略を採っていることすらまるで気づいてなかったから。それが当たり前すぎて…。
 その生存戦略はもう必要ないから捨ててもいいよってもっと早く気づければよかったんですけどね…。


同じものを見てても見えてるものがかなり違っている事がある、という前提を共有しないと人と話し合うとか解りあうとかは無理

 17分6秒くらいからのところから。
 その通り!
 なんだけど、難しいよねそこまで掘り下げて話をするって。
 まだ「ワタシには無理!」としか思えない。
 けれどもそれじゃあダメだよね、とも思っていてコレを書いているってところもある…。


 終わり間際に「青い服に黒い帯か?それとも白い服に金の帯か?」の話が出てきますが、コレについては次のEP.7の方で。

#となりの雑談 #桜林直子 #ジェーン・スー #雑談を後ろの席から盗み聴き #雑談を後ろの席から盗み聞き

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