上州戦隊計画

今週の中頃、グンマネタが盛り上がった際に、拙作「上州戦隊グンママン」の話が出たことを受け、テキストを発掘してきました。とりあえず設定集だけあげておきます。ある意味病んでたなと思います。たぶん26歳くらいの頃です。まあハタチで痔の闘病顛末記をネットに上げていた女です、私は。さておき読めば読むほどわたしのあたまがおかしいです仕様です。


上州戦隊計画〜


【上州戦隊・群馬マン(仮称)について】

群馬マンは群馬のために戦う5人組だ。しかし、出身等は不問のため、出向で東京に住んでいる隊員もいれば、逆に東京からの出向者隊員も存在している。

そんな彼らは、変身前も、それぞれ群馬のために働く戦士たちである。

彼らの使命、それは、群馬の繁栄を願い、そして、迷走する群馬をあるべき姿に保つことだ。

イマイチ立ち位置の掴めていない群馬県を救うべく、彼らは今日も人知れず戦う。


【メンバー】

◎カカアレッド

・上州戦隊の紅一点。実家は旧群馬町近辺で養蚕業を営んでいる。

・変身前の名前は高橋ともえ

・JA高崎勤務、入社2年目。高崎市内の公立校~高崎経済大学~現職

・変身前はのほほんとしており、周囲に流されない女子。そして変身後は無敵の押しで戦闘を有利に進める。

・敵の技にも、ありとあらゆる事態にも動じないその堂々たる姿は、敵味方問わず恐れられている

・おもな技

☆憤怒(自分の思うようにいかない戦闘に際して、敵味方問わず怒る。敵は萎縮し、味方には気合いが入る)

☆「…あぁねー…」(なあなあの相槌で敵の攻撃を流す。ナイーブな敵には心理的ダメージすら与えることもある。)

☆「はあ、あれだいね」(敵が技を繰り出しそうになった時、急に話題を変えることで発動を回避することができる。)

☆「それくらいできるんじゃねんきゃ?」(味方に使用する。使われた味方は震え上がって通常以上の力が出せる。不可能を可能にする禁じ手。)


◎空っ風イエロー

・変身前の名前は新井遼一。グンママン(仮称)の誇る鉄砲玉。最近結婚したせいか技にキレがなかったが、キレたカカアレッドが妻子を人質に強請り、かつて以上の戦闘力を取得した。

・某中央官庁出向中、社会人4年目、桐生高校~群馬大学~現職

・東京は部屋代が高い。

・東京に単身赴任中。週末は群馬に帰ってくるため、なかなかお金が貯まらず、妻からのマイホーム嘱望の圧力が痛い昨今。

・5戦士中、最も強力な攻撃技を持っているが、出向中のため、土日しか戦闘に加われない。

・春~夏にかけては、夕方を中心に「雷イエロー」がランダムで出現する。その場合の攻撃力は約3倍になる。黄色いけど。

・おもな技(★は雷イエロー限定)

☆上州空っ風(容赦ない冷気を帯びた、台風並みの風速の山颪を放つ。乾燥も伴い、お肌の大敵)

☆砂埃(上州空っ風の上位技。目潰しになるだけでなく、校庭の粒が大きい砂を敵の素肌に吹きかけて素肌をチクチクさせたりする。)

★上州雷様(特大の雷をお見舞いする。身を低くしていないと打たれるし、鉄塔に落ちると停電になり、近隣の民家に甚大な影響が出るため、ご利用は計画的に)

★暴風雨(河川敷に車がとまっている場合は発動できない。敵に雷を伴った凄まじい暴風雨をお見舞いする。発動には予め行政防災無線による避難の指示が必要。)

◎焼きまんじゅうブラウン

・変身前の名前は高橋裕輔

・地域農業支援課勤務、ただし出向職員。入省5年目、東京都中野区出身~●●省入省~現職

・やきまんじゅうのあのフカフカ感がたまらないが、たまに向こうの食が恋しくなる。

・自動車の運転は苦手なペーパードライバーであったが、運転をしないと食べ歩きもままならないため奮闘。最近慣れてきたのでマイカー通勤も始めた。

・お腹が減ると戦うどころではなくなるが、群馬県は少し油断すると食堂やスーパーはおろかコンビニすらまばらなため、よく窮地に追い込まれる。

・こんにゃくは苦手だが、こんにゃくゼリーは好き。ネギは青ネギ以外認めたくない。

・前橋市天川原町の1Kアパート在住。けやきウォークが心のシャングリラ。近所の登利平のお弁当はお気に入り。運転頑張って七福の湯に行くのも好き。

・おもな技

☆やきまんじゅう(できたての焼き饅頭をお見舞いし、敵を懐柔する。食事中に襲ったり、また、食べ物なので投げたりしてはいけない。味方が食べても構わないが、戦闘中敵が待ってくれるかはその敵によるので注意が必要。敵によって好みが分かれる)

☆鳥弁(登利平の鳥弁をお見舞いする。常に携行でき、たいへんに美味だが、夏季はお早めにお召し上がりください。肉厚の松弁当とあっさり肉の竹弁当はランダムで出現。敵の好みにあったものが出るかは運次第。ごく稀にソースチキンカツ弁当も出る)

☆水沢うどん(水沢うどんをお見舞いする。生麺なので、敵が調理してくれるかは運によるが、とてもおいしいので懐柔できる確率は高い。持ち帰りはできない旨伝える必要あり)

☆野口商店のかき氷(夏季限定。とてもおいしい。冬場に無理をすると落花生になってしまう)

☆グーテ・デ・ロワ(ガトーフェスタ・ハラダ謹製のラスクをお見舞いする。大変に美味であり、群馬の新たな特産物として地位を築きつつあるが、一方で群馬県が発祥であることを知らない人も多い)

◎ヤマダブルー

・変身前の名前は黒岩弘司

・労働政策課勤務、入庁1年目、東京農大二高~東京方面の大学~現職

・ドン・キホーテの無秩序ぶりは気に入らない。小島という名前に過剰に反応する。

・嬬恋村出身、5歳の頃に高崎に引っ越した。

・ショッピングモールは断然イオン派だが、ベイシアの恩恵も忘れないでください。

・ヤマダ電機のポイントカードにはSuicaが付いていないのでSuicaは嫌い。男は黙って自家用車。

・おもな技

☆マイナスイオン(味方に使う。癒された気分になり、ちょっと元気になる。科学的に効果が実証されたわけではないが、病は気から。特にカカアレッドは大好きらしい。)

☆他店チラシ持込で値引き(ハードルは高いが、競合店に勝てる気になったり、カカアレッドが心穏やかになり、チームの士気がとても上昇する)

☆ポイント還元(ポイントカードを発行し、受けた攻撃に応じたポイントを敵に還元する。敵がポイントカードを紛失した場合も再発行ができるが、時間がかかってしまい、敵が苛立つこともあるので注意が必要)

◎白ねぎ

・変身前の名前は今井秀平

・広報課勤務、入庁3年目、高崎高校~東京方面の大学~現職

・下仁田町出身。実家はこんにゃく農家であり、家業は兄が継ぐ予定。

・おもな技

☆下仁田ねぎ(下仁田でしか生産できない貴重なねぎをたくさんお見舞いする。食べ物なので粗末に扱ってはいけないが、なかなか使い途にも困り、途方に暮れること請け合い)

☆下仁田ねぎエキス(ねぎを刻んだ際に発生するような刺激のある物質を敵に放射する。目が痛くなったり戦意を喪失したりする)

☆下仁田こんにゃく(賞味期限の切れてしまったこんにゃくを泣く泣く投げつける(産業廃棄物、事業ゴミ)。臭いも酷く、気持ちが悪い。)

◎リーダー

・名前は高橋繁樹。

・前橋市中心商店街で趣味の玩具店を営んでいるが、客があまり来ないので、平日昼間は近所の大型本屋で本を読んでいる。けやきウォークには負けないと自負している。

・家族は妻と子供が3人。妻は県庁職員。休日は、高校生の娘は隣県某市に、妻は下の子2人と周辺のショッピングモールに行ってしまうので、1人で同好の方々と親交を深めている。

・営んでいる玩具店は、マニアの間ではかなり評判が高く、全国から客が訪れる。

・渋川出身。実家は農家である。へそ祭りの際は帰省をし、誰にも真似ができない軽やかなステップでへそ踊りを行う街の英雄である。

・ 指令を出すときは、モニター越しにへそ踊りTシャツを器用に操る。

・ 運転技術は群馬で20年間培われた素晴らしいものを持っており、峠を攻めにくる若者には伝説と恐れられている。

◎博士

・本名は不明。しかし苗字はおそらく「高橋」

・出身など一切の素性が不明だが、異常な群馬愛から、おそらく地元の人間と推察される。

・年齢不詳。リーダー以外のメンバーの前では常にガトーフェスタハラダの紙袋をかぶっている。

・恐らく県外のどこかで高い水準の教育を受けたらしく、その発想などにはずば抜けた才能を感じさせる。しかし群馬を愛するあまり、学歴を明らかにしない。

・志高い群馬愛、明晰な頭脳に魅せられた弟子が数多く存在する。おそらく全て群馬県出身。

・自称「群馬のカオスと微妙さの化身」

・敷島公園近辺に謎の研究所を構えている。しかし最近開発・住宅地化が進み、人の往来の増加及び近所からの苦情で居辛くなっている。もうすぐ渋川市寄りに新研究所が完成するらしい。

・近所にはお洒落な雑貨屋さんがあり、そこから群馬マンのコスチュームの材料等を仕入れたらしい。

・前橋にヴィレッジヴァンガードを誘致したかったらしい。

・研究所の登記上の名前は「有限会社高橋技術研究所」

◎博士の弟子

・正確な人数は不明。大人は博士の研究所に住み込みで働いているようだ。

・自給自足のため、研究所内の畑でさまざまな作物を栽培している。勿論こんにゃく芋を煮こぼす装置も完備。

・たまに義務教育中なのではないかと思われる若年者がいるが、彼らは学校放課後に研究に従事しているらしい。

・皆どこかで高い教育を受けているか、若しくは博士や兄弟子に鍛えられてかなりの技術力がある様子。

・高い志を持ちながら、地元就職を余儀なくされた面子が集っているらしい。


次回の更新は主題歌の歌詞を予定しています。