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CPA-4-6 経営学の会計士試験対策

 おはようございます、パジャマです。

 今回は経営学について反省していきたいと思います。

 経営学について対策を行ったのは、短答式以降です。
 そのため、短答4科目に比べれば学習戦略を検討する時間はありませんでしたので、ほとんど予備校の速習講義に従って勉強していました。

 ほとんど速習講義論評になるかと思いますが、ボリュームも少ないですので、さらっと読んでください。

~使用教材(論文式)~

・CPA 経営学(財務管理)速習講義レジュメ
 矢野講師による速習講義うち、財務管理のレジュメです。

 200ページ足らずの薄いレジュメになっており、ゴッパチ生が財務管理でボーダーを得点できるよう頻出論点に絞って掲載されているようです。
 例題は50問ほどであり、受験するまではまさか科目合格できるとは思っていませんでした。

 学習期間の短さからパターン暗記せざるを得ないため、講義を視聴する意義はありませんでした。
 しかし、論文式試験へのモチベーションが低く、紙教材を黙々と読むことができなかったため講義を視聴していました。


・CPA 経営学(経営管理)速習講義レジュメ
 矢野講師による速習講義うち、経営管理のレジュメです。

 財務管理に比べれば分厚いレジュメになっていますが、問題集も兼ねているため情報量は他科目に比べればダンゼン少ないです。
 用語を覚えるだけなので、大学受験科目で言えば地歴公民に近いノリで勉強をすることになります。

 暗記物なので基本的には論文式50日前からの使用になりますが、面白そうだったので論文模試以前にも一読しています。


~学習内容~

・学習期間240日~270日目
 経営学の学習を開始したのは短答式以後です。

 短答式以前にもメルカリで経営学テキスト①②を購入してはいたのですが、結局手をつけることなく転売します。 

 速習講義というゴッパチ向けの講義があったので、基本的にはその方針に従うこととしました。
 しかし、短答式試験を経て、自分の学習戦略に確信を深めていたので速習講義を鵜呑みにはしていません。

①270日目にある論文模試までに財務管理を完成させること
②論文模試以降、経営管理に着手すること
③経営管理は毎日少しずつ勉強すること

 以上の3つが、事前に決めていた学習戦略です。
 ①については、経営管理に比べれば財務管理のほうが忘れにくいと考えたため、財務管理を先に完成させることにしました。
 しかし、私にとっての財務管理は、他科目と比較して忘れにくい科目ではありませんでした。
 なぜなら、学習時間が限られており、パターンを覚えることによって対処することになったためです。

 ②については、経営管理はキーワードを暗記するだけの科目なので、着手するタイミングを考えました。
 経営管理の性質上、1つのキーワードに関する情報量が少ないため、忘れやすくなります。
 例えば、問題文中に「レスリス・バーガー」という言葉があれば反射的に「ホーソン実験」と想起しますし、「ホーソン実験」と聞けば「レスリス・バーガー」や「メイヨ―」を想起します。
 それは単語と単語が1対1で結びついているだけの状態ではないでしょうか。
 例えば「ホーソン実験が会社経営に与えた影響は?」と聞かれたなら、「ホーソン実験」というキーワードからあらゆる単語・文脈を連想して解答しなければなりませんが、単語と単語が1対1で結びついているだけの状態では書くことがほとんどありません。
 しかし、公認会計士試験では「ホーソン実験」と「レスリス・バーガー」が1・1で対応してさえいればいいのです。
 ほとんど一問一答形式で出題されるためです。
 公認会計士試験では深いことまで追求せず、表面的な理解でキーワードを覚えていれば十分です。
 しかし、あるキーワードに関連して記憶している情報が少ないため、頭に残りにくいと思います。
 試験本番に覚えておくためには、「反復回数を増やす」か「なるべく試験に近いタイミングで暗記する」かが考えられます。
 学習時間が限られているため「なるべく試験に近いタイミングで暗記する」ことが合理的だと考えます。

 ③については、自分の記憶しやすい方法ではないかと思ったためです。
 長時間、同じ科目に取り組んでいると飽きてしまいます。
 一方で、勉強時間が確保できなければ、暗記量が不足してしまいます。
 そのため、暗記物にしてはやや早いタイミングから開始して、そのかわり一日に学習する時間を少なくして、飽きないように工夫していました。

 一方、240日~270日に取り組んでいた財務管理ですが、講義を見て、問題を通読していました。
 時間がない中で講義を見ているのはモチベーションがないからです。
 財務管理くらいのボリュームなら単純暗記でも十分なので、経営学こそ講義を視聴する必要はありませんでした。 
 高校数学や管理会計で触れた内容も多いため、50時間くらいしか学習していないと思います。
 科目合格に届いたのは、勉強量に影響されにくい出題内容であったことが大きいです。

・学習期間270日目~330日目(試験本番)
 論文模試以降は、経営学の学習時間は減っています。
 なぜなら、短答式科目にも着手しはじめたためです。
 そのかわり、こまめに・頻繁に学習していました。
 特に、経営管理は興味を持って学習することができたので息抜きに利用していました。

 財務管理については、例題を3~4回解きました。
 例にもよって、問題を読んでわからなければすぐに解説を読んでいましたので、反復回数のわりに学習時間は少ないと思います。
 最後まで正解できない例題もいくつかありましたが、出題されなかったので大丈夫です。

 経営管理については、テキスト通読と問題演習を1巡ごとに行っていました。
 これによって、飽きることなく勉強することができました。
 なお、経営管理についてはAB論点に絞って勉強していました。

~まとめ~

 学習にあたって、経営学は諦めが肝心な科目であると感じています。


 一問一答や計算は「正解」か「不正解」しかありません。
 論述も知らない論点が出題されれば部分点を稼ぐこともできません。

 そのために手を広げがちになりますが、最終的には典型論点の正確性で勝負することになります。
 2020年度のようなトンデモ出題はほんとうにトンデモなので、誰にも解答できませんから大丈夫です。

受験生の経験値が低い科目であるため科目合格は取りやすいと思いますが、だからこそテキストに書かれている典型論点を取りきるだけで優位に立てる科目でしょう。

 見たことない問題はみんな見たことない。 
 それを忘れずに、学習時間はそこそこに、コスパよく攻略することを意識してみてはいかがでしょうか。

 それでは、おやすみなさい!!

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