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CPA-5-2 監査論の論文式答案

 おはようございます、パジャマです。

 今回は監査論です。


~答案用紙~ 

【第1問】
偏差値:61.2

監査論1024_1


監査論1024_2

 論文模試でも偏差値が高かった第1問です。
「たしかレジュメにこんな文言あったよなあ⋯⋯」とフィーリングで解答しているため、受験中はよしあしを想像することができませんでした。

 問題1は、割と自信を持って解答できた小問です。
 下線部Aについては、模範解答にある「公正性」というワードが一切ありませんが、ニュアンスはだいたい合っていると思います。
 下線部Bについては、専門的な表現は一切入っておらず、かなり自由に書きました。
 両者の関係については、1~3行目はレジュメの文言にかなり近いことを書けたと自負しています。4~5行目はちょっとよくわからないですね。自分でも聞いたことないですが、採点者に刺さる可能性を信じて空欄を埋めました。6~7行目は1~3行目とリンクしており、1~3行目がきちんとかけたので6~7行目もきちんと書けました。

 問題2もそこそこ自信があったのですが、「職業的懐疑心を発揮すれば、独立性を保てる」と、模範解答とはまったく逆のことを書いています。
 だから何点になるとかは分かりません。

 問題3は、最初はわかりませんでした。
 エンロン事件については本を読んだことがあったので知っていましたが、だから何だという問題でしたね。
 法令には監査基準や監基報は含まれないので(自信はありませんでした)、「じゃあ、公認会計士法に関する問題だな」と決め打ちしました。
 しかし、公認会計士法に関して3つも思いつかなかったのと、法令に監査基準や監基法が含まれる場合のリスクヘッジとして経営者確認書について書きました。
 解説動画によれば、きちんと2つ挙げられたことは大きなアドバンテージのようです。
 2つ挙げられたことは会心ですが、難しい問題であっても問題文の指示どおり「方策と効果」という体裁を徹底できていることも褒めてあげたいです。

 問題4もそこそこ難しい問題だったようですが、模範解答にかなり近いことをかけていると思います。
 概念的枠組みアプローチかどうかはわからなかったので「セーフガード」なんて用語は書いていませんが、だいたい合っていればオッケーです。

【第2問】
偏差値:51.0

監査論1024_3
監査論1024_4

 第1問と同じノリでやっていると、なぜか成績がよくない第2問です。
 どうしてよくないのかはわかっていません。

 問題1についてです。
 財務諸表全体レベルでは、模範解答にあるワンマン経営を指摘できませんでした。
「社長決裁を受けるのって当然じゃないの?」と思ってしまって、何度読んでもワンマンだとは思いませんでした。
 代わりに書いてある「人手不足」も間違ってはないですが、1つ目と関連する内容だと分かっていながら無理矢理2つにしました。
 アサーションレベルについてはかなり悩みました。 
「リスクの内容」と「アサーション」を分けて書けとのことですが、リスクの内容って問題文にそのまま書いていますよね。
 そんな簡単な問題あるわけないと思い、ここで聞かれている「リスクの内容」って自分の知らない概念なのではないかと深読みしてしまいました。
 これは、そもそも監査上のリスクという概念をきちんと理解できなかったことによると思います。
 リスクって、「売上の実在性に関するリスク」みたいにアサーションとセットになっている概念だと思っていたので、リスクとアサーションを分けて書けと言われて当惑してしまったわけですね。
 結果的には、大間違いはしていない感じです。

 問題2はよくわからなかったので、たしか監基報を引いたんじゃないかなあと思います。
 監査リスク・モデルという言葉を聞いたことはありませんでしたが、「リスクについて触れればいいんだな」ということはわかりました。
 模範解答を見ても、合っているような合っていないような、微妙な解答になっていると思います。

 問題3は典型問題なので、間違えないでしょう。

 問題4もなかなか悩みました。
「リスク」や「監査手続」という用語を正確に理解しているわけではないので、書いていいことわるいことが分からないのです。
 模範解答では3つすべてに「閲覧」が含まれており、何を閲覧して・何への監査証拠とするかで監査手続を区別しています。
 私は「監査手続」を形式的なものと捉えていて、「再計算」とか「質問」とか「閲覧」と何をするかで区分しています。
 一応は3つの監査手続を挙げてはいるので、点数はついていてほしいです。
 しかし、監査実務を正確にイメージできていないので、第2問は全体的に荒があるんでしょうかね。


以上

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