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遺灰を含めた海の重さ





脳内に打ち込んだI love you が全部no meaning に変換されていく、心と脳の激闘を眺めている



1時間ほど無 自慰に挑むがやはり性欲が枯れており無駄骨


散歩へ


どんどん風の強いほうへ歩いていくと海に出た


容赦なく風塵に襲われ、目や口に砂が入る


岩場にあたる高い潮が「食ってやろうか」と誘うようだった


砂を吐いて、水平線をのぞむ


敵意は認められず、そんならいい。と思って引き返す


この土地は墓地が多く、彼岸花もそこらじゅうに咲いている


だけど安心する 自然なことだから

だって今生きている人より、今までに死んだ人のほうがずっと多い


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