経過

経過2はこちら

2020/3/9

6:30

起床後、腹痛を訴え、歩けないので抱っこでトイレへ

7:00

動けないのでソファで朝食(おにぎり一口、チョコチップ数粒、牛乳1杯)

10:00

動かすと痛がるので通院を決意

11:00

発熱38.5

14:00

M別広域小児科、レントゲン、CT、血液検査

炎症反応がひどいのと脱水があるので、入院し点滴、経過観察。

虫垂炎、胃腸炎、ヒトメタの疑い

子どもは便をこさえやすいという。毎日ウンチが出ていても隠れ便秘や、体調不良で一気にお腹がやられる子も意外と多い。

尿、便のコントロールが自分でできない。便は緑色のちいさな塊。便意のたびに、激痛がおなかにあるようで「お腹いたいの。」と叫びながら泣く。

お腹を輪を描くようにさすってほしいときに言う「さすさすして」という言葉を作り出した。

発熱は39度、座薬の熱冷ましを使い、3時間ほど夜は寝た。

2020/3/10

とにかくおなかの痛みを訴える。便は水便、バナナ様の便が少しまじる、緑色

検査はなし。外科医によるレントゲン診察

虫垂炎の疑いは弱い、診断はまだつけられない

40度。熱冷ましの座薬をさすが、効かない。下がっても38.5分。脳が心配で氷を頭のまわりに当てまくる。座薬を指したあと赤い発疹が足に出る。すぐ消える。

ママが痛いのもらえたらいいのに…と言うと、

「こんなに痛いのママにあげたくない」

と言う。世界一いい子…。

25:30

初めての嘔吐。黄色。吐くと体調がよくなり、滝上に帰りたいという。水分を与えるたびに嘔吐。30-1時間おきに朝まで嘔吐。緑色の、海苔が溶けたようなものがまじる。

お腹をさすさすしてほしいとせがむ。こちらがウトウトして、さすさすを止めると怒る。

2020/3/11

9:00

回診。何度も嘔吐していること、発疹が出たこと、お腹の痛みが改善しないことを伝える。お腹の痛みも消えない。血液検査、レントゲン。

さすさす要求がかなり激しくなる。

11:00

小児外科のあるA川医大への緊急搬送が決まる。手術の準備も要請しているとのこと。

川崎病、虫垂炎の疑い

11:30

本人は救急車に乗りたくない。レスキューチーム大嫌いと言うが(大好き)、いざ救急車をみると早く乗りたいと言う。父が救急車に同乗。母は入院の準備をしてあとから追いかけた。

一緒に救急車に乗る勇気がなかった。職場に寄り、ばばに頼んでおいた私とパパのおにぎりとおかずをうけとり、カースイで『いつもの』テイクアウトした。かなちゃんのおごり!って言っといて!で、あやうく泣くところだった。車の中で、MOROHA、bloodthirsty butchers、THE BACK HORNをどちゃくそ爆音で聴き奮い立った。

14:00

到着。医師たちが待っていた。本人は救急車の中で痛みを訴えることなく中の設備を見ていた。

各種検査、診察。

川崎病、虫垂炎の疑いは低い。どちらだとしてももっといたがるはず。胃腸炎か腸炎。
現段階で半月ほど入院
脱水と、異常な炎症反応が起きているので、慎重にみていく。診断はまだつけられない。

17:00

カースイのいつものテイクアウトを見て飲みたがるが、医師に炭酸はまだだね。柑橘もだめだね。と言われる。

さすさすしてほしいときに「さすさすささす。」というようになる。

19:00

左手を点滴のために包帯とカバーで巻かれていることに怒る。理由は、ママのおっぱいがさわりづらい。

腹痛の波が来るたびにさすさすを要求する。高速さすさすが気に入ったようで、スピードがおちると、遅い!と怒るようになる。さすさすに緩急をつけると怒りと満足を繰り返し、少しずつ打とうとし始め、気づいたら寝ていた。

21:00

痛み止めの点滴をしたあと就寝。便意のたびに腹の痛みを訴えるが、落ち着いて過ごすことも増えてきた。5時間ほど寝る。痛みで泣くことは減った。嘔吐なし。

寝言で「早くさすさすささす!」という。

2020/3/12

6:00

日の出とともに起きる。

椅子に座ってさすさすしていると、

ママさすさすしづらいでしょ。一緒に寝ようというので、横になってさすさすをする。いい子。

さすさすが止まると私の手を小突くようになる。

寝ていられないようなので、タブレットで勉強、ゲーム。片手がふさがっているので思うように操作ができない。

8:00

ゲームをママに止められたので怒る。大きいおならをしておべんをしたが、怒っているので、うんちが出ていないと言い張り、おむつ交換を嫌がる。園の友達が送ってくれた、エビカニクスを踊り続ける動画をママが一人でニコニコ見ていると、そんなのみたくない!と、怒りながら寝る。なかなか寝なかったので、友達に感謝。

9:30

パパと交代して、ママは買い物へ。朝マックしながら上の内容を整理した。ひびとはぐっすり3時間ほど寝た様子。

ツイッターで、ずーっとずーっと交流のあるお姉さんが、たくさんアドバイスをくれた。最初の病院で、川崎病って聞いたとき、ネットで調べるほど不安になると思ったから、調べなかった。

私の不安が少しでも減るように、ことばを選んで、病状の進行の仕方、薬の処方の理由、長い目で見たときの見通し、やさしく説明してくれていた。いつも助けてくれる。

この子の名前を、よし。絶対決めた。ってときのムジカのライブにいて、はじめは隣にいた友達、二番目に決めるって伝えたのがそのお姉さんだったと思う。そうしたら、そのきっかけになったCDをそっとポストに入れてくれた。ほかにも、ずっと昔、社会に出る日に、励ましてくれたりした。私もそうなりたいと目指す人の一人です。

13:30

病室に戻り、様子を見ると、目があった。ちょうど今起きたの。と言ったあと、

「なんか、ハッピーセットのにおいするからハンバーガーたべたい」

なんて嗅覚

15:00

ママのお風呂。保育士さんが見ていてくれることに。終えて戻ると、レゴの『2階建てレッカー消防レスキュー車』ができあがっていた。初めて会った子どもとその場で関係を築いて、遊びを作るのすごい。病児保育、院内学級、学生の頃に興味あったな。

16:00

おっぱいをさわりにくくする点滴のカバーを、つけ直すことになった。ちゃんと話を聞いていなかったみたいで、はずせると思ったらしく、しばらく泣いていた。泣くので、看護師が何度もいたがる部分の様子を見てくれた。

体調は昨日までと比べて格段に良くなり、先生にハッピーセット食べたいといって、まだかなぁと言われたりした。ゼリーを食べる許可はもらった。

体調が良くなったせいで、さすさすを拒否された。

19:00

退院したら、まずハッピーセットにいく。飲み物はカースイの『いつもの』あるからいらないかなあ、でも、コーラがいいかなあ。とか言っていた。

何食べたいの?ときくと、ハッピーセットのテポと、ハッピーセットのかつた揚げって言っていて、フライドポテトとチキンナゲットのことだと思う。かわいいんだよな…。ハッピーセットはマクドナルドのことで、かわいいので気づくまで直さないつもり

20:00

痛いから先生に言いたいと訴えるので、一人で全部言えるならいいよと伝えると、ブツブツ何回か練習してから、自分でナースコールを押していた。

「お腹が痛いです。ここ(点滴のところ)も痛いです」

と言って、看護師さんが痛み止めの点滴をしてくれた。(昨日もしたようなので、寝る前に痛かったら点滴しますね。と夜の担当の看護師が挨拶に来たときに話していたのを聞いていたみたい。)

さすさす拒否されたしな…と思っていたら、「さすさすささす。」が出たので、さすさすをした。本当に痛いときは高速さすさす、眠りたいときはゆっくりさすさすが好きみたい。卒乳してしまいそう…

昨日と比べて私でもわかるくらい体調も機嫌もよいので一安心。

2020/3/12

5:00

起きる。ゼリーをg単位で測って食べたり、ポケモンしたりして過ごした。

9:00

かい。採血で押さえつけられると「人をおさえたらだめでしょ!やーめーてー!」など大騒ぎするのを聞いて、一番えらそうな先生は「小児科って感じでいいねぇ〜」といいながら、にやついていた。「お父さんも手伝うぞ〜!あ、おれ先生か。」みたいなことを言っていて、わけわかんない人好きだから、好きになった。絶食解除

12:00

昼食をみて嬉しそう。でも、一口しか食べれない。煮りんごは完食。青森に実家がある同級生に思いを馳せながら、こんなやわらかいりんごは○○くんも食べたことない。おいしい〜。って言うよ。と、友達が食べている姿を想像するくらい気に入っていた。

14:00

脱電子機器を目標に、カルタの絵札でするままごとを開発して、すごく楽しかった。ベッドの上で数歩なら歩けるようになった。「もうお腹痛くないね。ハッピーセットは病院では食べられないってわかったから、先生にはもう言わないで。」って言っていた。

18:00

夕食も一口。

19:00

仮病感満載のお腹痛い発言でさすさすを示唆して、さすさすでねた。

夕方の回診で、ウイルス性のものだろうけど、はっきり『これです。』とは言えなさそうと伝えられた。去年の私の入院のときも同じことを言われた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?