僕は 「 〇〇する方法 」 が大好きだった。

僕は以前まで「〇〇する方法」みたいなことが好きだった。

迷うことなくやり方がわかって、すぐに答えにありつけそう。

そんな感じがするからだ。


でも今は程々にしている。

特に自分の価値観が変わりそうなものには注意している。




以前noteである記事をみつけた。


タイトルは
【「愛してる｣を超える言葉。】だ。


読む前からもう｢スキ｣を押してしまいたくなるぐらい、
すごく気になった。


実はその記事を見つける前から僕は「言葉の表現」について
自分で考えてnoteに書き留めて置きたいと思っていた。


「あーこれは深い主観や、この人ならではの価値観が書かれてるんだろうなぁ。」
とタイトルだけでもわかる。


思わずクリックして記事を見始める。


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いつも言葉を探している。

好きだ好きだと叫んでいた頃は「愛してる」が安っぽい言葉に聞こえたのに、
「愛してる」と思い始めた頃には「愛してる」以上の愛を伝える言葉を知らない未熟な自分に気付く。

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ここまでで自分の心がグッとこの人に引き寄せられた。

でも僕は記事を読むのをここまでにして
自分の「言葉の表現」についての記事を書きはじめた。


すごく良いところだ。
読んでいて気持ちがいいし、続きが気になる。


でもこのすごくいいところで読むのをやめれたのは
よかったと思っている。


なぜなら僕はそれで過去に失敗したことがあるからだ。


自分より圧倒的に経験がある人や、深い考えを持っている人や
強い信念がある人の価値観を知ると


自分の価値観を無視してその人に引っ張られすぎてしまうことがある。



そうするとどうなるかというと、経験も体験もないのに価値観だけが自分の中に植え付けられ、等身大の自分を忘れてしまう。理想論ばかりのやつ。


僕はそんなやつになってしまった経験がある。


自分の価値観がなくなってしまうのだ。

その人が取り憑いたように、今までの自分の存在を無視する。
自分の軸を失ってしまう。


MLMを知ってるだろうか？
いわゆるネットワークビジネスで、よくネズミ講と勘違いされるあれだ。
僕はそれに勧誘されたことが５、６回ほどある。


僕が誘いを受けた人たちはみんな自分たちの価値観がなかったように見えた。


きっと成功者の価値観を植え付けられてしまったのだろう。
みんな口を揃えて言うのは
「海外にいける」「自由な時間が欲しくないか」


僕はこういったビジネスが嫌いではない。
差別も特にしない。


でも僕と話しているその人たちには「魂」や「心」が感じられないことが多かった。


経験や体験がないまま価値観が先行してしまってるのかもしれない。
自分の身体を媒体に他人の価値観を語っている。そんな気がしてならない。



僕はMLMではないが色々な世の中の「〇〇な方法」にやられてしまった。
もちろんそれを発信してる人たちには悪気はない。


しかし、すぐに答えが知れる・迷うことがない
というのはどうなんだろう？


その迷いや考えることに人間らしさが生まれるはずなのに
それを無くした僕はなんだか「論理的な空っぽ人間」のような感じがした。


だからどうしても気になる
【「愛してる」を超える言葉。】を読むのを途中でやめた。

素晴らしい内容こそ自分の価値観をその文章に上塗りされてしまう危機感を感じたからだ。


僕はそう言う他人の先入観を取り除いて

【  「言葉を知らない僕｣。 】

を書いた。




僕は堀江貴文も西野亮廣もnoteのクリエイターも大好きだ。

でもどんな時でも人生は自分がメインだ。


主体感覚がなくなるとそのうち「自分の存在」について考え始めるようになる。

それもまた良い体験なのだけれど、そんなことを考えているうちは
決して調子のいい状態にはならない。



自分の発言は誰の言葉なのか？

他人の言葉は借りてもいいが
他人の言葉で完全に価値観を塗り替えられないほうが
人生は楽しいかもしれない。

僕はそういう時、自分にとっての「人生のヒント」ぐらいの感覚で学ぶ方が調子が良くなる。



ちなみに自分の記事を書いたあとは
【 「愛してる｣を超える言葉。 】をしっかり読ませて頂きました。

気になる方はこちらからから是非。

寿マーガリン さん：「愛してる」を超える言葉。

人間味が溢れてて素敵です。