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九日ナインソール(九日 Nine Sols) 感想 / メトロイドヴァニア

九日ナインソールは、2024年5月29日に Steam にて配信開始されたメトロイドヴァニアでソウルライクなアクションアドベンチャーゲームです。開発・販売は、Red Candle Games (台湾のゲームスタジオ)。

■ストーリー

In New Kunlun, hero Yi has awakened the 9 rulers of this forsaken realm. To defeat the 9 Sols in the deserted city.

“Becomes one with the way of Tao…”

New Kunlun, the Solarian’s last sanctuary, has remained quiet for centuries. Inside this vast realm, the ancient gods left mortals with a promised land that is forever protected by the sacred rituals, yet the truth of this world remains unknown to most. Everything changes when Yi, a long forgotten hero from the past, is awoken by a human child.

公式紹介文

サイバーと古代中国神話が入り乱れた複雑なストーリー構成をしていて、おおまかなストーリーの流れは理解できたものの、細部や根幹となる神話的記述の解釈は難しいところがありました。

■ゲームシステム

メトロイドヴァニアという分類に入る迷宮探索ゲームで、死亡したときにアイテムや経験値をその場に落として、1回で回収できないとロストするというソウルライクなシステムも採用されています。

ゲーム画面は上画像のような 2D サイドビューになっていて、キャラクタはピクセルアートで描かれています。

序盤を終えると、上画像のような拠点からノードと呼ばれる中間ポイントへ自由に行き来できるようになります。更に、中盤まで進むと、拠点から全てのノードへ指定移動できるようになります(いわゆるファストトラベル)。

キャラクタの成長は、ツリー式のスキル強化によって行われます。また、アイテムやイベントによる回復薬の増加・最大HPの増加・特殊移動スキルの獲得といった要素もありますが、基礎防御力強化要素はありませんでした。

■剣術アクションと呪符攻撃

SEKIRO にインスパイアされた剣で敵の攻撃をはじくアクションが戦闘の肝となっていて、はじきにより溜まった気力を使って、攻撃力の高い呪符攻撃を行えます。

敵の攻撃を見切ってはじき、隙をついて連続攻撃や呪符攻撃をするというのが基本の戦い方になっています。

SEKIRO の忍殺に相当するアクションはないものの、背後攻撃はダメージ増加する要素があるので、ステルス戦法も効果的に使えます。

■難易度

ノーマルモードとストーリーモードが用意されていて、ノーマルモードの難易度はかなり高く設定されています。私は、中盤のボスで苦戦したため、ストーリーモードでニューゲームして、やっとクリアできました。

■ギミックとアスレチック

迷宮には様々なギミックが配置されています。謎解きが必要なものもあれば、シビアなタイミングのアクションが要求されるものもあり、プレイヤーを悩ませる作りこみがされています。

■NPCとの会話

拠点ではNPCとの会話が発生することがあります。また、迷宮内で発見したアイテムを渡すことにより上昇する好感度パラメータも持っています。会話中は下画像のように吹き出しが表示されます。

■プレイ時間

ストーリーモードで20時間ぐらい。

■感想まとめ

とても良くできたアクションゲームです。ストーリーモードの難易度もかなり細かいところまで調節されていて、多くのユーザにクリアしてもらおうという意気込みを感じれました。

道中に登場する敵キャラの種類も多く、貴重なアイテムをドロップする中ボスクラスの敵も登場するという深い作りこみもされています。

グロテスクな表現が苦手な人以外には素直にオススメできます。ただし、オートセーブしかない関係で、ラスボス戦直前まで進めてしまうと後戻りによるアイテム回収ができなくなることに注意が必要です。

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