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東京サイコデミック 感想 / 推理アドベンチャーゲーム

東京サイコデミックは、2024年5月29日に steam / Nintendo Switch / PS5 にて配信開始された推理アドベンチャーゲームです。

■ストーリー

未知のウイルスにより、パンデミックが発生し首都封鎖した東京。
その3年後、首都封鎖も終息に向かい、日常を取り戻したかのように見えたが、なぜか超常的な事件が多発する。
プレイヤーは探偵として、仲間と共に事件解決に挑む!

公式紹介文より

私からはタイトルが終盤の展開の伏線になっているとだけ記しておきます。

■ゲームシステム

エビデンスボードに証拠品を並べると、?マークの付いた項目が出現するので、そこに当てはまる証拠品を推理していくというゲームです。

デスクでは映像解析・音声解析という証拠品の解析とダークウェブによる情報収集を行います。下画面は映像解析の例です。

解析や情報収集を進めてエビデンスボードを完成させると、報告書作成にて推理のまとめを行うことになり、報告書を提出することにより1つの事件が終了するというゲーム構成をしています。

■プレイ時間

12~15時間ぐらいになると思われます。

■感想まとめ

科学捜査の体験ができる珍しいタイプの推理ゲームで、キャラクタの立ち絵はLive2Dにより動き、映像証拠品の大部分は実写ムービーになっていて、イベントムービー中の会話にはボイスがついています。

素人目に開発コストはかなり掛かっていそうなものの、ゲーム自体のボリュームと後述する様々な問題点を考慮すると、6000円弱という値段設定は時代錯誤的高額なので、半額セールなどを待って買うことをオススメします。

科学捜査中の試行錯誤は面白かったので、続編などを作るのであれば、Steam のユーザレビューで指摘されている不満点を踏まえて、システム改善を図って欲しいところです。

(Steam のユーザレビューは、プレイ時間が10時間以上のものを参考にすると良いと思います)

■個人的に気になった問題点

①セーブできる場面が少なすぎる

セーブは、部屋にあるソファで仮眠することによって行われます。ただし、イベント中や各話の導入部分ではセーブすることが出来ず、1時間ぐらいセーブできずにプレイしなければならないことが多いです。

②UI(ユーザインタフェース)の問題

私は、パッドで操作していたのだけど、癖のある操作だなと感じてました。

更に、オプション設定がほとんどなく、Windows では、強制フルスクリーンでのプレイとなっていたし、セーブ箇所も3箇所しかありません。

③スキップできないイベントムービー

各話のオープニングムービー以外にスキップできるイベントムービーがなく、長めのイベントムービーも多いので、ムービーが終わって会話の改行マークが出ると、「やっと音声スキップできる」とホッとしていた記憶があります。

④謎の進行フラグがある

詳細はネタバレなので語らないけど、長時間詰んだ末に、「こんなのが進行フラグになってるのかよ」と思わざるを得なかったところがあります。

以上、個人的に気になった点を挙げてみたけど、これら問題点の指摘は、もう少しユーザ寄りのゲーム作りをしてくれれば印象が変わるのになあという程度の意味でしかありません。

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