統計って本当に有効なの?

皆さん、こんにちは。

私は麻雀AIを現在開発しており、本アカウントでは麻雀で良いとされている手法が本当に有効なのかの検証結果を投稿していきたいと思っています。

初回なので、簡単な自己紹介と統計数値は本当に有効なのかについて、私の考えを記載しておきたいと思います(結論は否なのですが笑)。

1. 自己紹介

私は麻雀が好きで、10年以上歴があります(麻雀界では全然短い方だと思いますが)。

仕事はシステム開発会社の役員をしており、プログラミングも私自身で知見があるため、趣味で麻雀AIを開発しています。

基本的にはリアル麻雀中心で打ってきたと思うのですが、やはり仕事柄なかなかリアルで集まる機会を設けられず、最近はちょっとした休憩やリラックスのためにネット麻雀中心になってしまったでしょうか。とはいえ月1回はリアルで麻雀を打つようにしてます。

ネット麻雀は麻雀格闘倶楽部をやっています。やはりエフェクトが一番綺麗ですよね。しかしネット麻雀だとどうも半荘は集中力が持たず、専ら東風戦ばかりになってしまいます。

平均着順は2.2位強。まだまだ強い人はいると思うので、これからも学び続けなければなと思っている次第です。

2. [本題]麻雀での統計数値に対する考え方

私の自己紹介は程々にして、本題に入っていきましょう。

これから本アカウントを読んでいただく前に「統計数値を単純活用してはいけない」ということだけ伝えさせてください。ただし統計数値は向き合い方によっては、戦績UPをもたらしてくれるものと考えています。

例えば「満貫あった場合にはリーチをかけない方が有利」という統計結果が出たとします。その場合、果たして本当に毎回リーチをかけない方がいいのでしょうか?

私の結論は否です。下の図を見てください。​

スクリーンショット 2020-04-04 19.43.48

例えば上記だと、6巡目以内だったらリーチをかけた方がよいということになります。さらに分岐は続きますし、別軸でも検証できるでしょう。

また着順影響も本当だったら考えなければいけません。極端な話をすると、ラス目で3着目親と17000点差だったとすれば、直撃しても着順が変わらずウマを確実に取り逃がす選択になってしまいます。リーチをして跳満ツモする確率、そしてその時のウマの期待値などを加算しなければなりません。

更に言えば、顔馴染みのメンバーでやっていて相手の打ち筋が明確だった際にも、統計数値の限りではないでしょう。例えばダマ満貫テンパイの際に3人とも無根拠の押しが強いとわかっていたら、リーチをかけてた際の和了(アガリ)率がUPするので、もう少し高く見積もるべきでしょう。点数状況で押しが強くなる場面の際も、同様のことが言えますね。

否定的なことばかり言ってしまいましたが、統計数値も意味があります。どのくらい有利なのかの程度がわかれば、その後の分岐判断の参考にもなりますし、自分の感覚のズレを事実から修正していくこともできます。

最後に、統計はネット麻雀の牌譜を集計するので、リアルでしばしば考慮する理牌(リーパイ)位置からの読みなどは考慮できません。その点だけご注意を。

3. 結論、統計は本当に有効なの?

つまり私の今現在での結論としては、以下です。

①統計数値はあくまで大枠で捉えた数値。その中に例外も含まれる可能性がある。

② 自分の中での条件分岐をより細かくしていき、その中の有利不利が判断できていることが強い。

③ 初めたての人は、単純な統計数値だけまずは把握しておけばOK。

最後の③の話だけしていなかったので、ここで触れておきます。例えば麻雀の定石もあやふやな状態で、細かい統計数値まで取り扱おうとすると頭がパンクしてしまいます。またその処理に戸惑っていたりすると、打牌にも時間がかかり、誰も一緒に打ってくれなくなってしまいます。

定石や単純統計など、記憶が定着してきて取り扱える状態になった後に、詳細を学べば十分だと思います。

考え方は人それぞれだと思いますが、私は今のところはこのように考えています。もちろん考え方を押し付けるつもりはないですし、私自身1年後にこの記事を見た時に「自分はひよっこだったな」と思っているかもしれません。麻雀を好きな方に、今までの本で見たことのない様な、参考になる記事をかけるように統計分析をしていきたいと思いますので、これから宜しくお願いします。

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