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【剣盾S9使用構築】ジバノラゴン+対面【最終2977位/レート1787】

はじめに

本noteはポケモン剣盾シーズン9で使用した構築の紹介になります。前期と比べると結果は振るいませんでしたが、記録として残しておきます。以下常体。

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TN:まりも

構築経緯

前期に引き続きカバルドン+ポリ2によるサイクルベースの構築を色々試していたが、

1.両刀エースバーン/パッチラゴンにカバルドンを破壊され続けたこと
2.再生技持ちの受けゴマが構築にいるとつい受けることばかり考えてしまい、受けきれない高火力な相手に対して勝ちきれなかったこと

の2点の理由からサイクルベースの構築を諦め、苦手で今まで手を出してこなかった対面寄りの構築を使うことに決めた。自分がサイクルベースの構築を使っていて一番相手にするのが難しく感じたのは「ジバコイル+ウオノラゴン」「ジバコイル+水ウーラオス」「ジバコイル+悪ウーラオス+威嚇ギャラドス」であった。後者二つはサイクルの要素が強い構築であったため、対面要素の強めな「ジバコイル+ウオノラゴン」を採用することに決めた。そこで前期「ジバコイル+ウオノラゴン」で最終24位という結果を残していた方の構築をベースに、細かい部分を自分好みに微調整していった。

※「ジバコイル+ウオノラゴン」は、頑丈ジバコイルのボルトチェンジからウオノラゴンにつなぐことで場を荒らし、3手目のDMエースで詰める構築である。詳細は以下の構築記事参照。

個体詳細

ウオノラゴン

ウオノラゴン@拘りスカーフ 意地っ張り 頑丈顎
165-156(+252)-121(4)-*-100-127(252)
エラがみ/逆鱗/けたぐり/ロックブラスト
A:特化
S:準速
B:余り

 最速スカーフでも最速ドラパルトを抜けてないため、火力を優先してA特化+先制出来る範囲を広げるための準速。
 自分が対面寄りの構築を使うのが苦手な一番の理由は相手の初手を読む力が弱いことであったが、ウオノラゴンの選出誘導能力は凄まじく、初手読みの負担をかなり削減してくれた。最速ドラパルトや襷 or スカーフ水ウーラオス等ウオノラゴンに不利を取らないポケモンを初手に呼び込むので、前者に悪ウーラオス、後者にジバコイルを投げることで試合のテンポを握ることが出来た。構築の軸ではあるものの、ドラパルト+ミミッキュのような並びに対して投げにくいため、選出できないことも多かった。その代わり、選出できる試合は活躍してくれた。
 先制エラガミの高火力だけでなく耐久が高いことも魅力で(種族値で一番高いのは実はB)、特に物理なら弱点を突かれない限りは一回耐えるため、相手への圧がすさまじい。物理相手であればダイマックスしてダイドラグーンを連打する択も存在する。実はウオノラゴンを使うのは初めてであったが、非常に強力なポケモンだと感じた。

ジバコイル

ジバコイル@拘り眼鏡 控えめ 頑丈
155(76)-*-136(4)-200(+252)-115(36)-98(140)
10万ボルト/ボルトチェンジ/ラスターカノン/徹底光線
C:特化
HB:A252水ウーラオスの水流連打@鉢巻確定耐え
HD:C特化トゲキッスのエアスラ+火炎放射確定耐え
S:残り

 頑丈による行動保障により初手投げしやすい。低速ポケモンの上から高火力を押し付けつつ、高速ポケモンの下からボルトチェンジできる絶妙なSライン。上からボルチェン or 10万/ラスカで拘ってしまったときの引き先がポリ2くらいしかいないのが唯一の欠点。エルフーンに対抗できる唯一のコマなので、エルフーン入りには裏に控えさせた。

ポリゴン2

ポリゴン2@進化の輝石 控えめ アナライズ
191(244)-*-114(28)-170(+236)-115-80
トライアタック/ほうでん/冷凍ビーム/自己再生
H:奇数最大
HB:A特化ウーラオスのインファイト確定耐え、D=B+1
C:残り

 ゴーストの一貫を切るために必須だと思っているノーマル枠。対面性能の高いHC振り。受け出しは難しいものの、対面からであれば十分な固さがある。全人類ダウンロード対策していて物理受け相手以外でCが上がらないためアナライズで採用。BはH244C252振った余りの12だけでも振っておくと、A特化ウーラオスのインファイトが最高乱数切り耐えになるため、アナライズであればS振りよりはよいと思う。(H244振りだけだと、25%の乱数)
 ウオノラゴンが不利を取るドラパルトに滅法強い他、C振りのおかげでトゲキッスのマジフレ連打に対してもダイサンダー→エレキフィールド下ダイサンダーで押しとおすことが出来る。環境に一定数復権していた自信過剰ギャラドスに対しても、A特化+1珠ダイストリームがDMポリ2に対して半分入らず、返しのアナライズダイサンダーでワンパンすることが出来る。エースバーンやウーラオスに弱いのが玉に瑕。

エースバーン

エースバーン(巨)@命の珠 意地っ張り リベロ
155-184(+252)-95-*-96(4)-171(252)
火炎ボール/思念の頭突き/飛び膝蹴り/飛び跳ねる

 前期から続投の準速ASエースバーン。選出画面ではわからない対策を敷かれていることも多く、前期より通りが悪かったため終盤はほとんど選出しなくなっていた。しかし、抜いたら相手の選出パターンが変わりそうで嫌だったので見せポケとして入れておいた。
 全体的に前のめりな構築で受けループがきつめだったため、思念の頭突きを採用した。ドヒドイデさえ破壊してしまえば受けループ側でエースバーンを止められるポケモンはいないと踏んでの採用であったが、思念の頭突き採用後一度も受けループに当たらなかったため、効果は分からずじまいであった。

悪ウーラ

悪ウーラオス(巨)@気合の襷 意地っ張り 不可視の拳
175-200(+252)-121(4)-*-80-149(252)
インファイト/暗黒強打/不意打ち/雷パンチ
A:特化
S:準速
B:余り

 ウオノラゴンが不利を取るドラパルトに滅法強いが、同じく不利を取るミミッキュには弱い。悪の一貫が高く、暗黒強打を連打するだけで崩壊してしまう相手もいた。襷を持つことで対面選出にもすんなり組み込める。
 非ダイマックスエースバーンへの乱数意識でA特化としている。(等倍暗黒強打が乱数56.25%、等倍インファイトが乱数50%。陽気だと双方確定耐えされる)。
 雷パンチはトゲキッスやアシレーヌへの打点。暗黒強打に対してトゲキッス後出し+雷パンチで耐久無振りであれば超高乱数で落ち、H244B4振りでも赤ゲージまで削れるため、裏の圏内に入れることが出来る。(そもそも襷が残っていれば突破できる。)アシレーヌはHBぶっぱに近い個体も多いためトゲキッスより厳しいが、H172B+252振り(Hは16n+1で最大の残飯調整)であれば暗黒強打+ダイサンダーで残飯回復込みでも落とせる。ただ、基本的にはジバコイルで相手をするのが正しい立ち回りである。

ミミッキュ

ミミッキュ@アッキの実 意地っ張り 化けの皮
131(4)-143(+156)-113(100)-*-126(4)-147(244)
じゃれつく/影打ち/ドレインパンチ/剣舞
S:最速ギャラ抜き、最速キッス抜き抜き
A143:11n
HDポリ2に対して+2ドレパンが51.3〜60.7%
HBポリ2に対して+4ドレパンが54.5〜64.9%
B:アッキ発動後珠ギャラのダイジェットほぼ耐え。
アッキ発動後、陽気珠エースバーンのダイスチルを皮ダメ込みでDM時確定耐え、意地だと9/16=56.25%耐え

以下の調整のパクり

 対面選出をする上で必須枠とも言えるミミッキュ。格闘/ドラゴンの一貫を切るためにゴースト/フェアリーの採用は必須だと思っているが、これを1体でこなせるため枠の圧縮にもなる。ここまでできつめなパッチラゴンへの対抗策で、ウオノラゴンが不利を取るドラパルトに対して明確に不利を取るわけではない。ギャラキッスの上を取っている安心感は強く、怯みによる運負けを減らすことが出来る。アッキミミッキュミラーではほぼ上を取っていたが、環境に1周回って最速珠ミミッキュも多かったため、上を取られることも多かった。互いにダイマックスを切りあった後の詰め性能は相変わらず高い。

選出や立ち回りについて

ジバノラゴンと言いつつ相手の並びに合わせて柔軟に3匹を選ぶことが多かったが、結果的に多かった選出は以下

1.悪ウーラオス(初手)+ ポリゴン2 + ミミッキュ
完全な対面選出。初手襷ウーラオスで荒らし、ダイマックスポリ2で殴り、ミミッキュで詰める

2.ジバコイル(初手)+ポリゴン2 + 悪ウーラオス
初手に水ウーラオスが来そうで、裏にドラパルトがいそうな場合

3.ジバコイル(初手)+ ウオノラゴン + ポリゴン2
コンセプト

その他考えていたことは以下

・初手に関して
 上述の通りウオノラゴンの選出誘導圧力により相手の初手が読みやすい。最速ドラパルト(襷、珠等)、水ウーラオス(襷、スカーフ等)、ミミッキュ(初手の場合はスカーフ)、ステロ撒きガマゲロゲ(貯水)その他襷による行動保障持ちが初手に来やすい。
 初手ドラパルトが濃厚な場合は悪ウーラオスを初手に置く。初手水ウーラオスに対してはジバコイル以外を初手にしてしまうと一気に苦しくなる。初手悪ウーラオスに対しては初手ジバコイルでも悪ウーラオスでもどちらでも良い。ウーラオス検定に自信がない場合やドラパルトと水ウーラオスのどちらが来るか分からない場合は初手ジバコイルが無難。ドラパガエンのようなSの遅いドラパルトの場合は裏からくる場合も多いため、悪ウーラオスを裏に置きたい。初手ガマゲロゲに対しては悪ウーラオス以外から入ると厳しくなる。
 例外として、ウオノラゴンに対する引き先がいる場合はウオノラゴンに不利を取るポケモンが初手にくる場合もある。主な引き先は、ラプラス等の水無効特性持ち、威嚇HBギャラドス、HBドヒドイデ等。逆に言うとウオノラゴン対策としてこれらのポケモンが裏に控えている確率が高いと言えるため、それを考慮してこちらの選出を決められる。

・vs 電気無効(地面、避雷針等)入り
 ウオノラゴンを一番上に配置しているので、ウオノラゴンに弱い地面やAガラガラ等の避雷針枠は選出されていないと思って強気にジバコイルでボルチェンしていた。たまにはボルチェンに合わせて地面に引かれる時もあったが、その場合はSwitchを食べることで対策とした。
 AガラガラやHD特化カバルドンでも眼鏡徹底抗戦で確定2発なので、引きが濃厚かつ1-1交換でもいい場面では徹底抗戦を押すこともあった。

・vsエースバーン入り
 できればジバノラゴンで行きたい。ジバノラゴン以外の選出で珠エスバに遭遇してしまったときは、膝読みミミッキュ引きや膝読みダイウォール等の危険プレイングを通す必要がある。たまにしかうまく行かない。終盤何故かダイマポリ2のダイアタックでSを落としておけば行けると思ってしまい、普通に裏まで貫かれた。

・vsエルフーン入り
 殴り勝てるのがジバコイルしかいないため、裏に控えさせて大事にした。

・vs初手ダイマ + ペンドラー + エルフーン
 ペンドラーのどくどく or どくびし + まもみがエルフーンで詰んでしまわないように、TODも視野に入れるためポリ2は必須選出。毒無効でエルフーンにも強いジバコイルもつれていきたい。ポリ2にどくどくが入ると終わるため、ペンドラーの行動回数を稼がせない。どくびし一回は甘んじて受け入れる。

・vsラプラス入り
 ウオノラゴン受けに絶対選出される。こちらはウオノラゴンを投げなければ後の選出は割と自由。

感想等

今シーズン最大の反省は、自分に合っていない構築の軸にそうと気づかず囚われてしまい、かなりの期間を無駄にしてしまった点である。しかし、今まではシーズン終盤になると負け傾向に陥っていたのが、今シーズンはシーズン最終日まで勝ち傾向を維持できたというプラスの面もあった。前期に比べて結果が振るわなかったと言いつつ、以下の通り自己ベスト3位の最終順位であったため、言うほど悪くないかもしれない。次こそ最終3桁に入りたいと思う。

最終順位の自己ベスト
1位 S8:1760位/レート1864
2位 S3:2713位/レート1840
3位 S9:2977位/レート1787 ←今回
4位 S7:4909位/レート1724


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