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【剣盾S10使用構築】ニンフウーラバレル【最終1201位/レート1885】

はじめに

 本noteはポケモン剣盾シーズン10で使用した構築の紹介になります。最終順位/レートで自己ベストを更新出来たので個人的には満足です。以下常体。

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TN:まりもさぶ

構築経緯

 新ルールTOPメタのパッチラゴン相手にサイクルを回すのは難しいため対面選出が出来ることは必須でありつつ、パワーのあるポケモンが軒並み禁止にされたことからサイクルを回せる要素も必要であり、どちらも可能ないわゆるスタン寄りの構築に仕上がることが重要であると考えた。そんな中、ポケモン実況者であるいろはさんがレンタル公開していた「スカーフ枠(水ウーラオス)+襷枠(ホルード)+クッション2+ダイマエース2」の構築の使用感がよく、この構築をベースにすることに決めた。

いろはさんのレンタルパーティ↓

この構築はヒートロトムが非常に重く、また環境にそれなりに多かったサザンガルドに対して択が発生してしまうことから、これらのポケモンに対して数値受け可能な特殊受けポケモンを色々試す中(HBドラミドロ、HBカビゴン)、最終的にHCベースのチョッキニンフィアに行きついた。

個体詳細

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ニンフィア@突撃チョッキ 控えめ フェアリースキン
201(244)-*-96(86)-165(+156)-151(4)-83(20)
ハイパーボイス/マジカルフレイム/サイコショック/電光石火
H:奇数最大
B:陽気ASウーラオスの水流連打+アクジェ確定耐え
C:11n
D:余り
S:無振り同族+3

 襷水ウーラオスに対面勝つために最低限のBを振った以外はテンプレのHCチョッキニンフィア。しかし、採用当時(9/22頃)の環境への刺さり具合は異常で、補完枠として最後に採用されたコマでありながら構築の核の一つになった。アシレーヌ等と異なり水ウーラオスへの後投げはできない関係上初手置きすることも多く、他で相手するのが面倒な起点作成ピクシー(ステロ+トリック等)、初手ダイマ珠ピクシー(ダイフェアリーを2耐えするのでダイマターンを枯らしつつ相手を半分くらい削れる)、初手ダイマポリZ(ダウンロードならAが上がるのでダイアタックを2耐えする。適応力でも1回は耐える。)、ゲンガー(催眠は避ける。相手が耐久無振りならショック+石火で落とせる。環境に増えていた水流連打耐え調整の個体ならヘドロウェーブをこちらが2耐えするので対面突破可能)、初手襷アシレーヌ(ムンフォCダウンは避ける)、Aキュウコン(絶対零度は避ける。適当に殴りつつ壁ターンを稼ぐ)と撃ち合える。火ロトムに対してはハイボが半減ではあるが相手からのダメージも高くないため、悪だくみを積んでこようがハイボ連打で削って裏の圏内に入れてしまえば問題なし。ハイボを半減で受けるために火ロトムを後投げされることも多かったが、こちら視点では役割対象が向こうからやってきてくれるボーナス状態であった。パッチラゴン対面は、ホルード引きを嫌ってダイジェットから入ってくれるのでハイボで突っ張り。
 フェアリー技の通りの良さとフェアリースキンハイボの高火力により、役割対象の引き+非役割対象の後投げを安易に許さないのも非常に強かった。採用当時はニンフィアはHB残飯あくびのような型が多く、C振りによる想定外の火力で押し切ってしまう場面も多かった。

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モロバレル@黒いヘドロ 呑気 再生力
219(236)-*-134(+252)-105-103(20)-31(最遅)
ギガドレイン/クリアスモッグ/キノコの胞子/守る
H:3n (再生力回復効率最大)
B:特化
D:あまり

 型はレンタルPTのものそのまま。環境に大量発生していた犯罪者。最速起きを考慮しなければ最強。胞子で眠らせる→攻めゴマに交代(再生力でHP回復)→殴るのコンボは犯罪。余裕のある対面では胞子を連打することで相手の引き先をも眠らせてしまうこともあった。カバルドンの不在により状態異常に耐性のない構築が多かったのも追い風であったが、さすがにシーズン最終日付近はラム持ちに焼却されることもそこそこあった。守るはダイマックスターン枯らしやヘドロ回復によるHP管理に使う。水妖を両方半減できるためアシレーヌに滅法強いが、それ意識かサイキネ持ちの個体が一定数(特に、初手襷アシレ)いたので、選出択になってしまってはいた。
 ミラーだけは本当に不毛で、ポリ2ミラーと異なり先に状態異常を引く/身代わりを持っている方が勝ちということもなく、ただただPPが枯れるのを待つだけの時間になってしまう。

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水ウーラオス(非キョダイマックス個体)@スカーフ 陽気 不可視の拳
175-182(252)-120-*-81(4)-163(+252)
水流連打/インファイト/雷パンチ/とんぼ返り
S:最速
A:振り切り
D:余り

 型はレンタルPTのものそのまま。優秀な初手要員。不利対面に対してニンフィアを後投げ出来る場合はウーラオスが初手、そうでない場合はニンフィア初手が多い。ダイマックス時に雨を降らせた方が強いという判断で非キョダイマックス個体。よくわからないポケモンにゴツゴツメットを持たせるのが流行っていたせいで、拳は血まみれ。

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ホルード@気合の襷 陽気 力持ち
161(4)-108(252)-97-63-97-143(+252)
地震/じたばた/こらえる/電光石火
S:最速
A:振り切り
H:余り(奇数)

 型はレンタルPTのものそのまま。パッチラゴンを見たら絶対選出。アタッカーにしては耐久が高めであるため、ステロで襷がつぶされてもパッチラゴンの相手なら問題がない。パッチラゴンが1加速した状態ならダイアタック→ダイウォール→ダイアース、2加速した状態ならダイウォール→ダイアースで突破可能。耐久振りの弱点保険でもこの流れで問題なし。パッチラゴンが選出されなくても腐りにくいのがGOOD。

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パッチラゴン@弱点保険 意地っ張り はりきり
191(204)-143(+76)-111(4)-*-91(4)-123(220)
電撃嘴/逆鱗/炎の牙/燕返し
H:16n+1で最大
A:11n
S:準速70族抜き、1加速で184=最速アイアント+7, 最速ゲンガー+6

 シーズン序盤はオンバーンが大量発生していたせいでSラインを甘えられず耐久振りパッチラゴンは使いにくかったが、終盤にはオンバーンが絶滅したおかげで耐久振りが使いやすくなった。弱点保険じゃなければチョッキもいいと思う(パッチはDの方が低いため、パッチ対策は特殊アタッカーでしている構築が多い)。Sラインは「1加速でアイアントを抜きたい(アイアントの相手を他でできない)→どうせならゲンガーも抜きたい→もう少し振れば素で準速パルシェンを抜ける」という流れでこの値。シーズン最終盤では弱点保険が警戒されて発動しないことも多かった。炎技は構築単位で重めなハッサムに対して、非DM時のダメージを意識して炎の牙にしたが、特殊技の方がよい場面もあったので諸説。

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リザードン(キョダイマックス個体)@命の珠 臆病 猛火
153-*-99(4)-161(252)-105-167(+252)
ブラストバーン/エアスラッシュ/竜の波動/ソーラービーム
S:最速
C:振り切り
B:余り

 型はレンタルPTのものそのまま。置物。水ウーラオス/アシレーヌ/パッチラゴンを見るだけで出せないんじゃ、いつ出すんですか?それでも炎打点が必要で無理やり出すこともあったが、出したら大抵負けた。

選出や立ち回りについて

・初手
上述したニンフィアの有利対面が出来そうならニンフィア。ウーラオスが不利対面取ったときのとんぼの引き先が用意できるならウーラオス。

・vsパッチラゴン
ホルード絶対選出。裏に控えさせる

・炎打点が必要(主にvs草タイプ、特にモロバレル、ラフレシア)
リザードン or パッチラゴン必須

・vsラッキー/ハピナス
パッチラゴン or ウーラオス必須

・vs胞子無効
モロバレルの選出は控える。そうでないならガンガン出す。

・vsアイアント
パッチラゴン必須

・vs受けループ
無理。一度も勝てなかった。

・初手ダイマ + 物理受け + ラッキー/ハピナス
数的不利を取ったら負け確なので、相手の初手ダイマ要員を読んで殴り勝てるコマを投げるしかない。逆に数的有利を取れたらモロバレルでTOD出来る。

・初手ダイマ+オーロンゲ+バタフリー
バタフリーにスカーフ水ウーラが滅法強いので裏に控えさせる。

感想等

 最終順位/レートで自己ベストを更新出来たこと自体は満足ですが、実はこの順位は9/27(日)に保存していたもので、同じ構築で潜り続けた別ロムは負けてしまいました。構築の賞味期限が単純に切れたことと、そもそも選出択になりやすかったことが原因だと考えています。次は引き続き最終3桁 or レート1900を狙いつつ、シーズン最終日まで勝ち傾向を維持できるように頑張りたいです。

最終順位の自己ベスト
1位 S10:1201位/レート1885 ←今回
2位   S8:1760位/レート1864
3位   S3:2713位/レート1840
4位   S9:2977位/レート1787
5位   S7:4909位/レート1724

補足:最終日の使用構築

 上述の通りシーズン最終盤では同じ構築では負けていたため、最終日に使っていた構築を備忘録として書いておきます。並びはほぼ同じですが、リザードンが抜けて火ロトムが採用されています。結果は最高で上記の保存していたロムの順位+200位くらいでした。以下常体。

9_スカーフ2

 火ロトム+アシレーヌ+モロバレルのような並びやハッサムが重く、炎打点が必要でもリザードンが出せないということが多発していた。これを解決するため、新たな炎打点として火ロトムを採用した。 

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ヒートロトム@残飯 控えめ 浮遊
157(252)-76-134(52)-155(+124)-131(28)-113(52)
オバヒ/10万/悪だくみ/身代わり
H:振り切り
S:準速60族抜き
D:C特化FCロトムの10万をみがわりが確定耐え
B:陽気AS珠パッチの逆鱗を、DM時に残飯回復込みで2耐え
C:残り

 モロバレル対面で通常の殴る火ロトムであればオバヒとボルチェンの択になってしまうが、この型であれば身代わりが安定択となる。実際ボルチェン読みで胞子を打たれる場面も多く、アドを稼ぐことが出来た。クリアスモッグやギガドレインであれば身代わりが割れないが、身代わりが割れてしまうヘドロ爆弾持ちのモロバレルがそこそこいたせいで悪だくみを積みつつ身代わりを残して突破というのは難しかった。
 コンセプトはよかったが調整は諸説。モロバレルのヘドロ爆弾を身代わりが耐えるまでDに振ってもよかったかもしれない。B振りが生きた場面はなかった。
 すごく強いかと言われると疑問だが、少なくともリザードンよりは選出出来てそれなりに活躍したので、元の構築よりはマシ。あと数日あれば保存していたロムの順位を抜けたかもしれない。


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