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【剣盾S8使用構築】ゴリバーンスタン【最終1760位/レート1864】

はじめに

はじめまして。まりもです。本noteの初投稿はポケモン剣盾シーズン8で使用した構築の紹介になります。最終順位で自己ベストを更新したことと、単に自分も構築記事なるものを書いてみたいという気持ちからこの記事を書くことにしました。以下常体。

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TN:まりも

構築経緯

今期のTOPメタは何といっても夢特性およびキョダイマックスが解禁されたエースバーンとゴリランダーであり、この2匹に対して「対面から勝てるコマ」と「後出しできるコマ」を用意することが重要と考えた。ゴリランダーに対面から勝てるコマとしてエースバーンを採用。ゴリランダーに後出しできるコマには
1.草技が半減以下
2.高めの物理耐久
3.低すぎない汎用性
の3つが必要であると考えたが、これらに合致するコマとしてゴリランダー自身を採用。エースバーンに対面から勝てるコマであり相手のカバルドンにも強めな威嚇ギャラドスを採用。エースバーンに後出しできるコマでありこちらのエースバーンの全抜き体制をステロあくびで整えることもできるカバルドンを採用。上記4体では相手の高火力特殊アタッカーに薄いため、積み技がなければほぼすべての特殊アタッカーを完封できるHDポリゴン2を採用。ここまでで重めな絶対零度持ちのラプラスや相手のポリゴン2、シーズン中盤までは一定数いたドラミドロを見るコマとして頑丈チョッキジバコイルを採用して構築が一旦完成。この並びでシーズン最終日の5日前(7/26 日曜日)まで潜っており、最終順位の自己ベストが2713位(レート1840)である自分からしたら破格の662位/レート1911(7/26 正午時点)まで来たものの、その翌日から連敗が続いてしまった。理由は
1.エースバーン対策として数が多かったパッチラゴンを見れるコマがカバルドンしかいないにも関わらず珠ダイドラグーンが全く受かっておらず、ダイドラグーンを連打されるだけでパーティが崩壊してしまう
2.カバルドンがダウンロードポリ2にめっぽう弱いが、Cが上がったポリ2を止める手段がHDポリ2によるTOD以外にあまりない
3.特殊/両刀エースバーンの流行から、威嚇ギャラやカバルドンがエースバーン対策として万全ではなくなった
4.シーズン終盤ではドラミドロが絶滅しており、ジバコイルの枠が腐りガチだった
の4点であると考えた。そこでギャラドスとジバコイルを解雇し、パッチラゴンに強くカバルドンにも弱くなく、エースバーンにも一矢報いることもできる最速特殊ドラパルトを採用。最後に相手のポリ2対策として上位で流行していると噂のマジフレトゲキッスを採用して構築が完成した。

個体詳細

エースバーン

エースバーン(巨)@命の珠 意地っ張り リベロ
155-184(+252)-95-*-96(4)-171(252)
火炎ボール/飛び膝蹴り/不意打ち/飛び跳ねる

火力お化け。序盤でダイマックスして暴れたくなるのをぐっとこらえ、カバルドンで場づくりするか相手の選出を割って削りを入れてから一気に抜いていくことを心掛けた。最速にするメリットがエースバーンミラーで同速運ゲーできるくらいしかなかったので、火力重視のA特化。Sは最速100族抜きまでは落としてもよさそうであったが、その分耐久に回しても大した差がなさそうだったため準速。Sを削った特殊/両刀エースバーンが増えた影響で、準速でも上を取れることは多かった。不意打ちはダイアークでドラパルトへの打点になるほか、襷カウンターを目論む悪ウーラオスに打つことでカウンターのダメージを最小限に抑え、かつ次のターンの相手の不意打ちを半減で受けられる等の使い方もあった。

カバルドン

カバルドン@オボンの実 腕白 すなおこし
215(252)-132-187(+252)-*-93(4)-67
地震/あくび/ステルスロック/吹き飛ばし

テンプレHBカバルドン。相手のエースバーンがラム持ちだった場合は即降参を押していた。D244振り(C特化ラプラスのキョダイセンリツ耐え)の個体とコロコロ入れ替えながら使っていた。実はHB特化でもA特化珠エースバーンの威力130技(ダイジェット or 飛び膝)で12/16でオボンが発動せず、その後のキョダイカキュウでほぼ落ちてしまうため、物理エースバーン相手だとしても後出しが安定するとは言い難い(陽気珠エースバーンであれば上記の流れで7割の乱数で生存できる)。しかし相手目線だとアッキの実+なまけるカバルドンの可能性を否定できないうちは安易にダイマックスも切りづらいはずなので、牽制程度にはなっているはず。上述の通り対物理エースバーンに特化するならアッキの実+なまけるの方がよいが、吹き飛ばしがないとラムトゲキッスやラムギャラドスに無限に起点にされるので切れなかった。威嚇ギャラドスを使っていたときは、エースバーンに威嚇を入れる→D244振りカバルドンに引くという動きで物理/特殊/両刀全対応できたが、エースバーンのために選出枠を2枠消費してしまうのも立ち回りが窮屈に感じた。マジでどうすればいいんだあのポケモン。
今シーズンは不意にくるラム持ちや眠る+カゴの実持ちが少なく(トゲキッス以外のラム持ちはほぼいなく、眠る+カゴは一度も見なかった)、カバルドン自体の通りはよく感じた。

ゴリランダー

ゴリランダー(巨)@こだわり鉢巻 意地っ張り グラスメイカー
189(108)-194(+252)-119(68)-*-90-115(76)
ウッドハンマー/ばかぢから/グラススライダー/とんぼがえり
A:特化
S:準速バンギラス+2
HB:余り
※4余りを振り忘れている

最低限のSを確保しつつ、相手のゴリランダーや水物理(ウーラオスやマリルリ。こちらのエースバーンカバルドンが不利を取る)に後出しする都合上、物理耐久に厚めに振った。明確な耐久調整はしていないが、物理耐久が足りないせいで負けた試合はなかったのでおそらく正解だったと思う。しかし、HP実数値がまさかの16n-1なので、GF回復効率意識で16n+1にしてもよかったかもしれない。
エースバーン一強時代に襷以外のゴリランダーとか正気か?と思っていたが、使ってみるとGF下の鉢巻グラスラ/ウッドハンマーは相手への圧がすさまじく思ったより使いやすかった。ゴリランダーに強いポケモンはエースバーンに弱いことが多い都合上、ゴリランダーが有利対面を取ったときに相手の引きに合わせてとんぼ返りすることでエースバーンを着地させる動きも強かった。相手のゴリランダーをゴリランダーで見ている都合上、とんぼ返りが抜群で入るのもGood。一応キョダイマックス個体で採用したが、持ち物がこだわりである都合上と、裏に残しておいてグラスラで終盤のお掃除をした方が強いためダイマックスはほとんどしなかった。

ポリゴン2

ポリゴン2@進化の輝石 穏やか アナライズ
191(244)-*-112(12)-125-161(+252)-80
トライアタック/ほうでん/冷凍ビーム/自己再生

テンプレHDポリ2。ほぼすべての特殊アタッカーを見る。麻痺が入った状態でトゲキッスのまひるみをかいくぐって突破したときは驚いた。攻めのMVPがエースバーンなら、守りのMVPは間違いなくこいつ。
トゲキッスを相手するならばダウンロードよりアナライズがよいが、相手の物理受けを起点に自身がダイマする択を取れるダウンロードも強そうだと思った。
タイプ一致のトラアタ、構築単位で重めなギャラドスに打つ放電、ドラパルトへの打点である冷凍ビーム、高速回復技の自己再生で完結。ポリ2ミラーで冷凍ビーム連打して先に凍った方が負けの試合が多かったのだけは不満だった。上位ではポリゴン2を狩るマジフレキッスが流行していたらしいが、自分がいた順位帯ではそこまで流行ってなかったのでなんとかなった。

ドラパルト

ドラパルト@達人の帯 臆病 すりぬけ
163-*-95-152(252)-96(4)-213(+252)
流星群/10万ボルト/なみのり/火炎放射

諸説枠。採用後の試合数が少なく、相手のパッチラゴンを引かせるくらいしか活躍していない。もう少し色々考えたかった。スカーフパッチラゴンの上を取りつつ、最速襷電磁波鬼火ドラパルトに一矢報いるために最速。カバルドンにも強いコマにしたかったので特殊のC振り切りで水技を採用した。対パッチラゴンを意識するなら達人の帯ではなく拘り眼鏡の方がよいが(耐久無振りのDMパッチラゴンを眼鏡流星群で確定1発、帯だと乱数37.5%)、とりあえずこれで試運転するかと思っている段階でシーズンが終わった。ダイストリームでH252カバルドンが落ちない(乱数37.5%)と色々中途半端。なみのりだと雨下ダイストリームがDMエースバーンに乱数5割だがドロポンなら93.75%、非DMエースバーンに対して非雨下のなみのりが乱数6.25%に対してドロポンなら確定1発なので、どう考えてもドロポンの方がよかった。

トゲキッス

トゲキッス@ラムの実 臆病 天の恵み
191(244)-*-115-142(12)-135-145(+252)
エアスラッシュ/マジカルフレイム/悪だくみ/朝の日差し

色々なポケモン実況者がこぞって紹介していた、ポリゴン2を起点にするトゲキッスをそのままパクった。マジカルフレイムで相手のポリ2のCを下げつつ、朝の日差しで回復しながら悪だくみを積む。ラムの実で一回まで状態異常を無効化できるが、ポリゴン2対面で2連続放電麻痺を引いたりしているので運次第では普通に突破される。受けループのハピナスを起点に全抜きできた時は笑った。

選出や立ち回りについて

相手の並びに合わせて柔軟に3匹を選ぶことがほとんどだが、結果的に多かった選出は以下の2パターン。

1.カバルドン+ゴリランダー+エースバーン
一番パワーのある選出。カバルドンのステロあくびおよびゴリランダーのとんぼ返りで相手の裏を見つつエースバーンの一貫を作る。エースバーンで全抜きするか、うち漏らしをゴリランダーのグラスラでお掃除させる

2.カバルドン+ポリゴン2+@1
カバルドンで物理を受けてポリゴン2で特殊を受けつつ、@1のエースの一貫を作る。@1の枠はエースバーンが多かったが、たまにゴリランダーのこともあった。

その他考えていたことは以下

・vsエースバーン/ゴリランダー受け入り(カバルドン、ドヒドイデ、ウィンディ等)
こちらがエースバーン/ゴリランダーを出したときにこれらのポケモンほぼ100%引かれるので、初手から強気に釣り交換 or ゴリランダーのとんぼ返りを押していた。

・vsギャラドス入り
カバエースバーンを採用している都合上、初手に出されやすい。ポリ2はHDなのでギャラへの後出しは安定しないが、初手でギャラポリ2対面を作れれば、電気技警戒で一回引かせることはできる。ギャラを自由にさせると普通に負けるので、電気半減/無効に引かれてもいいので一回電気技を見せるプレイングをすることもあった。

・vsリザードン入り
何故か100%初手ダイマックスリザードンを出されたので、それ一点読みで
こちら初手カバルドン
→ダイソウゲンを誘ってポリ2バック
→自己再生連打でリザードンのダイマックスを枯らす
→ダイマックス終了後、放電で削る
という動きをよくした。巨大獄炎のターンにポリ2を後出ししてしまうと普通に受からないので注意。上記の動きだと放電を打った後のポリ2のHPが赤ゲージに来てしまうが(素の暴風やブラストバーンダメージ+獄炎スリップダメージ)自己再生で粘ると相手のリザードンが奮い立てる持ちだった時に大変なことになるので仕方がない。

・vsトゲキッス入り
後投げ用にポリ2を選ぶか、エースバーンですべてぶち抜いていくプランにするかを相手の取り巻きを見て選んでいた。エースバーンでぶち抜く場合はカバで事前にステルスロックを撒けるかを考えていた。
A特化珠エースバーンのダイジェット→H244B4トゲキッスに79.6〜93.7%
ステルスロック(12.5%)+砂ダメ(6.25%)込みで超高乱数1発

・vs パッチラゴン+ポリゴン2入り
上述の通りパッチラゴンが珠だった時にカバルドンが受かっていない上にダウンロードポリ2のCを上げさせたくないので難しい。ドラパルトはパッチラゴンを引かせることはできるが、こちらのドラパルトから相手のHDポリゴン2への打点がない上にポリ2対策のHSキッスはポリ2への後投げは安定しない。ドラパルト+ポリ2+@1として、TODを視野に入れていた。

・vsポリゴン2入り
トゲキッスが不利対面となる相手がいない場合は初手にトゲキッスを投げて相手のポリ2バックを誘った。相手のポリ2に対してこちらのキッスを後投げすることはできないので、この動きで正しいはず。

感想等

今シーズンはエースバーン+ゴリランダーというわかりやすく対策しないといけないポケモンが大流行していたおかげで、経験の浅い自分でも思ったより環境を読んでいくことができたような気がする。モチベーションも過去シーズンと比べて最も高く、色々な構築を試して遊んでいた。次は最終3桁 or レート1900を目指して頑張ろうと思う。


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