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うつくしい人たちへ

わたしが智慧と呼ぶものがある。

簡単に言えばそれは、その対象から出ている固有の振動のことだ。

ひとの横に突っ立っていると、その人からにじみ出るそれを感じることがある。

それは、その人の生きている世界、感じている真実だと思う。

鈴の音のようにどこか儚げで切なかったり、桜の花びらが舞うように優しかったり、落ち着いたじんわりとしたあたたかさを感じたり、情熱的で生きるエネルギーに溢れていたり

そのひとそれぞれ。

わたしは誰かを高みに見ることはしないし、彼らはもうわかっているんだろうけど、思わず伝えたくなってしまうことがある。

本当に素敵な人たちよ、いま目の前に広がっている世界はうつくしいかい?

それはあなたそのものなんだよ、あなた自身がとてもうつくしいということなんだよ、と。

出会ってくれて、ありがとう。

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