華Doll*プロジェクト妄想考察 『Me Against Myself』

《注意》

華Doll*プロジェクトのドラマパート1st seasonの第5章までのネタバレ、他の映画作品の軽いネタバレ(ショーシャンクの空、美女と野獣)を含みますので未見の方はご注意ください。また、すべてのコンテンツを見たわけではないので考慮できなかった点も多々あると思います。

《はじめに》

これは5日前にAnthosに沼ボチャしたばかりの新参者の書く”妄想”考察ですので温かい目で見てくださると嬉しいです。情報ソースは主にサブスクで聞くことができるドラマパートとYouTube上に公開されているMVです。公式Twitter、CD装丁などは未履修です。これでよく考察(?)なんか書こうと思ったなと自分でも思うのですが、どうしても書きたくなってしまったのでnoteのアカウントを新しく作った次第です。華Doll*すげーな。曲を鬼リピしてMVをガン見していたら考察という形をとった妄想が止まらなくなってしまった...。

というわけでこれは私の妄想90%、考察(?)10%の書き物です。正気に戻ったらもしかしたら消すかもしれません。

《Me Against Myselfについて》

私が言うまでもないですが、良い曲ですよね。私は駒田さん目当てでこの曲を聴いて「何コレThe Chainsmokersの日本版か?」と適当なことを言って他の曲も聴き、めでたく沼にはまりました。電子音がたまりませんなあ。

いきなり話が逸れましたが、さて本題です。

私はこの曲は「Anthosが互いのことを思って歌っていると言うのが表テーマで、眞紘が兄であるチヒロのことを思って歌っているが裏テーマ」としてあるのではないかなと思っています。以下ドラマパート、MVパートに分けて妄想考察していこうと思います。

(1)ドラマパートから読み取るチヒロ生存の可能性

まず大前提として私は「眞紘の兄であるチヒロは生きているのではないか?」説を推しています。以下がその理由です。

・フィクションでの常套手段として、誰も死体を見ていない、はっきりとして死ぬ場面を見ていない者は割と生きている(よく洋画・海外ドラマである展開、例: 滝壺へ落ちていったシャーロックホームズ)

・眞紘はチヒロの死体を見ていないし、葬式にも出ていない。Project-Archive1-2の夢の中で兄の死が信じられず、自分の目で確かめるというが父親にチヒロの遺体は検死解剖に出しているので、それは出来ないと言われる。

・上記に関して検死解剖は事件性があるものに行われるもので、怪しくなければ検死解剖はされない。ということは自殺だとはっきりしているなら行う必要はない。

・チヒロは自殺なんかするやつじゃないと彼をよく知る眞紘も凌駕も思っている。特に凌駕は、Project Archive1-25でチヒロの死の真相が知りたいと言っていた。>ということは自殺ではない?

ここから、おそらくチヒロの「死」の真相を知っているのは、今でてきている登場人物の中だと天霧一だけではないかと思われます。

ここからは私の推測(というか妄想)ですが、烏麻 亜蝶のプロフィールにあるChiHEROという人物と眞紘の兄のチヒロが同一人物であるとするならば、チヒロも華Doll*プロジェクトに参加し、自身の体に花を埋め込みレジェンドクラスアイドルになったものの、このプロジェクトの何らかの真実に気がつきこのプロジェクトから逃げ出したのではないでしょうか。そしてそれが露見することを嫌がった天霧プロダクションの社長である天霧一は彼を社会的に抹殺するために(?)彼が自殺をしたという嘘を自分の息子も含めた周囲についた、と考えられます。

(2)MVから読み取る眞紘からチヒロへの思い

こんないい曲がYouTubeでフルでしかもクオリティの高いMVと共に見られるなんて公式さん本当にありがとうございます。

初見ではこのMe Against Myselfという曲はAnthosがメンバーへの思いをそれぞれ歌ったような感じを抱きました。歌詞を見ても『Always I need you, thinkin' bout you baby』と何度も出てくるので仲間を求め合う彼らに当てはめられる気がします。ただ、MVを見て歌詞をもう一度読み込んでいき、YouTubeのコメント欄に溢れる考察を読むと何かもっと裏があるのではないかと思い、そこから眞紘とチヒロの関係に思い当たりました。以下がその理由です。理由ですが、、

ここからはほぼほぼ妄想の域です!

まずは歌詞について

・眞紘は兄であるチヒロとアイドルになることが夢でした。それはチヒロの「死」以降もなかなか諦められなかった夢ではないかと思われます。そして夢の中で兄と話す描写があることから、チヒロは眞紘の心の中でかなり大きな比重を占めていると考えられます。>ここから(夢を叶えるためにも)「Always I need you, thinkin' bout you baby」につながる?

・「いつだってどこにいたって」「離れて生きる僕たち」「今だって時が経ったって」

どこかでいきているチヒロと彼と離れて彼の生存を知らずに生きる眞紘が示唆されている?または今も会えなくなって時が経ってもずっとチヒロのことを思っている眞紘を表しているのかなと思いました。

・「This is the only lonely way」

チヒロと一緒になるのが夢だったアイドルへの道を一人で歩いていく眞紘の決意?

・「君を失ったのは幼かった僕のせいさ」「胸に焼き付いてる 遠のいて行く君の背中 届かなかった僕の手」

チヒロの「自殺」について眞紘が多少なりとも責任を感じているという描写?ただし、いつどのような状況でチヒロがいなくなったのかは分からないので、これは何とも分からないです。

次に映像について

・まずMV冒頭の海の風景ですが、なぜか私には映画『ショーシャンクの空』のラストシーンに見えました(幻想)。

以下、点線の間は映画『ショーシャンクの空』のネタバレです。未見の方はご注意ください。


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ラストで刑務所から出所した男性がそれ以前に脱獄した男性からの招待の手紙とお金を受け取りそれでアメリカを出国し、ビーチで再会するのですが、白い砂と青い海がとても綺麗で、それまでの重苦しい刑務所のシーンと対比されとても心にしみる印象的なシーンです。

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MVでは海が度々出てきて、しかも最初がビーチ、そして冒頭にinvitation(招待状)が出てくるので私はこのシーンを想起してしまいました。この映画のようにチヒロもずっと監視・管理され牢獄のようだった華Doll*生活から抜け出したのではないか、そしてもしかしたらここで弟を待っているのかも、そんなことを考えました。ほぼ妄想です。はい。

・また、線路が度々出てくることや宝探しの地図のようなものが出てくることから映画『スタンド・バイ・ミー』がモチーフになっていると、ある方の考察記事で目にしました。この映画は4人の少年が死体探しの旅に出かける話なのですが、線路に沿って彼らは目的地まで歩いていきます。MVを見ると、眞紘以外の5人は線路内、ないしは線路沿いに立っています。それに対し、眞紘は駅にいます。

これはスタンドバイミーのように「線路を沿って死体を探しに行こう」とはしていないことが分かります。>チヒロの死を信じ切ってはいない?

ただ、眞紘は線路には立っていませんが、道路には立っています。それはいつか眞紘がチヒロが生きていることを知り、追いかけていくということなのではないかと思います(ほぼ妄想の域)。

・MVの後半の「Always I need you」と書かれた後「Where?」と書かれます。

これはチヒロ生存説が本当だとすると、『(チヒロは)どこ?』という意味なのではないでしょうか。

ここまでのものをまとめて推測(妄想)すると、Project 1-25で眞紘の花が咲き、彼は兄との夢を彼自身の夢として叶えようとする決意ができました。きっとこれからもアイドルとしての活躍はチヒロの代わりの眞紘ではなく、彼自身として叶えていくのでしょう。

ただし、それは彼の心からチヒロが消えたというわけではなく、今後チヒロの「死」についての真実が分かった時、もしチヒロが生きているのなら(私はこの説を推しているのですが)、チヒロを探しにいくのだろうなという予感がこの曲には漂っているのではないかなと考えました。


おまけ《Anthosの今後について》

私は闇展開が好きなのでそっち方面にしか考えられないのですが、このプロジェクトに関しては前提が不穏ですので、ここからキラキラ青春ストーリーにはならないのではないかと思っています。

そもそも埋め込まれたのが、能力増幅材とかではなくて花の種ということがとてもとても不穏です。今回season1でAnthos皆の花が咲きました。花が咲くということはいつかは花がしおれ、枯れるということです。それはどのようなことは表しているのでしょうか。怖、、。

この点については美女と野獣が参考になるのではないかなと思っています。

公式Twitterのこの画像には薄く文字が入っており、その一つがBeauty and the Beastだそうです。美女と野獣といえば、魔法のバラ...。一枚ずつ散っていって最後の花びらが散ると野獣は野獣のまま一生を終えることとなります。花を埋め込んだ人間の花びらが一枚一枚散れば、アイドルはアイドルのまま一生を終えることになるのでしょうか?闇展開待った無しですね。

他にも花を埋め込んだことにより年を取らなくなるのではないか説(誕生日で1歳年をとったことが判明したのでこの説はボツ!よかった!)、生物兵器説、何らかの毒に対する抗体を育てる説などを考えましたが、あくまでもアイドルなのでそこまではしないかなと思っています。

長々と書いてしまいましたが、考察のしがいがあり、神曲だらけ、地獄に落とす展開からのキャラ達の絡み、そして綺麗な絵というものすごく素敵なコンテンツです。関わっていらっしゃる方は神か何かです。これからきっともっとズブズブ沈んでいくんだろうな。

こんなとこまで読んでいる方はいないと思いますが、もしいらっしゃったら最後まで読んで頂きありがとうございました!もし、ここ間違っているよなどありましたらこっそり教えていただけると嬉しいです!

2020. 09.01 カロカイリ

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