一度だけ、勇気を出してみたこと
Kです。
普段書いている内容とは異なりますが、お題、ということで寄稿してみようと思いました。
私の様に引っ込み思案な方の参考になればと思います。
私は4000gオーバーでこの世に生を受けました。
既にご想像の通り、同年代と比べても図体がデカいんです。
でもね、超が5個付くくらい小心者なんです。
小学生の頃はそこまで気にしていませんでした。
ただ中学生にもなると思春期なんですかね、自意識過剰なのか周囲の目が気になるようになり、どうしたって目立つのに目立つのがイヤだったんです。
その頃からですかね。
授業中の発言も控えるようになったのは。
それは高校に入っても変わらずである意味周囲が羨ましかった記憶があります。
幸い友人には恵まれたので学生生活に苦慮することはなかったですがどうしても目を引くことがイヤなのは変わりませんでした。
そのまま大学生になり、「そろそろどうにかせねば・・・」と環境が変わったこともあったので考え直すようになりました。
元々楽器(ギター)は好きだったので音楽系のサークルでもやってみようかと思ったのですが新歓のために部室にはなかなか足が向かず、友人と一緒に説明会に行くことで何とか入部に至った状態です。
そのサークルはね。
アコギ抱えて歌うんですよ。
それまで小心者だった私にはそれはもうめちゃくちゃにハードルが高いことでした。
人前に立つことなんて考えられない、って。
けどその時に思ったのは、今後世に出て働くことになったら否が応でも人前に立つことなんかあるはずなんです。
プレゼンだったりチーム内でのレビューだったり。
自分が主体的になることもあるだろうな、って。
実際サークルでは不定期でメンバーの前で弾き語りをやることがあったり
文化祭ではもっと大きな部屋でやったりもしました。
観客は少なかったけどそれでも見知らぬ人はいました。
超イヤでしたけど数年経つとその感情もなくなってきました。
思えば対人コミュニケーションもここで磨けたような気がします。
現在サラリーマンをやって大体10年くらいになるんですがそれはもうほぼ毎日のよう人前に立つことがありましたよ。
結局、あの日の「やってみようかな」の考えというか将来の予感というのは大当たりだった訳です。
私が伝えたいと思ったことは
「イヤだけどこの先役に立つんだろうな」
ってことは一度経験してみるのも手だ。
ということです。
やってみて無理だったら別の道を探したらいい。
自分に向いてる道を進んでもいい。(月並みですけどね)
けど、可能性を最初から捨てるのはもったいないかもね。
それだけです。
これが、私のあの日踏み出した小さな一歩です。
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