日記49

いつになってもいくつになっても、自分に自信が持てないままだ。
自分の体型が嫌いだし顔が嫌いだし、思考を放棄した空っぽの頭の中も、先の見えない明日を今日も家の中引きこもって作り上げてしまっているところも。

今まで全部、「それっぽい」をやって来ただけ。
学生っぽい、フォトグラファーっぽい、社会人っぽいことを。
実際のわたしはひとりの帰り道寂しくて半泣きになりながら煙草をふかしてるような、本当にどうしようもない、大人になれなかったただの子供。
けどそのことに向き合う気力も勇気もないから、ただ現実から目を背けて虫も寝静まった深夜少し悲しくなって泣いて、泣き疲れて朝方眠ったり。そんなような毎日を繰り返していたらそんなような毎日からの抜け出し方がわからなくなった。

仕事はろくに続かなくて人付き合いが苦手で。
写真の仕事の時だけは気合を入れて、どれだけ体調が悪くても根気で乗り切っているけど。
その癖プライドだけは一丁前で、知りたいことやりたいことから逃げられなくて。
愚かだなあと自分でも思う。
見つけた真実は積み重なるけど、それでもまだ、天井の真実には届かない。
今はまだ立ち止まってしまうけど、少しずつ気持ちから前に進んでいくしかないんですよね。
こういうことを考えるだけでも、明日からの日常に少し勇気が持てる。気がする。