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“”文字は読めても文章は理解できない””について考える

はじめに
当方は頭パッパラパー大学あそ文学部卒ですので、記載内容に関してはご参考程度でお願い致します。
また本記事は””なろう系””を貶める意図は一切ございません。

超要約
“”文字は読めても文章は理解できない””について、伸びた呟きへの反応がいい対象になったので調査し自分なりに考えた纏めです。
「文章の一部分を切り取って話す」「自分の内面世界で一人相撲」の二点を軸にしています。

本編
何の気無しに呟いたツイートが思わぬ形で””1/3””炎上(?)した。
これを読んだ方々は「1/3ってなんだよ」とお考えと思われるので、まず呟き(以下、当該ツイート)を拝見頂ければと思う。

某サイトに記載された『SPY×FAMILY』の感想を引用したあとに「人の心とかないんでしょうか?」とコメントを添えた。それだけ。
引用元↓

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が、何故かこの引用文を俺のコメントと勘違いした方々がかなりの数いたようで、「コイツ(俺)はSPY×FAMILYを馬鹿にしている!」「なろう系を貶めるな!」「そもそも女性は~」といった引用リツイートやリプライとともに拡散していった。
(この記事を投稿したころには5,100件近くリツイートされており、インプレッション数は392万とバグみたいな数字になっていた)

””1/3””炎上というのは、引用した感想を俺の意見と勘違いした1/3ほどの方々が騒ぎ立てていたという意味だ。申し訳ないが割合の根拠は体感。ただ凡そ合っているとは思う。

この炎上拡散は約36時間にわたり続き、「漫画読むの向いてない」「人生つまんなそう」「なろうの意味をご存じない!?」など俺への個人攻撃がバンバンとリプライで飛んできたり引用リツイートでも似たような反応とともに晒されまくるのは勿論のこと、俺へのリプライが自身初の100いいね超えで「人生初の100いいねです!」と喜んでいた人に別の人が「他人のバズったツイートで~ネチケットを守れ」と嚙みつき更にまた別の第三者がリプライで応戦し大乱闘となったり(他所でやれ)、『SPY×FAMILY』の著者が男性か女性かについての考察がリプライで交わされていたり(他所でやれ)、反ワク団体やゆっくり動画作成者やゲーム実況youtuberがリプライ欄に乱入したり(勘弁してください)、もはやカオスとしか形容できない惨状となった。もう無茶苦茶ですわ。
初めて100いいね超えた方、おめでとうございます。俺はリプライの件は気にしてません。

かたや普通に俺の引用した感想についての賛否をリプライ・引用リツイートした方々も多数おりました。(別に賛否について議論したいとか高尚な考えで呟いたわけではないが)

これが普通の反応と思っていたため秒速で増え続けるリツイートの数を眺めながら「なんで俺が呟いたと思う人が沢山現れるんだ?」と首を傾げていると、フォロワーさんのある呟きが目に入った。

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ぶっ飛んだ。コペルニクス的転回に近い衝撃に襲われた。ここまで考えたことなかったので。
せっかくのいい機会なので “”文字は読めても文章は理解できない””について調べ、考えてみることで過剰反応の原因を分析することにした。
俺自身がネタになるこの機会を逃すわけにはいかない。

「文字は読める 文章が理解できない」などでググって調べたところ、既に2018年の段階で言及されている。

なるほど~。もう終わりだよTwitter。

ほかにもこんな記事があった。

なるほど~。もう終わりだよこの国。

最初に紹介したまとめで指摘されている内容の一つとして「文章の一部分を切り取って話す」というのがある。
補足すれば、特定のキーワードに過剰に反応・着目し相手の話の全体像が理解できていないということだ。
改めて当該ツイートへのリプライや引用リツイートを読んでいくと今回のツイートでは””なろう””についての反応が目立っている。
「なろうの概念があやふやすぎる。なろう見たことある?」
「ドラえもんすらなろう系に見えそう」
「なろうの意味をご存じない!?」
こんな感じのリプライと引用リツイートが大量にある。
(リツイートされた後の個々人の呟きについては数が多すぎて追っていません)

そもそも俺自身は『SPY×FAMILY』を””なろう””だと言っていないのだが、特定の層はこのワードが大好物過ぎて真っ先に「反応」してしまった。
つまり一部の人たちは””なろう””のワードが目に入った瞬間に、もうこれしか頭の中で考えられなくなっている。
やれ「そもそも女向けなろうは既にたくさんある」だの「なろう系とは…」「なろう系って要するに今の王道ってことですけどね」「女向けなろうって〇〇〇〇(延焼させたら嫌なので伏字にしました)とかだろ」だの、散々オタクの間で議論されているであろう、なろう系の定義についての語りを俺にされても困る。実際の会話でもこんな反応になるの?まず言葉を発する前に落ち着いてほしい。あと純粋に怖い。

…この文章が原因で「なろうを馬鹿にするな~」「なろうの定義は~」など見当違いな反応が飛んできそうな気がしてきた。なろう原作アニメは俺も視聴してるし好きだよ。『失格紋の最強賢者』はイリスが特に好きでさ~(割愛)。

次の指摘で挙がっているのが「自分の内面世界で一人相撲」だ。
再度当該ツイートへのリプライと引用リツイートを読み返す苦行(くぎょう)をすると、これも沢山あった。
「それ、ババア向けなろうじゃん。勘違いしないでよおばさん、ババアは女じゃないからw」
「だったらヨルさん(俺注:作中のキャラ)がブサイクなおばさんじゃなきゃフェミが自分を投影できずにピキッちゃうだろ!」
「東リベもオタクに優しいフォーマットだと思う」
どういう思考回路でこれを送り付けてきたのか謎すぎる。
推測してみると1つ目の反応は俺のことを妙齢の女性と勘違いしているように読み取れるが、文脈的に女性同士の世代間対立?に主旨が置き換わっている。なんで???
2つ目の反応はフェミが突然登場している。ツイートした人の内面世界では常にフェミと戦っているのだろうか。俺を巻き込まないで欲しい。
3つ目については当該ツイートから何を連想して『東京卍リベンジャーズ』が出てきたのか意味不明である。解読できた方、教えてください。

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他にもご紹介したい反応が沢山あるのだが、一人相撲の都合上長文が多く、何個も紹介するとこの記事を読んでいる皆様は間違いなく読むのを止めるため控えさせていただく。

また面白いことに「文章の一部分を切り取って話す」と「自分の内面世界で一人相撲」の複合型も存在した。
一例がこれ↓
「女性が恋愛&子供生みません!になったらタヒに絶えるのは男性が先じゃないか?」
この突飛な反応は俺の想像を完全に超越しているため推測に自信がないが、「恋愛」「出産」というワードが目に飛び込んだ瞬間に思考がそっちへ全力フルスロットルし、自分の内面世界にある特殊な思想が脳内で合流した結果一人相撲が始まったと思われる。

この記事を書くにあたって5回くらいリプライと引用リツイートを読み返している内に「実はおかしいのは俺じゃないのか?」という考えに陥りかけたものの、体感1/3くらいの方々が引用意見について賛否両論を述べていたことを同時に再認識し正気を保つことができた。

残りの1/3ですか?
「日本語読めない奴いて草」「は?じゃあ解説してみろよ」というレスバや、当該ツイートに関する俺の心情は何なのかという神学論争、なめろうの写真、タマモクロスの画像、色々。
これらを紹介しても皆さんの時間を浪費させるだけなので控えさせていただく。
というか途中から俺の呟き云々ではなく当該ツイートの意味分かるだろ派と分かんねえよ派の争いに主軸が置かれていた感がある。

今回の出来事は、定義曖昧な””なろう””というワードと現在大人気放映中の『SPY×FAMILY』への感想が組み合わさって起こった偶然の産物だと考えている。
適切な例えが浮かばいないが、これが別の組み合わせなら今回みたいなことは起こらなかっただろう。

最後にもう一つ。
基本的に俺は個人攻撃リプライや引用リツイートに対しては「うっせバーーーーーカ笑」のスタンスで読んでいたのだが、突然不特定多数にぶっ叩かれまくるのは人によっては耐えられないと思う。
最近話題の元某Vtuberの中の人が、何かするたびに多くの人間から心無い反応を受けているのを見ると、面の皮も厚くなっていかざるを得ないよ。

もしこの記事が当該ツイートへ個人攻撃リプライ・引用リツイートをしていた方々の目に留まれば「コイツ(俺)の文章力がクソだから!w」と言うだろう。
俺自身も文章力が備わっているとは思っていないので、それ自体は完全否定しない。
取り敢えず先回りで俺から記載しておく。

ちなみに俺の完全主観で悪質と思ったアカウントは非公開リスト「怨」へぶち込み、反応ツイートとその文脈上に位置するツイートは全てスクショし画像フォルダ「呪」に保存している。
また本編中で記載したリプライや引用リツイートはほぼ全て原文です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆様が“”文字は読めても文章は理解できない””についての理解が深まる一助になれば幸いです。
本当は別記事をnote初投稿で書いていましたが、ある意味こっちのが初投稿らしくていいですね。
また『SPY×FAMILY』は原作・アニメともに毎週隔週楽しみにしておりますし今後とも応援させて頂きます。

以上

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