自担がいなくなったグループのデビュー発表に立ち会いました

3月16日、私が5年応援した大好きな大好きなグループがついにCDデビューすると彼らの口から発表された。広く大きな京セラドームが文字通り揺れたかと思うくらい大きな声があがっていて、メンバーもオタクも沢山泣いていた。勿論私もそのうちの1人。ただ違う涙だったな、って思ってる。出会ってからずっとこの日を待ち望んでいたのに、そこに貴方はいなかったから。
覚悟していたのに、やっぱりついぞ姿を確認することが出来なくて、今ここに貴方がいたら私なんかより何十倍も泣いていたんだろうな。どんな言葉を伝えてくれたんだろうか。見たかったな、一緒に泣いて喜びたかったな、おめでとうって伝えたかったな、なんてもう二度と実現しないタラレバばかりを考えてしまった。

思い返せば2023年、これまでで一番「この子達はデビューするんだな」って感じさせられる1年だったように思います。彼らのこれからが楽しみでしょうがなくて、明るい未来しか想像してなかったね。
そんな時に事務所がゴタゴタし始めて、名前が変わり形態が変わり、これまでと同じではなくなってしまって。
デビューを夢見る気持ちと、今はまだ無理なんじゃないかという気持ちがせめぎ合ううちに2023年が終わりかけて。そうしたら自担がいなくなってしまった。

あの日のことを忘れられないし、あの日から今日までずっとぽっかり穴が空いた状態で過ごしています。貴方以外の推しに出会い、充実してはいたけれどそれでもやっぱりふとした瞬間に2023年の前半に戻りたいなと思ってしまう。そんな毎日でした。

そんな私とは裏腹に前を向き続ける5人の姿を見てなんて眩しいんだと思った。なんて強いんだと感動した。そしてそれについて行くファンの皆も。過去に縋り続ける私はきっとこの子達の輝かしいこれからに邪魔な存在なんだろうな、って何となく感じながらも、自分がこれからどうあり続ければいいのか悩んでたなあ。
貴方がいなくなってしまっても、5年大好きだったグループだったから。じゃあこれでばいばいだね、とはなれなかった。皆のことも大切だったもん。

そんな時結成記念日に初めての単独公演を配信でリバイバルすることが決まって。この名刺代わりの舞台を今このタイミングでやることに大きな意味があるし、皆の覚悟が伝わった。
私にとっても思い出の詰まった大好きな公演。最後べしょべしょに泣く姿を見て、この子を一生応援したい。幸せにしたい。って覚悟を決めたあの公演を、貴方のいない形で再上演する。
結論から言うと見れませんでした。苦しさが勝ってしまった。

ただ、皆が最後の部分だけでも見てって声をかけてくれたのでそこだけ拝見しました。宮崎P、言葉を選びながら寄り添って伝えてくださったこと感謝してもしきれません。
美談にするな、なんて声もあったけど私にとっては決別のように感じられた。5人と1人の道は完全に分かれたんだと、言語が出来ないけどそう思った。
貴方がいた歴史をなかったことにせず、でもこれが最後でもう触れられないんだろうなあって。何でだろうね。何かそう実感したんだよね。

だから本当はドーム公演も行くかどうか悩んでた。誰よりもドームにこだわっていた貴方が立てないドーム。見るのが単純に怖かったし、道が分かれてしまったのにこの空間に一緒にいていいのかななんて不安もあって。お友達が誘ってくれたから悩んだ末に2日間足を運んだけど、良いのかなってギリギリまで申し訳なさのようなものを感じていました。

当日は貴方のグッズは見えないようにバックの底にしまい、何度も何度も鏡を見てオレンジ色を身にまとっていないか確認した(笑)意味無い配慮だと思うけど、何となく。そうした方がいいのかなって。

始まる直前はなんか吹っ切れてて「泣かないかも!」「見届けよ!」って笑いながら言ってたな。発表あるといいね、なんて隣のお友達に話したり。
まあ結局1曲目のイントロ聞いて全部終わったけど。

元来パートの少ない貴方が、だからこそ限られたパートを大切に楽しそうに歌う姿が大好きだった。あまり歌は上手くなかったけど、いつもいつも丁寧に歌う姿が愛おしくて宝物だった。
そんな貴方がもらった歌い出しのパートは、貴方のために書かれたような歌詞で。私はこのパートがいっっちばん大好きだった。貴方が歌うからこそ意味があるんじゃないかとまで思っていた。

そんなパートは当たり前に別の子が歌っていた。何にも間違ってない。引き継いで歌うならこの子がいいな、とも思っていたのにいざその姿を見たら涙が止まらなかった。「本当に本当にいなくなったんだ」と痛いほど分からされたような。道が別れたんだと思い知らされたなんて言っておきながら、心の底では信じられてなかったんだろうなあ。

5年って長いような短いような、でもその期間に沢山の曲と思い出ができていたからどれも正直に申し上げると辛かった。この曲得意なコンセプトで輝いてたな、この曲毎回こういうパフォーマンスしてたな、ってそんなことばっかり考えてて場違いだったと思う。今ふりかえってみても。

そんな中で発表されたCDデビュー。おめでとう!が一番だった。これは本当。嬉しかった。沢山苦労した皆が伝えてくれたデビューの言葉が嬉しくて、皆頑張ったね良かったねって心の底から思った。
その後で6人で発表する姿を見たかったなあって。あとは冒頭のタラレバを考えてまたハンカチ握りしめてえんえん泣いていた。

ここで泣いちゃう私はやっぱりドロップアウトだね。これからよりもこれまでに思いを馳せちゃう私は、きっとここが一区切りだ。

2019.3.19に出会った最高のグループ!楽しくて面白くて格好よくて自慢の皆!出会っちゃったのが運の尽きだった!君らでしか満足出来なかったよ!5年間本当に本当にありがとう!沢山笑顔をくれてありがとう!頑張ろう、の源になってくれてありがとう!私の可愛い5男坊に時に厳しく基本のびのびさせてくれてありがとう~~~!!!

誇張抜きで人生でいっっっっちばん楽しい5年間だったよ。もしかしたらまだまだ大きな壁が立ちはだかることもあるかもしれないけど、皆ならきっと大丈夫。だって私の自慢のグループだもん。離れた場所からかもしれないけど、ずっと応援してます。活躍してる皆を見て「私この子達の応援してたよ」って自慢させてください。

Aぇ !group、CDデビューおめでとう!みんなのこれからに未来永劫の幸あれ!!

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