8月11日に決算を迎える企業が面白すぎた

なので、ここに簡単にまとめておきます。

日本の皆さんいいですかー??投資はー・・・そう、ジ コ セ キ ニ ンですねー!(ニカッ)
では、ダン・タk...ではなく、私がいろんな意味で面白いと思った、8/11に決算を迎える企業をご紹介します。メジャーどころは省略です。

1. メディキット (7749)

人工透析などに用いられる留置針で国内シェアトップだそうです。多くの方々の命を支えている企業には頑張ってもらいたいと思ってしまいます。

業種は精密機器、事業の概要は「 使い捨て医療機器メーカー。人工透析用留置針で首位。フッ素樹脂加工に強み(株探より)」だそうです。

コロナウイルスによる医療現場の逼迫により、心血管や脳血管の不急手術は先延ばしになることが多いようです。術中、術後の免疫力低下時のウイルス感染が心配ですし、そもそもウイルス感染をケアするための医療用品も不足しているでしょう。医療に携わる皆様には本当に頭がさがる思いです。

しかし残念なことに、血管手術の延期は当該企業にとって致命的な痛手であることは間違い無いでしょう。ですが、医療用針の需要は今の手術先延ばし期間を過ぎれば必ずや伸びます。なんとか今回の1Q決算では傷を最小限にとどめ、今後ますます飛躍してほしいと願っています。

2. 野村マイクロ・サイエンス (6254)

超純水装置の大手企業です。厚木に本社を構える電子・医薬系の企業です。

業種は機械、事業の概要は「超純水装置大手。半導体・製薬向けに強み。韓国、台湾など海外拡大(株探より)」だそうです。

超純水というのは半導体製造には欠かせませんね。最近台湾のTSMCが絶好調という話も聞きますし、半導体生産に必須のインフラ的な立ち位置として今後存在感を増すのではないでしょうか。

また取引先を国内はもとより、海外に複数持っているのはいいですね。韓国・サムスンだけでは通商上の齟齬が生じた際に業績に影響を及ぼしますが、台湾とも取引を拡大しているというのは大いに評価すべきだと感じます。

ファンダ的にはEPSも順調に伸びていますし、前回の四半期決算もかなり好調なので今回も期待がかなり持てます!通期での成長率はややばらつきが大きいものの、前回決算や昨今の情勢を踏まえると今期は無事に決算を通過してくれそうな雰囲気です。

業績の好調さは、チャートにもしっかりと表れています。先月にはおよそ12年8ヶ月ぶりに2000円台に回復したそうです。IPOがピークでそこからずっと停滞していた企業ですが、ここ最近かなり盛り返してきています。このままどこまで株価を伸ばせるか、注目しないわけにはいきませんね!

3. メディカル・データ・ビジョン (3902)

またも医療系ですが、今度は医療ネットワークの分野です。

業種は情報・通信業、事業の概要は「病院・診療情報「データネットワーク」、製薬向けに診療情報データの利活用サービスも(株探より)」だそうです。

まず印象的だったのは、公式サイトを訪れた際に真っ先に目に入った、企業の理念とも言える文言です。当該企業のコピーは「医療を選択できる社会を実現するために」でした。近年ではインフォームド・コンセントも当たり前のようになり、また大きな医療判断の際にはセカンド・オピニオンを求めることも多くなりました。

しかし、患者自身が自らの状態や診察結果を吟味して、どのような医療措置を受けるかを選択するというのはまだまだ一般的ではないように思います。PCやスマホなど私たちの身近なデバイスを通して自らの状態を把握し、その上で納得のできる医療を受けられるというのは大変素晴らしいことだと感じました。(ゴネる人もでてきそうですが。。。)

さて、前回の1Q決算ですが、これは素晴らしいの一言に尽きます。売上営業利益率が20%近くあるのは頼もしいですね!この調子で、8/11の中間決算も大いに期待したいところです。加えて、ここは有利子負債がゼロというのが素晴らしいです。財務が健全で、ファンダメンタルも申し分ありません。時価総額が600億円で、まだ海外の機関投資家も参入していません。これは正直言って期待が持てそうな企業です。

4. シルバーエッグ・テクノロジー (3961)

AIによるウェブ・マーケティングに強みを持つ企業です。シルバーエッグっていう企業名がなんかかわいいですね(*´ω`*)

さて、業種は情報・通信業、事業の概要は「AI利用のウェブマーケティングサービスの開発・提供。リアルタイムでおすすめ商品表示(株探より)」だそうです。

まあはっきりと言って今イケてる業種の一つですよね。マザーズに上場しているベンチャー企業にありがちなテーマです。そういった競合他社が多そうな中で、これだけの業績を叩き出しているというのは素晴らしいと思います。四季報によると、類似した画像から商品を高精度で識別し、それを顧客に推奨するシステムを構築したようです。こういったユニークネスこそが企業を飛躍させるので、私は大変面白いと思います。

経営規模は小さいながらも順調にファンダの数字を伸ばしているので、長期ホールドをすると面白いかもしれませんね!そのためにも、今期の決算がどう出るか注目していきましょう!

5. フロンティア・マネジメント (7038)

これはサークルで分析を出したので割愛します。

6. 豊商事 (8747)

ここは正直、今回の決算ではかなり面白い企業だと思います。金を中心とした先物を扱っています。

業種は証券・商品、事業の概要は「 商品先物大手。貴金属が主力で対面営業中心。株価指数証拠金取引等も(株探より)」だそうです。

いうまでもなく、今は金取引がアツいです。7月下旬には金先物価格が史上最高値を更新しました。当該企業が金先物の国内最大手であるのであれば、決算も好調じゃないはずはありません。2020年3月の本決算でもファンダも申し分ないので、今回の決算発表でどこまで伸ばせるのか期待がかかります。

しばらくは金価格も安定して上昇しそうです。一年後どうなっているか、そしてその時に当該企業の収益がどうなっているのかは誰にもわかりません。しかしながら、向こう半年くらいの期間を考えた場合は、金はもとより当該企業の業績というのは非常に面白いものと思います。

7. マミーマート (9823)

みんな大好き、埼玉県を拠点とするスーパーマーケットです。

業種は小売業、事業の概要は「埼玉地盤の食品スーパー。「マミーマート」が主力。低価格業態や生鮮強化店も(株探より)」だそうです。

ここは成長性が素晴らしいです。小売業の宿命なのか売上営業利益率やROEは低調なのですが、前回の四半期決算ではかなりファンダを伸ばしています。巣篭もり需要によるスーパー業界躍進に乗っかり、今期も爆絶決算を出してくれるものと期待しています。

JMホールディングスや大黒天物産など、他のスーパーが7月くらいから株価頭打ちとなっていた中で、ここは8月まで継続的に株価を伸ばし続けていたというのも注目に値します。先週くらいからやや下げ始めたものの、今回の決算でどちら側に振れるかに注目です。ただ、ここは出来高がそんなに大きくありません。取引のタイミングには注意してください。

8. リバーエレテック (6666)

ここは事業が面白いと思い注目しています。世界最小水晶振動子や電子ビーム封止工法など、興味深い独自技術の塊のような企業です。

業種は電気機器、事業の概要は「 水晶振動子など電子部品製造メーカー。独自の制御技術に強み。5G関連開拓(株探より)」だそうです。

ここも例によって前回決算がなかなか好調でした。独自技術への評価が決算へどれほど反映されているかに注目です。世界最小水晶振動子は5Gに欠かせない技術らしいです。ぜひ日本の技術力を世界に見せつけ、当該企業も飛躍してほしいと願っています。

一点気がかりなのは、当該企業の製品がかつてApple Watchにも採用されていたという点です。その際に株価が今1600円台と現在の倍くらいまで上がったのにまた下がっています。つまりApple Watchでの好機を十分に活かすことができなかったと私は捉えています。5Gへの需要が高まる中、次はどのような経営を進めるかにも注目すべきです。個人的には、ぜひ頑張ってほしい企業です。

9. リスクモンスター (3768)

名前がすごいなーと思いました(小学生並みの感想)。いや株探さん、略称が『リスモン』ってw もうデジモンか何かにしか見えませんよ(笑)

最後に

いかがだったでしょうか。気になった企業はありましたか?

私は事業内容に将来性があり、かつチャート的に中期的な伸びが見込める企業を選別し、その中から面白そうな企業をピックアップしています。それでも8企業(+1)もあったので、記事で取り上げてみました。

昨今は決算が好調でも株価が下がることも多く難しいのですが、業績さえ良ければいつかは必ず上昇するはずです。今回いくつかの企業は将来への期待(と1つのネタ枠)で取り上げましたが、他はそれだけの底力があると信じています。8/11の決算結果、ぜひ注目してみてくださいね。