バーナム効果と占星術
バーナム効果。ご存知でしょうか?
バーナム効果とは、非常に曖昧で広範な記述で多くの人に当てはまるようなことであるにも関わらず、多くの人に個々人に特化されたものとして受け入れられる心理的な現象です。
A型だから神経質。
O型だから大雑把。
という、あれです。
バーナム効果の話をしながら占星術の話をするのは正直嫌になります。
バーナム効果とは、しばしば占いの信憑性を問う議論で引き合いに出されます。
そりゃそうだ、「今月は新しい人との出会いがありそうです」なんていう予測は誰にでも当てはまります。
人間は、自分に関連すると感じる情報には特に注意を払い、そうでない情報は無視する傾向があります。
「赤い車が欲しい」と思っていたら赤い車ばかり目につくのです。
結婚が決まった途端に普段意識すらしていなかったチャペルやドレスの種類が気になったりします。
バーナム効果を批判的な視点で用いると
・科学的検証の欠如
占星術の主張は、再現可能な科学定方法で検証されることが少ない。
・確証バイアス
人々が自分の信念に合致する情報を選択的に記憶し、認識する傾向
・効果の一般性
占星術が提供する情報は広範囲です。多くの異なる人々の経験に当てはまります。
予測が個人にとって特別な意味を持つかのように錯覚します。
といった点があげられます。
バーナム効果を通じて占星術を批判的に考察することは、この信念体系の科学的根拠や客観性に疑問を投げかけます。
だけどさぁ。多くの人々にとって占星術は自己探求のツールとしての価値を持ち続けているんだよね。私もその一人ではあります。
占星術を学んでいる者として、星占いの仕組みは理解できます。
今日のラッキー星座!とかは、大体月がいいアスペクトを組んでいる星座です。
だけどその星座全員がラッキーな訳あるかい、という話です。
だけどさぁ。占星術には価値があると思うの。
バーナム効果を利用して、個人のポジティブな自己認識を強化すること。
客観視することも可能なのだと思うの。
占星術が「正確」であるかどうか、そんなことはどうでもよくて
それが人々にとってどのような意味を持ち、どのように役立っているかがより重要なんだよね。
なんの話だって感じで、すみません🥺
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