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「好き」に素直なままでいたいのに


ジュニア担とは。わたしは最近よくこの言葉について考えている。ジュニア担の概念というか価値観というか。ジュニア担としての生きる環境が変わってきたように感じていて。何がどう、という詳細を記載するのは控えるけれど。距離の近さ。気持ちの近さ。気づいたらどこか薄れているように見えて。強欲なまでの執念と執着と。でもその先にある愛がわたしにはとても眩しく見えた。応援している。一緒に進んでいる。その感覚が薄れてしまっているように見えて。テレビやラジオひとつ出るのにも大歓喜の大宴会で大騒ぎしていたのに。ああ。あああ。生を感じたい。常に今を一緒に生きているその感覚が欲しい。知らない事なんてなくていい。毎月だって毎週だって毎日だって会えるなら会いたいんだ。そうやって。そうやって。ああ。あああ。今日もわたしは答えが出ない自問自答を繰り返している。


広く大きなステージの一番端で踊っていたけれど、わたしにとってはそこがステージのセンターになっていた。まるでそこにだけスポットライトが当たっているかのように見えるんだ。何故だかそこだけ視界がクリアに見えてしまうんだ。後ろ姿。ちょっとした咳払い。暗闇の中で浮かび上がるシルエットだけの立ち姿。あの腕は。あの横顔は。あの肩幅は。あれは。全部全部、きみだってわかる。きみだってわかってしまうんだ。もうきっときみにしか目がいかなくなってる。わたしという人間はそうやって知らぬ間にカスタマイズされてしまっていた。いつでもどこでもきみに夢中なんだ。でもそんなわたしにも時々メンテナンスが必要。お水だって日向だって欲しい、愛情だって欲しいけど、日陰で少しだけ休ませて。そしてまた元気になって戻るから。きみの元に。きみの元に戻れる幸せ。そうなの。きみ仕様にカスタマイズされたわたしはそれがオリジナルのわたしになっていたみたい。アップデートを繰り返しても。結局きみのますますの虜になるだけ。不思議だな。しぶといな。でもわたしはこの今の感じが好き。好きだよ。きみのことが大好きだよ。会いたいな。声が聞きたいな。こっちを、見てほしいな。この空の下できみが今日も笑ってくれていたら嬉しいな。


気付いたら存在意義を見出すようになっていた。浅はかだな。馬鹿だな。見返りなんて求めちゃいけない。求めるべき対象ではない。わかっているのにどうして。どうしてこんなに好きになっちゃったんだろう。もう今すぐベロベロに甘やかしたいし甘やかされたい。わっはっは。


何事でもそうだけれどその言動に伴う「思いやり」が見られない人がとにかく苦手。今日はそんな相手のそんな姿にばったりカチ当たってしまってしばらくイライラしてしまい、その状態のまま上司と接してしまった。すぐにいけなかったな良くなかったなと反省して上司に謝りにいった。さっきはごめんなさい、ちょっとこういう事でイライラしちゃってて。生きていてそして大きくなればなるほど言葉で「ごめんなさい」って言うのはちょっと勇気がいる。けれど、ちゃんと言う。「おはよう」。「こんにちは」。「それ素敵だね」。「かっこいいね」。ちょっとだけ言い難い事こそ気持ちがストレートに伝わると思っていて。そう。だからこの言葉も。「好き」。「好きだよ」。早く言いたい。声に出して言いたい。真っ直ぐ目を見て言いたい。ねえ、好きだよ?


別の日別の時。また気付いたら。自担がリア恋枠に参入していた。何だあの胸キュンは。何だあの照れた姿は。リアルか。リアルな恋か。これがリア恋か。そのキャラクターやビジュアルからリア恋なんてワードに自担が一番遠いものだと思っていたのでただただ驚いている。慄いている。はあこわい。男の子の成長って速くて怖くてこわい。気づいたら男の子じゃなくなってる。はあ。好き。


6月25日。この日はわたしの誕生日。一年で一度の日。ジャニーズを好きになってから気づいたけれど、わたしの誕生日らへんには現場が全くなかった。唯一あったのは嵐のワクワク学校。初年度公演が誕生日に開催されてすっごく嬉しかった思い出。自担と過ごしたことのない誕生日。この空の下で同じ地球上で生きているのに、自担がその日何をしているのかリアルタイムで知ることは今までなかった。それが今年はどうだろう。その日にラジオの生出演が決まっている。らじらーサタデー。最高。それを楽しみにずっと過ごしてる。リアルタイムな自担を感じられる自分の誕生日。いい日になるといいな。お昼は母親を連れてお寿司を食べてくる予定。誕生日こそ親に感謝しなくちゃね。お母さん、いつも産んでくれてありがとう。


わたしがクソアプリ()によりメソメソウジウジして枕を濡らしたり布団でゴロンゴロン(正確にはYouTube見ながらダラダラ過ごしているだけ)している間に地球は回っていた。夏の次は秋。わたしには秋に自担に会える機会と権利と可能性がある。夏の現場の当落すら出ていないのにもう秋の現場に向けてアップを始めなくてはいけないなんて。靴紐緩めてる隙なんてオタクにも自担にもないって事でしょうか、ねえ神様ジャニー様。自担の誕生日公演は今年はなし。HPで真っ先にそこだけ見に行ってはうっかり会社で叫んでしまった。ねえ!!二十歳の!!誕生日なんだよ!!!今年は!!!そう隣の席の男の子に叫んでも「…あ?」と冷ややかな目で返された。あ?ではない。落ち着いて、と言われたけどとてもじゃないけど落ち着けない。二十歳をその日にお祝いしたかった。その日わたしは何をすればいいのですか。働けばいいのですか。会社で泣きながらケーキを貪ればいいのですか。秋。わたしに絶対秋はくる。そしてわたしに絶対夏もくる。元気出そうね、わたし。


そろそろ戻ります。お迎えよろしくね。

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