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あの日の事 #2

猪狩くんが自宅で漫談ラップを披露したあの日の事。

2020年春。日本中、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るった。日本では「緊急事態宣言」という、これまで生きてきて聞いたこともないような宣言がなされ、外出を控えるよう要請があった。

春。春といえば現場。HiHi Jetsは春祭りとして六本木EXシアターでのライブが予定されていたが、それも残念ながら中止となってしまった。

自担に会えない春。寂しい。つまらない。退屈。
しかしそれ以上に新型ウイルスが意味不明で得体の知れないものすぎて、怖い。怖い怖い怖い。

そんな中、ジュニア達は自宅からアイランドTVを更新してくれていた。その心意気がとにかく嬉しかった。

HiHi Jetsも、猪狩くんも、もちろん各々の自宅から更新してくれた。それはあまりにもオフな表情のそれだった。新鮮だった。まさか自分の好きなアイドルの、自宅内での様子が見れるとは思わなかった。衣装ではなく日常的に使っているであろうパジャマ姿が見れるとは思わなかった。映り込む全てが宝物で尊い映像だった。

しかしまぁ。
一筋縄ではいかないのが猪狩くん。
他と同じ事をしないのが猪狩くん。

猪狩くんはただ自宅での様子を撮るだけではなく、簡易衣装とばかりに自前の甚平に着替えて、漫談風の創作ラップパフォーマンスをアイランドTVで披露してくれた。

猪狩蒼弥「閑古鳥の鳴く部屋で」
https://j-island.net/movie/play/id/4861

この動画では、ラップ詞がリズムに合わせて画面に出るような編集までされていた。この動画がとにかくめちゃくちゃかっこよくって、だってこんなご時世なのに、いくらでも自宅でのゆるい姿を見せてくれるだけでいいのに(いやその姿も十二分に見せてくれて大感謝…!!)、猪狩くんはアイドルとしての姿を貫いて見せてくれたのだ。

自宅でもわたしのアイドルでいてくれた猪狩くん。
エンターテイナーとして、ひとつの作品を新しい試みとして見せてくれた猪狩くん。

好きだなぁ。
大好きだなぁ。
いちいち好きにさせてくるなぁ。
悔しい。
狂おしい程大好きです。

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